インフラエンジニアがAWSを扱うのに必要なスキル2つ|役立つ本5つもご紹介!

インフラエンジニアにAWSのスキルは必要?

近年はAWSなどのクラウドサービスを利用するケースが多いため、インフラエンジニアにもAWSのスキルが必要になってきています。

従来であれば企業は自社にネットワークやサーバーなどのインフラを構築していたため、インフラエンジニアに必要なスキルはネットワークやセキュリティ、サーバーやOSが基本でした。

しかし現在はオンプレミスではなくクラウドを利用するケースが主流となり、必要なスキルも変わってきています。

インフラエンジニアがAWSスキルを身につけるメリット2つ

インフラエンジニアがAWSスキルを身につけるメリットをご紹介します。

インフラエンジニアとしてAWSのスキルを身につけることにより、具体的にどのようなメリットが考えられるのでしょうか。

ここではインフラエンジニアがAWSスキルを身につけるメリット2つをご紹介します野で、ぜひ参考にしてみてください。

AWSスキルを身につけるメリット1:クラウドの知識がつく

インフラエンジニアがAWSスキルを身につけることで、クラウドに関する知識も身につけることができます。

AWSとは「Amazon Web Service」の略で、Amazonが提供しているさまざまなクラウドコンピューティングサービスの総称です。

たとえば、クラウド内の仮想サーバーである「Amazon EC2」やRDBMSの「Amazon RDS」などがあり、学ぶうちにクラウドに関する知識が身につきます。

AWSスキルを身につけるメリット2:AWSエンジニアとしての道が開ける

インフラエンジニアがAWSスキルを身につけることで、AWSエンジニアとしてキャリアを進めることも可能です。

AWSエンジニアとは、インフラエンジニアの中でもAWSの運用設計や環境の構築、AWSへの移設作業やサーバーの構築といったAWSに関連した作業を行っているエンジニアです。

AWSスキルを身につけることができれば、ニーズの高いAWSエンジニアを目標にすることもできるでしょう。

インフラエンジニアがAWSを扱うために必要なスキル2つ

インフラエンジニアがAWSを扱うために必要なスキルをご紹介します。

近年さまざまな企業でニーズが高くなってきているAWSを扱うには、具体的にどのようなスキルが必要とされるのでしょうか。

ここではインフラエンジニアがAWSを扱うために必要なスキル2つをご紹介しますので、これからAWSを身につけようと考えている方は参考にしてみてください。

必要なスキル1:基本的なクラウドの知識

インフラエンジニアがAWSを扱うためには基本的なクラウドの知識が必要です。

AWSはクラウドコンピューティングサービスです。そのため、AWSを扱うには基本的なクラウドサービスについてのしっかりとした知識を持ち、理解しておくことが重要です。

近年のIT業界ではクラウドサービスはトレンドとなっており、クラウドサービスの導入は主流にもなっているため、重要な知識だと言えます。

必要なスキル2:AWSに関するさまざまなスキル

インフラエンジニアがAWSを扱うためにはAWSに関するさまざまなスキルが必要です。

AWSを扱うには、当然ですがAWSに関するスキルが必要です。ここではAWSを扱うインフラエンジニアに必要なAWSに関するさまざまなスキルについてご紹介していきます。

サーバー設計と構築スキル

AWSを扱うインフラエンジニアには、AWSを使ったサーバー設計や構築スキルが必要です。

AWSエンジニアの業務はAWS上でのサーバーの構築や設計、運用なども含まれます。そのため、インフラエンジニアとしてOSのインストールやサーバーの移行、設計、さらにサーバー設定といった知識が必要になります。

運用スキル

AWSを扱うインフラエンジニアには、AWSを使ったインフラの運用スキルが必要です。

インフラの運用にはインフラの監視、処理の自動化といったスキルが求められます。また、AWSではインスタンス上で稼働するサービスの監視や自動復旧まではカバーされていないため、運用スキルが必要になります。

保守スキル

AWSを扱うインフラエンジニアには、AWSを使ったインフラの保守スキルが必要です。

AWSエンジニアになるためには、当然基本的なOSなどのスキルは必要になります。必要な保守スキルとしては、OSやソフトウェアの脆弱性に対応するためのアップデートなどのスキルが該当します。

インフラエンジニアからAWSエンジニアへ転職する方法3つ

インフラエンジニアからAWSエンジニアへ転職する方法をご紹介します。

インフラエンジニアからAWSエンジニアに転職する場合、スキル以外にもいくつか押さえておかなければいけないポイントがあります。

ここではインフラエンジニアからAWSエンジニアへ転職する方法3つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

AWSエンジニアへ転職する方法1:インフラエンジニアとしての必要な業務経験

AWSエンジニアへ転職する場合はインフラエンジニアとしての業務経験が必要です。

AWSエンジニアはインフラエンジニアの1つの種類なので、インフラエンジニアとしてサーバーの構築や運用などを行った実務経験を持っている方が有利です。

また、近年はセキュリティ意識が高まっていることもあり、サーバーやネットワークに関するセキュリティの知識を持っていることが重要です。

AWSエンジニアへ転職する方法2:AWSエンジニアの求人の探し方

AWSエンジニアへ転職する場合はAWSエンジニアの求人が探せることが重要です。

近年はAWSが非常にメジャーになっているため、求人サイトの検索ワードで「AWS」と入力すれば求人は見つかるでしょう。

ただし、AWSの検索ワードで見つかる案件は他の技術も求めています。そのため、自身が持っているインフラエンジニアのスキルや経験とマッチするような案件を見つけるようにしましょう。

AWSエンジニアへ転職する方法3:AWSサービスを押さえる

AWSソリューションは非常に多岐に渡り、100種類以上のサービスが提供されています。

その中でもインフラエンジニアの業務と関連している、「Amazon S3」「Amazon EC2」「Amazon Lambda」「Amazon CloudWatch」「Amazon RDS」については押さえておくと良いでしょう。

ここでは押さえておくべきAWSサービスをそれぞれご紹介していきます。

Amazon S3

Amazon S3はオンラインのストレージサービスです。

Amazon S3は「Simple Storage Service」を略して「S3」と呼んでいます。ユーザーの好みの量のデータ保存、取得が簡単に行える容量無制限のストレージです。

利用料金は1GBあたり0.025ドルと低価格ながら、高耐久と可用性を備えたストレージサービスとなっています。Amazon S3が扱えれば、クラウド上にデータ保存ができます。

Amazon EC2

Amazon EC2はオンラインの仮想サーバー構築サービスです。

スケーラブルなコンピューティング機能を提供するサービスで、開発者が簡単にクラウドコンピューティングができるように設計されています。

Amazon EC2ではインスタンスという仮想サーバーの単位でサーバー環境を構築することができます。インフラエンジニアとしてAmazon EC2が扱えれば、OSを乗せた仮想環境をクラウド上に作ることができます。

Amazon Lambda

Amazon S3はオンラインのサーバー自動化ツールです。

サーバーレスコンピューティングサービスとも呼ばれ、ユーザーはサーバーを意識することなく開発を行うことができます。

インフラエンジニアとしてAmazon S3が扱えれば、サーバー監視やバックアップ処理が必要な際にはすぐに利用することができます。

Amazon CloudWatch

Amazon CloudWatchはオンラインのモニタリングサービスです。

AWS上のサービスを監視するもので、システムを安全に運用するために欠かせないサービスです。

インフラエンジニアとしてAmazon CloudWatchが利用できれば、アプリケーションを監視し、パフォーマンスに応じた適切な運用が可能になります。

Amazon RDS

Amazon RDSはオンラインの分散リレーショナルデータベースサービスです。

AWSのリレーショナル型のデータベースで、セットアップをしなくてもすぐに利用することができます。

インフラエンジニアとしてAmazon RDSが利用できれば、Amazon RDSを利用した低コストかつ高パフォーマンスなデータベースを構築することができるでしょう。

AWSのスキル取得に役立つ本5選

AWSのスキル取得に役立つ本をご紹介します。

AWSに関する本はさまざまな種類が販売されているため、本を使ってAWSのスキルを身につけようと考えている方も多いのではないでしょうか。

ここでは最後にAWSのスキル取得に役立つ本5選をご紹介しますので、AWSのスキルを身につけるための参考にしてみてください。

AWSのスキル取得に役立つ本1:Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版

「Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版」はAWSを使ってネットワークやサーバーを構築することを目的としたおすすめの本です。

AWSを実機代わりにネットワークを学ぶことをコンセプトにした本で、インフラエンジニアがAWSを使ったITインフラの実践的なスキルを習得するのに最適です。

また、インフラについて学びなおしたいアプリ開発者にも適した1冊です。

AWSのスキル取得に役立つ本2:Amazon Web Services実践入門

「Amazon Web Services実践入門」はAWS上でWebサービスを運営するポイントをまとめたおすすめの本です。

AWSでサービスを利用するための設定方法やノウハウ、実際のAWSでのサービスの運用のポイントなど実践的な内容をまとめています。

さらに従量課金制であるAWSでいかにコストを抑えるかといった内容にも踏み込んでおり、現場で使えるノウハウが集まっています。

AWSのスキル取得に役立つ本3:ゼロからわかるAmazon Web Services超入門 はじめてのクラウド

「ゼロからわかるAmazon Web Services超入門 はじめてのクラウド」は初心者でもAWSが理解できるようにまとめたおすすめの本です。

クラウドサービスやAWSを扱うのがはじめての人を対象に、AWSについてわかりやすく解説した入門書です。

インフラエンジニアはもちろん、これからクラウドサービスを利用してみたいと考えている人は読んでおいて損はないでしょう。

AWSのスキル取得に役立つ本4:Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書

「Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書」は豊富な図解と解説でAWSをわかりやすく解説したおすすめの本です。

AWSのしくみや関連技術について豊富な図解を使って解説しています。AWSは用語も難しいため、まずはこの本でAWS関連の用語やしくみ、クラウドサービスやネットワークについての基本的な技術を学ぶと良いでしょう。

AWSのスキル取得に役立つ本5:スペシャリストが解説する Amazon Web Services 知っておきたい基礎知識

「スペシャリストが解説する Amazon Web Services 知っておきたい基礎知識」はAWSのスペシャリストである著者がAWSについて解説したおすすめの本です。

AWSの概要や特徴、さまざまなサービスの内容やしくみについて、図解を使って丁寧に解説しています。

この本を読んでAWSに関する疑問を解消することで、AWS導入のハードルを下げることができるでしょう。

インフラエンジニアとしてAWSのスキルを身につけよう

インフラエンジニアからAWSエンジニアになるにはさまざまなAWSのスキルが必要です。

近年はインフラにAWSを利用するケースも多いため、インフラエンジニアにはAWSのスキルが求められるようになってきています。

ぜひこの記事でご紹介したAWSを扱うために必要なスキルやAWSエンジニアへ転職する方法、AWSのスキル取得に役立つ本などを参考に、AWSのスキルを身につけてみてはいかがでしょうか。