エンジニアがスキルアップする方法12選|スキルアップが必要な理由とは
エンジニアにとってのスキルアップとは
スキルアップとは、能力向上のために資格取得や技能を鍛えるなど訓練を通して自分の持つ能力を伸ばしていくことをいいます。
IT業界は実力主義の世界なので、エンジニアにとってスキルアップは、自分の価値を作り、業界で生き残るために不可欠な行動です。
今回は、エンジニアがスキルアップするための方法やスキルアップが必要な理由について紹介していきます。エンジニアとして活躍していきたい方は参考にしてみてください。
エンジニアにスキルアップが必要な理由4つ
エンジニアは、就職できたらその後も安定的に働いていけるという職種ではありません。そのため、エンジニアにとってスキルアップしていくことは、IT業界で生きていくために必要不可欠です。
この理由には、IT業界は技術革新が早く、実力で評価されることが多いこと、自身のキャリアアップのためや、会社への貢献度が下がってしまうことなど、様々な要因が関わっています。
スキルアップが必要な理由1:技術革新が早い
スキルアップが必要な理由1つ目は、技術革新が早いことです。IT業界の技術革新は他の業界に比べて凄まじく進むため、いつまでも同じ技術が通用することはありません。
インターネット技術を下地として進化した現在のIT技術は、ネットワーク上でデータが自由にやり取りされ、生産の自動化は今後加速的に進んでいくでしょう。
進化していく技術革新に対して、エンジニアもスキルアップして対応する必要があります。
スキルアップが必要な理由2:実力で評価されることが多い
スキルアップが必要な理由2つ目は、実力で評価されることが多いためです。エンジニアという職業は技術を売りにしている部分があるため、スキルや知識で呼ばれる現場や役割が決まり、収入が決定します。
開発業務はチームでの作業にもなるので人柄やコミュニケーション能力も見られますが、基本としては実力で評価されるため、スキルを上げていかないと評価に関わる可能性が出てくるでしょう。
スキルアップが必要な理由3:キャリアアップのため
スキルアップが必要な理由3つ目は、キャリアアップのためです。キャリアアップは、経歴や役職、地位を上げる意味として使われる言葉です。
実力主義の世界で生きるエンジニアが確実にキャリアアップしていくためには、スキルの向上が必要です。
勉強や技能の証明のために資格を取得したり、より幅の広い仕事を担当したり、経歴を積み上げていくことが必要になるでしょう。
スキルアップが必要な理由4:会社への貢献度が下がってしまう
スキルアップが必要な理由4つ目は、会社への貢献度が下がってしまうことです。開発で使用していく技術に対応できないと、技術を売りにしているエンジニアの立場として、会社での貢献度は低くなっていきます。
新技術の案件が入ってきても、その技術に対して知識がないことで担当できず、貢献できる場面が減る可能性があります。
スキルアップしないと後輩に追い抜かれてしまうこともあり、会社での居心地も悪くなるでしょう。
エンジニアがスキルアップする方法12選
エンジニアのスキルアップは、自身のエンジニアとしての価値や将来性、会社貢献度にも関わってくる大切な行動です。
ただ、スキルアップが必要であると感じながらも、実際にどのような方法で新しいスキルを身につけていけば良いかを迷っているエンジニアの方もいるでしょう。
次は、エンジニアがスキルアップする方法12選を紹介していきます。今の自分が取り組みやすい内容を見つけて、着実にスキルアップを目指しましょう。
エンジニアがスキルアップする方法1:業界の動向を常に把握する
エンジニアはスキルアップするために業界の動向を常に把握しておきましょう。IT業界は進化が目覚ましいため、新技術がどんどん生まれては、古い技術が埋もれていきます。
業界の動向を把握しておくことで、身に付けたほうが良い新しい技術の取捨選択ができ、効率の良いスキルアップが可能になります。
時代に取り残される技術が自分の持っている技術の場合、早急にトレンドとなる技術を学習したほうが良いでしょう。
エンジニアがスキルアップする方法2:自分が目指す方向性を明確にする
エンジニアがスキルアップする方法として、まず自分が目指す方向性を明確させておく必要があります。エンジニアといっても、様々な種類があり、自分がどういう方向へ進みたいのかによって勉強する内容が変わります。
目指す方向性と関わりのない分野に時間を費やしてしまうより、直接関係がある言語や技術を学んだほうが効率的です。まずは将来具体的にどういう仕事がしたいのか明確にしましょう。
エンジニアがスキルアップする方法3:書籍を利用する
エンジニアがスキルアップする方法に、書籍を利用する方法があります。書籍は、様々な言語やツール、技術についての内容が豊富なので、関心を持った分野の書籍を読んでみることをおすすめします。
ただ、いきなり高レベルの内容を読もうとすると、理解できずすぐに勉強を諦めてしまう危険もあります。今の知識量に見合った本を選び、書籍をじっくり読むことが重要です。
エンジニアがスキルアップする方法4:セミナーや勉強会に参加する
エンジニアがスキルアップする方法として、セミナーや勉強会に参加してみるも良いでしょう。IT業界では、有志のサークルやベンダーが行う勉強会が定期的に開かれます。
セミナーや勉強会では、新しい知識や情報を得られるだけでなく、他のエンジニアの方と交流できます。独学に限界を感じる人も多いため、参加者と交流することで現役のエンジニアに相談する機会を得られるでしょう。
エンジニアがスキルアップする方法5:資格取得を目指す
エンジニアがスキルアップする方法として、資格取得を目指すことが挙げられます。資格取得は技術の証明として力を発揮するので、将来的にキャリアアップや転職を目指す人は、資格取得を目指した勉強を開始しましょう。
自分の方向性に合った資格を取得することが大切になるので、まずは何系のエンジニアになるのか、自分が目指す方向性を明確にしてから、勉強する資格を定めましょう。
エンジニアがスキルアップする方法6:Web講座を視聴する
エンジニアがスキルアップする方法として、Web講座の視聴があります。本を読んでいると眠くなってしまうという方は、動作の様子がついたものや音声が入っているWeb講座の視聴がおすすめです。
Web講座における一番のメリットは、やはり通学不要という点でしょう。自分の予定に合わせていつでも学習可能です。また、書籍などで学ぼうとすると数冊分になってしまう内容もWeb動画なら視聴して学べるので非常に手軽です。
エンジニアがスキルアップする方法7:自宅でも開発できる環境を構築する
エンジニアがスキルアップする方法として、自宅でも開発できる環境を構築するという方法があります。いち早く現場で活躍するエンジニアになるためには、何度もプログラミングを実践することが効果的です。
自宅で開発できる環境を構築すれば、プログラミング作業をプライベート時間にも実体験する機会が増やせます。実際に手を使い、実務に近い経験を頻繁にこなせれば、技能は身に付きやすいでしょう。
エンジニアがスキルアップする方法8:エンジニア仲間の人脈を構築する
エンジニアがスキルアップする方法として、エンジニア仲間の人脈を構築することがおすすめです。エンジニア同士の交流で、新しい情報やスキルを得るきっかけになることがあります。
一人で情報収集をしていると、情報の分野で偏りが生じていたり、問題が発生した時の解決に時間がかかったりするケースが出てきます。
エンジニア仲間がいれば、幅広い情報を手に入れることもできますし、相談することによって問題の解決も早いでしょう。
エンジニアがスキルアップする方法9:優れた指導者を見つける
エンジニアがスキルアップする方法として、優れた指導者を見つけることが挙げられます。
優れた指導者を持つメリットは、知識だけではなく経験が豊富であるため様々な質問ができたり、その人を目指して学習の方向性を進めたりできるという点です。
今は同じモノの見え方ができなくても、自分がいつかその人と同じような地点に立つ時に役立つことがあるでしょう。
エンジニアがスキルアップする方法10:コミュニケーション力を身につける
エンジニアがスキルアップする方法は、コミュニケーション力を身につけることです。案件の大きさにもよりますが、ITエンジニアはチームで仕事をすることが基本です。
データベースやネットワーク、サーバーなど各専門分野のエンジニアがそれぞれ分業していることもあり、コミュニケーションをしっかりとっていく必要があります。
顧客へのヒアリングや交渉もエンジニアの仕事に入ってくるので、コミュニケーションは必須です。
エンジニアがスキルアップする方法11:マネジメント力を身につける
エンジニアがスキルアップする方法として、マネジメント力を身につけることが必要になります。マネジメント力とは、計画の進行を管理して、チームを上手く運営して目的を成し遂げるための能力です。
エンジニアが請け負う仕事は、チームでこなしていくものが大半なため、チームを管理していく能力が必要です。
管理される立場の時から、この規模の案件はこのくらいの工数や人数が必要、という点など意識し、観察しておくと良いでしょう。
エンジニアがスキルアップする方法12:英語力を身に付ける
エンジニアがスキルアップする方法として、英語力を身に付けることも必要です。海外で最先端の情報が出ていることも多いため、英語力を身につけるだけで多くの情報を得られることもあります。
また、近年、海外エンジニアと仕事をする場面も増えているため、ある程度の英語力が必須になります。外国人相手の仕事の場合は、英語力の有無で人選されることもあるので、英語力で任される仕事の幅も広がるでしょう。
スキルアップのための勉強時間を作る方法3つ
毎日忙しく、なかなかスキルアップのための勉強時間を割けない方も多いでしょう。最後に、スキルアップのための勉強時間を作る方法3つについて紹介します。
スキルアップのための勉強時間を作る方法には、スキマ時間を活用する・毎日の勉強時間を決める・先に日程を決める、などの方法があります。時間を作るコツを知り、できそうなものから試してみてください。
スキルアップの勉強時間1:スキマ時間を活用する
1つ目は、スキマ時間を活用することです。社会人がまとまった時間を確保するのは難しい部分があるでしょう。日々予定が埋まりやすく忙しい方におすすめなのが、スキマ時間を使った勉強法です。
スキマ時間とは、通勤時間や仕事と仕事の合間など、短時間でも何も予定が入っていない時間のことを指します。毎日10分程度でも良いので、スキルアップに充てる時間を見つけて勉強しましょう。
スキルアップの勉強時間2:毎日の勉強時間を決める
2つ目は、毎日の勉強時間を決めることです。仕事から離れるとテレビを見たり、ネットを見たり、ぼーっとしてしまう人の場合、予定として勉強時間する時間を毎日決めておくと良いでしょう。
「毎日22時から23時まで」や「出勤前の早朝1時間」など、決めた時間は必ず勉強に充てる時間として確保します。一週間で何ページ進める、などノルマなども決めておくと着実に成果が出やすいでしょう。
スキルアップの勉強時間3:先に日程を決める
3つ目は、先に日程を決めることです。勉強時間を日々確保しにくい人は、定期的に開催されるセミナーや勉強会に参加してみましょう。
セミナーや勉強会は土日や平日の夜に開かれているので事前に日程を決めておけば、その時間は勉強時間として確保できます。
内容によっては、ITエンジニアとして最新技術の話を聞くことができるので、自分一人で学習しているよりも知識を広げることができます。
自分に合った方法でエンジニアとしてスキルアップしよう
IT業界は常に進化するため、スキルアップは欠かせません。新しい技術や言語の知識を持っているエンジニアは現場では重宝されます。できることの幅を増やし、経験を磨いていけばキャリアアップにも繋がっていくでしょう。
エンジニアとして多忙な毎日を送っていると、勉強の時間が限られることもありますが、スキマ時間を活用したり、勉強の日程を決めたりして、自分に合った方法でエンジニアとしてスキルアップしていきましょう。