在宅SEに必要なスキル3つ!在宅SEのメリット・デメリットとは

在宅SEは完全在宅で作業は可能?

在宅SEは、オフィスに出社せずに仕事を行いますが、完全在宅で完結するとは限りません。

出社する必要がないため、ワークライフバランスのとれた生活を送りやすいという特徴がありますが、SEである以上、どうしてもクライアントとの打合せが必須な場面もあります。

そのため、在宅SEだからといって、全てが在宅で完結するとは限らない点には注意が必要です。

在宅SEの年収は?

在宅SEの年収は490万円ほどになります。

SEの平均年収は約490万円だと言われており、他のすべての職業の平均年収を比較しても高い傾向にあります。また、正社員として働いているSEの給料分布では、ボリュームが多いのは440〜506万円の水準となっています。

年齢別の平均年収は20代なら400万円前後、30代なら500万円前後になるでしょう。

在宅SEのメリット・デメリット

在宅SEのメリット・デメリットをご紹介します。

在宅でほとんどの仕事を行える在宅SEには多くのメリットがあるため、在宅SEになりたいという方も多いのではないでしょうか。しかし在宅SEにはメリットだけでなくデメリットもあります。

ここでは在宅SEのメリット・デメリットをご紹介しますので、在宅SEを目指している方は参考にしてみてはいかがでしょうか。

在宅SEのメリット2つ

在宅SEのメリット2つをご紹介します。

在宅SEは在宅でSEの業務を行うため、基本的な業務は自宅やカフェなどで行うことができます。そのため、在宅SEとしての働き方に憧れているという方もいるのではないでしょうか。

在宅SEには具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、まずは在宅SEのメリット2つをご紹介していきます。

時間や場所の制約を受けづらい

在宅SEは、時間や場所の制約を受けづらいというメリットがあります。

在宅SEはオフィスに出社する必要がないため、時間や場所の制約を受けづらいです。在宅で仕事ができるため、たとえば幼い子どもがいる場合や両親の介護など、何らかの事情があって家を空けられない人にも在宅SEには大きなメリットだと言えるでしょう。

コミュニケーションの効率が良くなる

在宅SEはコミュニケーションの効率が良くなるというメリットがあります。

在宅SEは基本的に在宅で仕事をすることになるため、オフィスに出社している他のエンジニアとのコミュニケーションは基本的にメールやチャット、テレビ電話などのツールを利用することになります。

オフィスに出社して仕事をするよりもコミュニケーションは減りますが、無駄な話をする必要がないため、コミュニケーション効率を上げることができます。

在宅SEのデメリット2つ

在宅SEのデメリット2つをご紹介します。

ここまでご紹介したように、在宅SEには時間や場所の制約を受けづらいため自宅を空けづらい人でも働きやすく、無駄なコミュニケーションを削減できるというメリットがあります。

しかし一方でデメリットもあります。在宅SEには具体的にどのようなデメリットがあるのでしょうか。ここでは、まずは在宅SEのデメリット2つをご紹介していきます。

セキュリティに十分配慮する必要がある

在宅SEは、セキュリティに十分配慮する必要があるというデメリットがあります。

在宅SEとして働くということは、機密情報などが含まれている重要な資料や設計書などを自宅で取り扱うことになります。そのため、オフィスで仕事をするよりも十分セキュリティについて配慮する必要があります。

また、仕事用のパソコンや自宅のネットワークについてもセキュリティに常に気を使わなければいけない点はデメリットだと言えるでしょう。

成果物が求められる

在宅SEは成果物が求められるというデメリットがあります。

在宅SEはオフィスで上司とのコミュニケーションを取ることがないので、上司は進捗などを判断することができません。そのため、仕事の進捗や成果の判断のために成果物を出す必要があります。

コミュニケーションありきの曖昧な要素を排除し、成果物のみで評価が行われるため、成果物の提出が非常に重要になります。

在宅SEになるための方法3つ

在宅SEになるための方法をご紹介します。

在宅SEとして働くためには、オフィスに出社しなくても仕事をこなす必要があるため、一般的なSEのスキルよりも高いスキルを求められます。

それでは、在宅SEとして働くにはどのような方法があるのでしょうか。ここでは在宅SEになるための方法3つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

在宅SEになるための方法1:在宅勤務・リモートワーク制度がある会社に就職する

在宅SEになるには、在宅勤務・リモートワーク制度がある会社に就職する方法があります。

在宅SEとして働きたいなら、まずはSEとして企業に就職もしくは転職するところからスタートします。その際、在宅勤務やリモートワークの制度がある会社を探して就職するようにしましょう。

在宅勤務やリモートワークの制度がある企業なら、最初は通常のSEとして勤務していても、将来的に在宅SEを目指すことも可能です。

在宅SEになるための方法2:テストやプログラミングスキルを向上させる

在宅SEになるには、テストやプログラミングスキルを向上させる方法があります。

在宅SEは基本的に在宅で仕事を全ておこなうため、一般的なSEよりも高いテストスキルやプログラミングスキルを保有している必要があります。

高いテストスキルやプログラミングスキルを保有していることにより、在宅SEが求められる要件定義書や設計書といった成果物も高いレベルのものを提出することができます。

在宅SEになるための方法3:フリーランス案件を探す

在宅SEになるには、フリーランス案件を探す方法があります。

在宅SEとして勤務を認めている企業はあまり多くはありません。そのため、在宅SEとして働きたいのであれば、まずはフリーランスとして独立し、SEの案件を取得して在宅SEとして働く方法があります。

また、フリーランスとして在宅SEの仕事をおこなう場合は、転職エージェントやフリーランス向けの案件を提供しているエージェントに登録するのがおすすめです。

在宅SEに必要なスキル3つ

在宅SEに必要なスキルをご紹介します。

在宅で働く以上、在宅SEにはオフィスで働くよりも高いスキルレベルを求められます。そのため、在宅SEには一般的なSEよりも多くのスキルを必要としますが、具体的にはどのようなスキルが必要とされるのでしょうか。

ここでは在宅SEに必要なスキル3つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

在宅SEに必要なスキル1:正しい設計書・仕様書を作成するスキル

在宅SEには正しい設計書・仕様書を作成するスキルが必要になります。

在宅SEはオフィスに出社して他のエンジニアと一緒に仕事をするわけではないため、在宅でも正しい設計書や仕様書を作成するスキルが必要になります。

たとえば、システム開発のインフラ構築に関しても、他のエンジニアの仕様書を元に構築できるレベルのスキルが必要です。

在宅SEに必要なスキル2:主体的に行動するスキル

在宅SEには主体的に行動するスキルが必要になります。

在宅SEは一般的なSEと異なり、オフィスに出社して他の上級SEや他のエンジニアから指示を受けて業務を行うわけではありません。そのため、主体的に業務を行えるスキルが必要とされます。

在宅SEの場合は自分自身で何をするべきか把握し、行動に移せるレベルの主体性が求められると言えるでしょう。

在宅SEに必要なスキル3:作業の進捗などの状況を想定できるスキル

在宅SEには作業の進捗などの状況を想定できるスキルが必要になります。

在宅SEはオフィスに出社するわけではないため、他のエンジニアの作業の進捗などの状況を想定できるスキルが必要になります。

また、他のエンジニアやプログラマーの作業状況を想定して、在宅SEの方から作業の指示を出す必要があるため、十分にスキルを磨く必要があると言えるでしょう。

在宅SEが取っておきたい資格2選

在宅SEが取っておきたい資格をご紹介します。

IT系の資格にはさまざまな種類がありますが、在宅SEが取得しておきたい資格にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは在宅SEが取っておきたい資格2選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、ITエンジニアの登竜門とされているベーシックな試験です。

基本情報技術者試験はIPAが実施している資格試験で、ITエンジニアとしてのキャリアをスタートするのに最適な試験です。

情報戦略に関する予測や分析、システムの設計、ソフトウェアの開発など、幅広い分野での知識やスキルが求められます。また、経済産業大臣が行う国家試験である情報処理技術者試験制度のスキルレベル2に相当します。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、ITエンジニアとしてスキルアップするための試験です。

応用情報技術者試験は基本的には基本情報技術者試験と同じ試験範囲ですが、情報処理技術者試験制度のスキルレベル3に相当するためより深い知識が必要になります。

基本情報技術者試験を合格したエンジニアが次に取得を目指す試験となっており、資格認定を受けることでSEとして活躍できるだけのスキルを持っていることの証明になります。

在宅でSEを行うときの注意点2つ

在宅でSEを行うときの注意点をご紹介します。

在宅SEとして仕事をする場合、在宅ならではの注意点があります。ここでは最後に、在宅でSEを行うときの注意点2つをご紹介します。

社外秘・顧客の重要な資料の流出は厳禁!

在宅でSEを行う場合、社外秘や顧客の重要な資料の流出は絶対に避けましょう。

在宅で仕事をするからといって、社外秘の重要な資料や設計書、顧客から預かっている資料などを社外に持ち出すことはできません。持ち出した場合、情報の流出リスクが発生することを覚えておきましょう。

紙資料は社外への持ち出しができない

在宅でSEを行う場合、紙の資料は社外に持ち出すことができない点には注意しましょう。

紙の資料は紛失のリスクや第三者に情報を盗み見られるリスクを伴うため、セキュリティの観点から社外に持ち出すことはできません。

どうしても持ち出さなければいけないのであれば、情報を電子化する必要があるでしょう。

在宅SEを目指そう

在宅SEは家を空けづらい事情がある人にもおすすめです。

在宅SEは時間や場所の制約を受けることなく働くことができ、コミュニケーションの無駄を省くこともできます。ただし、セキュリティに対する配慮が必要といった点も押さえておく必要があるでしょう。

ぜひこの記事でご紹介した在宅SEになるための方法や必要なスキルなどを参考に、在宅SEを目指してみてはいかがでしょうか。