webアプリを作る3つの手順!webアプリ開発のための方法とは

webアプリとは?

webアプリとはインターネットに接続して、インストールせずに利用できるアプリのことです。Amazon・Twitter・Facebook・Googleドキュメント・Gmail・Skype・YouTubeなどが有名です。

ネットワーク環境は不要でインストールが必要なアプリをネイティブアプリといいます。WindowsだとMicrosoft OfficeのExcel・Word、MacだとPhotoshopが知られています。

webアプリの仕組み3つ

webアプリはユーザーの要望をwebサーバーが保管・提供、データベースが情報の取得や登録をして、ブラウザを介してユーザーに表示する仕組みとなっています。

webサイトは情報の閲覧だけですが、webアプリは、Gmailで送信できたり、Twitterで投稿やコメントしたりとユーザーが参加できます。

webアプリの仕組み1:フロントエンド

webアプリの仕組み1つ目はフロントエンドです。コンピューターシステムのユーザーが直接操作できる部分で、表示やデータ入力を行うための仕組みを指します。

webアプリの仕組み2:バックエンド

webアプリの仕組み2つ目はバックエンドです。

フロントエンドは、ユーザーが直接選択したり情報を書き込んだりできる部分で、バックエンドはユーザーが直接触れない部分を指します。ユーザーが入力した情報をもとに、そのデータを処理して反応するのがバックエンドの役割です。

webアプリの仕組み3:データベース

webアプリの仕組み3つ目のデータベースは、大量のデータを管理・再利用しやすいように再現されたもの、または整理された塊を指します。

webアプリケーションはユーザーの要求に反応して、データベースへ情報の入れ替えを行い、結果を表示して記録や保存をします。

webアプリの作り方の手順3つ

webアプリを作る手順は、まず企画・設計をしてどんなサービスを作るか決めます。そのあと、プログラミング言語やフレームワークを選定し、実際に開発・公開する流れになるでしょう。

以降で手順を3つに分けて説明していくので、参考にしてみてください。

webアプリの作り方の手順1:どのプログラム言語を使うかを決める

webアプリの作り方の手順は、まずどのプログラム言語を使うかを決めなければなりません。

フロントエンドの開発をするか、バックエンドの開発をするかで選ぶ言語が異なり、作り方の手順も異なってきます。

フロントエンドの場合

フロントエンドの場合、HTML・CSS・JavaScriptは必須となります。

HTMLでwebページの構造、CSSでwebページのデザインに関する情報を決定します。JavaScriptはwebページにアニメーションなどの動きを与えるためのプログラミング言語です。

バックエンドの場合

バックエンドの場合、Java・C言語・C#といったコンパイラ言語、もしくはPHP・Ruby・Python・JavaScriptといったインタプリタ言語が必須となります。

コンパイラ言語は一括翻訳で速度が速く、インタプリタ言語は都度翻訳で速度が遅いという特徴があります。

言語の特徴は、Java・C言語(オブジェクト指向)、C#(Javaのいい部分を取り入れた言語)、Ruby(設計が明瞭)、Python(コードがシンプル、初心者でも学びやすい)、JavaScript(フロントエンド・バックエンド同じ言語で開発できる)となります。

webアプリの作り方の手順2:webフレームワークの選定

webアプリの作り方の手順2つ目は、フレームワークの選定です。フレームワークにある機能を利用することで、書き方が統一されてプログラミングが楽になります。

CakePHP:PHP用のwebフレームワーク、Ruby on Rails:Ruby用のwebフレームワーク、Django:Python用のwebフレームワーク、AngularJS:JavaScript用webフレームワーク、
ASP.NET:Visual Studio Code用のwebフレームワークなどがあります。

webアプリの作り方の手順3:webアプリ開発ツールの選定

webアプリの作り方の手順3つ目は、webアプリ開発ツールの選定です。ツールを使いこなすことによって、効率的にプログラムを開発できます。

Sourcetree(プログラムの変更履歴を管理する「Git」というシステムを、GUIでわかりやすくしたもの)、GitHub(「Git」をweb上で共有して使えるもの)、個人の場合はBitbucketやCacoo(仕様書・画面遷移図をつくるときに便利)などです。

webアプリ開発で重要なポイント

次は、webアプリ開発で重要なポイントです。

知識が身につけば、財産になるでしょう。途中で断念することなく、webアプリを開発し公開するために、以下のことに気を付けましょう。

モチベーションを維持する

webアプリの開発で重要なポイント1つ目は、モチベーションを維持することです。

何を作りたいのか、強いイメージを持ちましょう。そして毎日少しでも開発する時間を作り、理解を進めていきましょう。

エラーへの対処法を知る

webアプリ開発で重要なポイント2つ目はエラーへの対処法を知ることです。身近に聞ける人がいる環境であれば問題ありませんが、独学の場合、挫折の原因となってしまいます。

初心者用にweb制作に役立つリンク集をまとめたサイトやブログ、YouTubeなどもたくさんアップされています。信頼できるものを選び、作り方が分からなくなった場合や、エラーへの対処法を調べておきましょう。

作ったwebアプリの公開方法

フロントエンドとバックエンドが完成したら、いよいよ最終段階です。作ったwebアプリの公開方法をご紹介していきます。一般的にはサーバーをレンタルして公開する場合が多いようです。

自分でサーバーを立てて運用する

作ったアプリを公開する方法1つ目は、webサーバーを立てて運用することです。

AWSのCloud9、MicrosoftのVisual Studio Code 、IBMのEclipseなどのIDEにアクセスし設定します。

ドメインは専門の会社で取得します。この場合、レンタルサーバー会社で取得するよりも価格は安くなる傾向にありますが、ドメインに関する複雑な設定を自分で行う必要があります。

レンタルサーバーを借りて公開する

作ったwebアプリの公開方法2つ目は、レンタルサーバーを借りて公開することです。日本では「さくらインターネット」、「ロリポップ!」、「ヘテムル」などのレンタルサーバーが人気です。

ドメインとはインターネット上の住所にあたります。.net・.com・.info・.biz・.org・.mobiなど、サーバーをレンタルする際に選択します。たとえばIDを「example」にすると、http://example.comになります。

FileZillaなどのファイル転送ソフトを使用してサイトを公開しましょう。

webアプリ開発のための勉強方法3つ

webアプリ開発のための勉強方法をご紹介していきます。

webアプリを開発するためには、プログラミング言語をはじめとして、様々なツールを選択して学んでいかなければなりません。自分に合った方法で勉強していきましょう。

webアプリ開発のための勉強方法1:プログラミングスクールに通う

webアプリ開発のための勉強方法1つ目は、プログラミングスクールに通うことです。

一人で学ぶのとは異なり、講師の先生にサポートを受けながら作り方を学ぶことができます。また、わからないことを直接聞くこともできるので挫折しにくいというメリットもあります。

webアプリ開発のための勉強方法2:プログラミング学習サイトで独学する

webアプリ開発のための勉強方法2つ目は、プログラミング学習サイトで独学するです。

時間や場所を気にすることなく、自分が好きなタイミングで学習できるでしょう。また、無料のものもあるので、始めやすいというメリットがあります。

プログラミングを始めてみようと考えている方は、利用することを検討してみるとよいでしょう。

webアプリ開発のための勉強方法3:本で独学する

webアプリ開発のための勉強方法3つ目は、本で独学することです。本を持ち歩けば、通学や通勤などの移動時間を使って学習することができます。

また、出版するまでにいくつものチェックを受けているので、信頼できる情報が記載されている可能性が高いのもメリットといえるでしょう。

学習する目的や言語によって、選ぶべき本が変わりますので、購入する際は注意しましょう。

webアプリの作り方を理解しよう

webアプリの作り方を理解して、準備をしていきましょう。

まずは、どのようなサービスを開発したいのか明確にしたり、そのサービスを開発・提供したりするために必要なツールを選ぶとよいでしょう。

この記事で紹介した勉強方法などを参考にして、webアプリを開発してみてください。