データサイエンティストの求人の探し方7つ!新卒・未経験・経験者など
データサイエンティストの求人事情とは?
多くの企業がビッグデータの活用を目指しているので、正社員のデータサイエンティストの求人は増加傾向です。
データサイエンティストは新しい職種であり、ビッグデータブームもあって人手不足状態です。
経験者はもちろんですが、新卒や未経験でも多くの求人があるので、条件をよく確認して納得できる転職・就職を目指しましょう。
データサイエンティストの求人は増加傾向にある
データサイエンティストの求人は増加傾向で企業の規模や業種を問わず多くの企業が募集しています。
データサイエンティスト誕生時は、製薬会社や金融企業がデータ分析の求人募集程度でしたが、ビッグデータが注目させるようになり、専門家による分析需要が高まっているので、求人は増加傾向です。
ビッグデータを保有するメーカーは、同年代でも高水準の年収を提示する場合も多いほどの売り手市場です。
都市部に集中している傾向がある
データサイエンティストの求人は都市部に集中し、全国的な募集でも実際の勤務地は本社のある都心部の場合が多くあります。
ビッグデータが本社に集積されているので、東京や大阪などの都市部にデータサイエンティストの求人は多くありますが、地方での就職は難しい面もあります。
新卒や未経験の場合は、キャリアアップのために多くのセミナーが開催される東京を目指すことも必要です。
データサイエンティストの求人の探し方7つ
データサイエンティストの求人を探す場合、未経験と新卒、経験者で状況が大きく異なる点に注意します。
データサイエンティスト自体が新しい専門職なので、求人を出している企業によってデータ分析の使い方やレベルが異なる特徴があります。専門職として長年勤務している経験者も少ないので、将来像を企業も応募者もわからないまま行動している実態もあります。
自分の求める働き方や条件を明確にして、企業を探します。
未経験・新卒の場合
未経験や新卒でデータサイエンティストを目指す場合、大手企業にこだわらず、中小企業やベンチャー企業も探しましょう。また、研修などサポートがしっかりしているところを選びといいでしょう。
データサイエンティストは呼び名もバラバラで、データアナリストや機械学習(ML)エンジニア、AIエンジニア、BIアナリストなど様々な形で募集しています。
呼び名より実際の業務内容を確認して、求人を探すことも心掛けましょう。
求人の探し方1:大手より中小企業を狙う
大手企業は経験やスキルを重視するので、未経験や新卒は中小企業で経験を積むことを目指しましょう。
大手企業は年収や待遇も良いですが、即戦力を求めるので未経験や新卒には不利です。中小企業も募集しているので、経験を積むつもりで狙います。
データやマーケティングの募集でも提案を受け入れて柔軟に対応する企業や、異なる部門であっても業務内容がデータ分析のこともあるので就職してから諦めないことも大切です。
求人の探し方2:ベンチャー企業を狙う
ベンチャー企業は新規にデータ分析部門を立ち上げるプロジェクトも多いので、データサイエンティストの求人を探す方法として有効です。
データサイエンス系のベンチャー企業は、データ分析に特化しているので、求められるスキルも高くなりますが、やりがいもあります。
機械学習やAI分野を扱うベンチャー企業は、エンジニアで募集していることもあるので、業務内容を確認して探すと見つけられます。
求人の探し方3:研修がしっかりとしている会社か確認する
データサイエンティストとして働きながらスキルアップできるように、研修がしっかりとしている会社を選びます。
中小企業やベンチャー企業で研修体制が整っている会社は企業自体が成長しようという意欲があり、従業員を大切にする考えがあると捉えることができるからです。
就職してからのサポート体制を確認することは求人を確認するポイントであり、自分の成長のためにも欠かせません。
経験がある場合
データサイエンティストとしての経験がある場合の求人の探し方は、仕事内容や年収の確認も大切です。
データの分析が必要だから専門職を募集したという安易な企業もあります。仕事の内容や見合った年収かを考慮して判断します。
自分のキャリアプランを考えて、企業のネームバリューにこだわって求人を探す方法もあります。
求人の探し方4:仕事内容をよく確認する
経験のあるデータサイエンティストの求人に対しては仕事内容をよく確認することがポイントです。
経験者だから何でもできると勘違いして、データサイエンティストの仕事内容をよくわからないまま募集している企業もいます。イメージしていたものと異なった仕事を任されることや部署の雑用も押し付けられることもあるので、仕事内容を確認して自分の得意分野を生かせる求人を探しましょう。
求人の探し方5:年収について精査する
転職希望先の年収を現在の勤務先と単純に比較して決めないで、精査して判断します。
データサイエンティストの求人で高額なのは外資系ですが、英語力不問になると日本企業と同程度です。国内企業でも条件が合えば高額を提示する企業もあるので、条件を確認します。
以前の会社と比較して高額だから良いと判断せず、業務内容やポジション、やりがいを基準に考えるといいでしょう。
求人の探し方6:キャリアプランに気を付ける
転職をしたためにキャリアプランの変更を迫られないように、キャリアプランに気を付けて求人を確認します。
ベンチャー企業での実績を買われて大企業に転職しても、業務内容が合わずに結局自分の価値を落としてしまうこともあります。
自分のデータサイエンティストとしての価値を高められるような求人を探すことも忘れないようにしましょう。
求人の探し方7:会社のネームバリューにこだわってみる
大企業やデータ分析専門企業など、会社のネームバリューにこだわってみるのも経験者の強みです。
ビッグデータを所有する大企業やデータ分析専門の企業は、データサイエンティストの中では一目置かれる存在です。経験者ならではの力量と仕事のやりがいに重点を置いて、求人を探す方法もあります。
年収もそれなりに提示されるので、ステップアップしてきた自分を試すチャンスになるでしょう。
データサイエンティストへ就職・転職するための履歴書の書き方3つ
データサイエンティストとして就職・転職するための履歴書の書き方は、就職後にどんなことができるかを伝えることです。
未経験や新卒でも就職後にやりたい仕事内容や目標を伝えると、採用担当者にもイメージしやすく共感を得られます。経験者は今までの経験や自分のスキルを明確に伝えます。
未経験や経験者のどちらも企業を選んだ理由を書き、この企業で働きたい気持ちをアピールしましょう。
履歴書の書き方1:新卒の場合
「私は大学で統計学を専攻して、趣味でプログラミングを学び現在はPythonの習得に向けて励んでいます。」 「貴社のデータ分析部門で、将来はビッグデータ分析に携われるようになりたいです。」
大学の専攻や自分の学んだこと、興味のあることを伝えて、新卒でもデータサイエンティストとして企業に役立つことをアピールします。
企業の特徴や強みに自分を重ねることも、企業とマッチした存在として印象を残せます。
履歴書の書き方2:未経験の場合
「アルバイトでコンビニのレジをしていた時、曜日によって売り上げの違う商品があることに気づいて、POSのデータと合致した経験があります。」「その経験から、データ分析に興味を持ちデータサイエンティストを目指しました。」貴社の研修プログラムや未経験者も育てる方針と、やる気重視の社風に共感して応募しました。
未経験の場合、エピソードでデータサイエンティストとしての適性を具体的にアピールしましょう。
履歴書の書き方3:経験者の場合
「データ分析担当者として、Python 、R言語を習得しました。」「分析力向上にはプログラミングが重要だと考えており、貴社で新規設立のデータ分析部門のプログラミングでお役に立てると思い応募しました。」
データ分析部門の実績と扱える言語を具体的に示して、自分のスキルと経験をわかりやすく伝えています。データ分析者としての得意分野を提示して企業の求める業務内容とマッチするか確認します。
データサイエンティストに就職・転職するための勉強方法3つ
データサイエンティストとして就職や転職を希望する場合、オンライン講座やスクールに通って勉強する方法があります。
ビッグデータブームなので、データ分析にかかわる仕事は人気の職種です。オンライン講義やスクールも開講されているので、自分に合った方法を選んで勉強しましょう。
大学で統計学を学んだ経験やプログラミングをマスターしている場合は、参考書などで独学も可能です。
就職・転職するための勉強方法1:オンライン講座で学習する
自分のペースで勉強したい方にお勧めなのが、オンライン講座です。
有料で受講できる講座や、過去に開講していた講座がYouTubeで公開されているものもあるので、必要な教材を揃えて受講することもできます。
この他、企業が主催する養成講座がまとめられたものもありますので、自分が挑戦しやすい講義を受講します。
就職・転職するための勉強方法2:スクールで学習する
デーサイエンス専門のスクールが東京と大阪、福岡と札幌にあります。
通学だけのタイプとオンラインと併用タイプ、通学も対面式とマンツーマンの授業方法があります。データサイエンス以外にプログラミング中心の講義を行うスクールもあるので、自分に合った方を選びます。
卒業後の就職・転職を支援するスクールもあるので、入学前の確認がお勧めです。
就職・転職するための勉強方法3:参考書で勉強する
データサイエンティストを目指す方法として参考書で独学も可能です。
データ分析に関する専門書やプログラミングの参考書を、自分のレベルとペースに合わせて勉強する方法は、じっくりと基礎から学べるので、他の職業から転職を考える場合に適しています。
データサイエンティストの資格試験はないので、統計検定合格を目標にすると、張り合いもでき、自分のスキルも明確になって履歴書に記入できるのでお勧めです。
データサイエンティストになるための求人の探し方を理解しよう
データサイエンティストになるための求人の探し方は新卒・未経験と経験者に分けて考え、仕事内容や年収、社内研修の有無を確認します。
データサイエンティストは新しい専門職で、仕事内容を企業が把握していない面もあります。仕事内容や年収の確認と共に、企業内研修の有無で企業の方向性を確認します。
エンジニアや分析者など他の呼び名で募集されることもあるので、仕事内容の確認も重要です。