ITエンジニアに必要な資格18選|効率的な勉強法とおすすめのスクールもご紹介
ITエンジニアには資格が必要か
ITエンジニアとして活躍したいなら資格を取得しましょう。
ITエンジニアになるために国家資格は必要ありませんが、資格を取得しておくことでエンジニアとして活躍できるだけの技術や知識を持っていることの証明になります。そのため、IT資格を取得しておく方が良いでしょう。
しかしIT系の資格は種類も非常に多いため、どの資格を取得しても良いというわけではない点には注意が必要です。
IT資格の種類
IT資格には大きく分けて「国家資格」と「ベンダー資格」があります。
国家資格には「ITパスポート」や「基本情報技術者」、「ネットワークスペシャリスト」、「情報処理安全保障支援士」などの種類があります。
また、ベンダー資格には「AWS認定試験」、「オラクルマスター」、「マイクロソフト認定試験」、「シスコ技術者認定試験」などがあるので、参考にしてみてください。
ITエンジニアにおすすめの資格18選
ITエンジニアにおすすめの資格をご紹介します。
IT資格には非常に多くの種類がありますが、取得する資格によってそれぞれメリットも異なります。また、エンジニアとして担う分野によって適した資格も異なるため、ぜひ自分にとって役立つIT資格を取得するようにしましょう。
ここではITエンジニアにおすすめの資格18選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
おすすめの資格1:マイクロソフトオフィススペシャリスト
マイクロソフトオフィススペシャリストはMicrosoftが提供している有名な試験です。
Microsoft社のOffice製品であるWordやExcel、PowerPointなどのスキルを証明する資格です。Officeはバージョンごとにさまざまな機能が追加され、改良されていくため、バージョンごとに試験が設けられている点が特徴です。
また、最初から上級レベルを受験することもできます。
おすすめの資格2:ITストラテジスト
ITストラテジストは経営とITを結びつけるITコンサルタントなどに適した試験です。
ITストラテジストは有名なIT系の国家試験である情報処理技術者試験の1つです。ビジネスを成功に導くために必要な、ITを活用した基本戦略の策定や提案、推進を遂行するための知識や実践能力について評価します。
IT資格の中では、エンジニアとしての技術よりも経営的な考え方が必要になる試験となっています。
おすすめの資格3:ネットワークスペシャリスト
ネットワークスペシャリストは情報通信ネットワークの設計や運用する能力を評価する試験です。
ネットワークスペシャリストも情報処理技術者試験の1つで、ネットワーク社会を牽引するエンジニアとして活躍するための高度情報処理技術者試験となっています。
基本情報技術者試験や応用情報技術者試験の上位に位置する資格で、情報処理技術者試験の中で最も難易度の高いスキルレベル4に相当します。
おすすめの資格4:オラクルマスター
オラクルマスターは日本オラクル社が実施しているデータベースの試験です。
データベース系の資格として有名な資格で、Oracle Databaseの管理スキルが問われます。ランクにはBronze、Silver、Gold、Platinumの4つがあり、必ずBronzeから取得する必要があります。
オラクルマスターの資格を取得することで、ITエンジニアとしてデータベースの管理スキルを持つ証明になるでしょう。
おすすめの資格5:プロジェクトマネージャ
プロジェクトマネージャはプロジェクトメンバーを成長させるマネージャを目指す人に最適な試験です。
情報処理技術者試験の1つで、プロジェクトマネージャとして活躍するために必要な知識や実践能力を評価する高度情報処理技術者試験となっています。
また、スキルレベル4の高度情報処理技術者試験の中でも最難関の試験だと言われており、合格率は13%前後となっています。
おすすめの資格6:データベーススペシャリスト
データベーススペシャリスト試験はデータベースの専門的な知識を持っていることを証明できる資格です。
情報処理技術者試験のスキルレベル4に相当する試験で、情報システムの企画や要件定義、開発、運用、保守への技術支援を行う人を対象とした資格になっています。
ITエンジニアの中でも、データベース管理者やインフラ系エンジニアを目指す人におすすめです。
おすすめの資格7:CCNA
CCNAはシスコシステムズが実施している試験です。
CCNAはCisco技術者認定の1つで、ネットワークの導入や運用、トラブルシューティングに関するスキルを問う世界共通基準の資格です。
Cisco技術者認定の中で難易度は下から2番目のアソシエイトレベルの資格となっているため、ITエンジニアとしての実務未経験でも取得可能なレベルとなっています。
おすすめの資格8:基本情報技術者試験
基本情報技術者試験はITエンジニアの登竜門とされているベーシックな試験です。
情報処理技術者試験制度のスキルレベル2に相当する試験で、ITエンジニアが取得する資格として非常にベーシックな資格となっています。試験範囲もテクノロジーからマネジメントまでさまざまです。
ITエンジニアとしてのキャリアをスタートさせるなら、基本情報技術者試験以上のレベルから資格を取得すると良いでしょう。
おすすめの資格9:応用情報技術者試験
応用情報技術者試験はワンランク上のエンジニアを目指す試験です。
高度IT人材になるために必要な応用的知識や技能を保有し、高度IT人材として活躍したい人を対象にした国家試験です。基本情報技術者試験の次にITエンジニアが取得する試験といった位置づけになっています。
試験範囲は基本情報技術者試験と同じですが、より難易度が高くなっています。
おすすめの資格10:LPIC
LPICはLinuxの技術力を認定する試験です。
LPIC(Linux技術者認定試験)はLinux技術者としての技術力を認定するベンダー系のIT資格となっています。Linuxスキルの判断基準として国際的に認められた世界共通基準の資格です。
レベルは簡単なものから「LPIC-1」「LPIC-2」「LPIC-3」の3つがあり、最初は「LPIC-1」から受験する必要があります。
おすすめの資格11:エンべデッドシステムスペシャリスト
エンべデッドシステムスペシャリストは組込みシステム開発を主導できるスキルを評価する試験です。
エンベデッドシステムとはスマートフォンやデジタルカメラ、家電などのさまざまなものに組み込まれているシステムを指します。
エンべデッドシステムスペシャリストは組込みシステムに関するハードウェアとソフトウェアの要求仕様に基づき、最適な組込みシステムの設計や構築、製造が行えることを証明します。
おすすめの資格12:ITパスポート
ITパスポートはITエンジニアとしての基礎知識を評価する試験です。
IT業界だけでなく、社会人として必要なデータベースやネットワーク、情報セキュリティといったITの基本的な知識を問う試験となっています。
情報処理技術者試験のスキルレベル1に相当します。
おすすめの資格13:システムアーキテクト
システムアーキテクト試験はシステムアーキテクトの業務と役割を円滑に遂行するための知識や実践能力を評価する試験です。
情報処理技術者試験のスキルレベル4に相当する試験で、業務の分析や要件定義、外部設計といった上級システムエンジニアとしての能力を持っていることを証明できる資格です。
試験には小論文も含まれているため、各スペシャリスト試験よりも難易度が高いと言われています。
おすすめの資格14:情報処理安全確保支援士
情報処理安全確保支援士はサイバーセキュリティに関する専門的な知識や技能を評価する試験です。
サイバーセキュリティ分野の国家資格で、IPAが実施している試験ですが、情報処理技術者試験制度とは独立した資格となっています。
おすすめの資格15:ITサービスマネージャ
ITサービスマネージャはITサービスマネジメントに関する知識や実践能力を評価する試験です。
ITサービスマネージャとしての業務や役割を円滑に遂行するための知識やスキルを問う、情報処理技術者試験のスキルレベル4に相当する試験です。
情報システム全体で安定稼働を確保し、障害発生時には被害の最小化を図り、さらに継続的な改善、品質管理といった安全性と信頼性の高いサービスの提供を行います。
おすすめの資格16:Oracle認定Javaプログラマ
Oracle認定Javaプログラマは日本オラクル社が実施しているJava技術者の試験です。
Javaを扱うITエンジニアにおすすめの資格です。日本オラクル社が認定しているJavaプログラマの試験となっているため、Javaを扱うための正しい知識や技術を持っていることを証明できます。
レベルは「Bronze」「Associate」「Professional」の3つがあります。
おすすめの資格17:Cisco技術者認定
Cisco技術者認定はシスコシステムズ社が実施している試験です。
Cisco技術者認定には下から「エントリー」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「エキスパート」「アーキテクト」という5つのレベルがあり、さらに試験の分野も9つにわかれています。
先にご紹介した「CCNA」もCisco技術者認定の1つで、Cisco技術者認定の中ではポピュラーな試験です。
おすすめの資格18:システム監査技術者
システム監査技術者は独立した立場で情報セキュリティ管理を支援する能力を評価する試験です。
独立かつ専門的な立場で、情報システムや組込みシステムに関するリスクを分析し、コントロールを総合的に点検、評価します。また、監査を実施してフォローアップできる人材であることを証明できる資格です。
スキルレベル4に相当する高度情報処理技術者試験となっており、国家資格の中でも最難関のレベルだと言われています。
ITエンジニアに関する効率的な資格勉強法4選
ITエンジニアに関する効率的な資格勉強法をご紹介します。
IT資格は難易度もさまざまですが、資格取得を目指すならしっかりと勉強して合格を目指しましょう。ここではITエンジニアに関する効率的な資格勉強法4選をご紹介します。
効率的な資格勉強法1:eラーニングを使う
ITエンジニアの効果的な資格勉強法にはeラーニングがあります。
オンラインで勉強できるeラーニングを利用することで、短期間でも効率的な学習が可能になります。自分で本を開いて勉強を進めなくても、自動的に進んでいくため隙間時間や疲れているときでも学習を進められます。
効率的な資格勉強法2:効果的な教材を使う
ITエンジニアの効果的な資格勉強法には効果的な教材を使う方法があります。
資格試験のための学習には、教材選びが非常に重要です。参考書や過去問題集、さらに学習サイトやアプリなど、試験対策に効果のある教材を選ぶようにしましょう。
効率的な資格勉強法3:スケジュールは計画的に
ITエンジニアの効果的な資格勉強法は計画的に学習を行うことが重要です。
資格取得のための学習は学校などと違いスケジュールを組んで教えてくれる人がいないため、自分自身でしっかりとした学習スケジュールを立てることが重要です。
いつまでにどのように勉強するのか自分で決定し、スケジュール通りに進めていくことが重要です。
効率的な資格勉強法4:通信講座を使う
ITエンジニアの効果的な資格勉強法には通信講座を使う方法があります。
IT資格向けの通信講座も多くの種類があります。たとえば「フォーサイト」や「ユーキャン」などの通信講座を利用して試験勉強をすれば、講座に従って計画的に進められるためおすすめです。
未経験から学べるITエンジニア向けのスクール4選
未経験から学べるITエンジニア向けのスクールをご紹介します。
未経験からITエンジニアを目指すなら、プログラミングスクールに通うのもおすすめです。しかしプログラミングスクールは数も多いため、どのスクールに通えばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは未経験から学べるITエンジニア向けのスクール4選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ITエンジニア向けのスクール1:ProEngineer
ProEngineerは無料でプログラミングを学べるプログラミングスクールです。
ProEngineerは無料の就職支援講座である「プログラマカレッジ」によって、さまざまな就職サポートを行っています。
一般的にはスクールには数万円から数十万円単位の費用がかかりますが、ProEngineerはすべて無料となっており、さらに就職支援も行ってくれます。
ITエンジニア向けのスクール2:Aidemy Premium Plan
Aidemy Premium PlanはAI学習に特化したプログラミングスクールです。
未経験でも3ヶ月で機械学習やディープラーニング、データ分析、AIアプリ開発といった最先端技術を学ぶことができるスクールです。
AIに特化したITエンジニアを目指す人におすすめです。
ITエンジニア向けのスクール3:DMM WEBCAMP
DMM WEBCAMPは転職に強いプログラミングスクールです。
DMM WEBCAMPは未経験でもエンジニアに転職できる3ヵ月の短期集中講座が特徴のプログラミングスクールです。また、転職サポートによってDMMがおすすめする優良企業に成功率98%の転職率で転職することができます。
転職できなければ全額返金保証が付いているのもポイントです。
ITエンジニア向けのスクール4:GEEK JOB
GEEK JOBはWebアプリを開発しながら学べるプログラミングスクールです。
未経験からでも短期間でJavaやPHPを学べるプログラミング学習サービスです。通学だけでなく、オンラインでも学習することができます。
また、プログラマ未経験者に対しての転職や就職支援サービスもあります。
ITエンジニアにおすすめの資格をたくさん知ろう
ITエンジニアとして活躍するなら資格取得を目指しましょう。
ITエンジニアには、さまざまなおすすめのIT資格があります。また、資格を取得することでエンジニアとして必要な知識やスキルを保有していることを示すことができます。
ぜひこの記事でご紹介したITエンジニアにおすすめの資格や効率的な資格勉強法などを参考に、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。