アプリケーション開発におすすめの言語7つ|おすすめの資格5つも紹介

アプリケーション開発とは

アプリケーション開発とはさまざまなアプリケーションの設計や開発を行うことです。

アプリケーションには「業務系アプリケーション」や「Web系アプリケーション」「スマホアプリケーション」などさまざまな種類があります。

アプリケーション開発は主にアプリケーションエンジニアによって行われており、システムの設計からスタートすることもあれば、決められた要件を基に開発することもあります。

アプリケーション開発の内容

アプリケーション開発ではシステムの設計、開発、テスト、本番公開までを行います。

アプリケーション開発はクライアントとの打ち合わせからはじまり、ニーズなどをヒアリングして設計を固めてから開発作業へと進むことになります。

アプリケーションができあがった後は本番公開する前に、複数回のテストを重ねてバグがないかどうかを検証し、必要であれば修正と検証を繰り返します。

アプリケーション開発に必要なスキル

アプリケーション開発にはシステム開発に関する知識やプログラミングのスキルが必要になります。

システム開発はチームで行うため、システム開発の流れを把握しておく必要があります。また、アプリケーション開発にはプログラミング言語に関する知識やプログラミングスキルは必須です。

ただし、業務系なのかWeb系なのかなど、開発するアプリケーションの種類によって用いられる言語は異なります。

アプリケーション開発におすすめの言語7つ

アプリケーション開発におすすめの言語をご紹介します。

前述のように、アプリケーション開発にはプログラミングスキルが必須となります。しかし開発するアプリケーションの種類によって、適したプログラミング言語は異なります。

ここではアプリケーション開発におすすめの言語7つをご紹介しますので、アプリケーション開発の参考にしてみてはいかがでしょうか。

iOSアプリ開発

iOSアプリ開発に適した言語はObjective-CやSwiftです。

近年はスマートフォンの普及によりスマートフォン向けアプリの開発を行う企業が非常に増えていますが、スマホ向けアプリは対象がiPhone(iOS)なのかAndroidなのかによって用いられるプログラミング言語が異なります。

ここではiOSアプリ開発におすすめのObjective-CとSwiftについてご紹介していきます。

アプリケーション開発の言語スキル1:Objective-C

Objective-CはC言語をベースに開発された歴史のあるプログラミング言語です。

1980年代から開発に用いられてきたプログラミング言語で、MacOSに標準搭載されています。Swiftが登場するまでは、Objective-CがAppleが提供するiOSアプリの標準開発言語でした。

表記などが独自のものとなっており、開発に長いコードを記述する必要があることから、初心者には難易度が高いと言えます。

アプリケーション開発の言語スキル2:Swift

SwiftはAppleが開発した新しいプログラミング言語です。

2014年に登場した、新しいiOSやMacなどのアプリケーション開発向けのプログラミング言語です。Objective-Cよりもシンプルに記述できるため、初心者にも習得しやすいでしょう。

ただし、Swiftは毎年バージョンアップされることから、Swiftを開発に使用する場合は常に新しい知識を習得しなければいけません。

Androidアプリ開発

Androidアプリ開発に適した言語はJavaやKotlinです。

幅広い層にスマートフォンは普及していますが、世界的に見るとiPhone端末を使っている人口よりもAndroid端末を使っている人口の方が多いです。そのため、Androidで使用するアプリケーションの開発が非常に需要があります。

ここではAndroidアプリ開発におすすめのJavaとKotlinについてご紹介していきます。

アプリケーション開発の言語スキル3:Java

Javaは広く普及している汎用的なプログラミング言語です。

JavaはOSに依存しないプログラミング言語です。Androidアプリケーション開発の主流の言語となっていますが、WindowsやMacOS、フロントエンドやバックエンドなどさまざまな部分で利用できます。

アプリケーション開発の言語スキル4:Kotlin

KotlinはJavaと高い互換性を持つプログラミング言語です。

Javaと組み合わせて使えることから、Androidアプリ開発によく用いられます。JavaからKotlinのコードを呼び出したり、逆にKotlinからJavaのコードを呼び出すことも可能です。

また、オープンソースとなっているため無料で利用できます。

Webアプリ開発

Webアプリ開発に適した言語はRubyやPython、PHPです。

WebアプリとはWebブラウザ上で利用するアプリケーションで、有名なものであれば「YouTube」や「Gmail」などはWebアプリになります。

ここではWebアプリ開発におすすめのRubyやPython、PHPについてご紹介していきます。

アプリケーション開発の言語スキル5:Ruby

Rubyは日本人が開発したプログラミング言語です。

日本発の言語となっているため日本語での情報が豊富で、Webアプリ開発に強い言語です。また、楽しく開発できることをコンセプトとしているため、初心者でも学びやすいという特徴があります。

有名なものではクックパッドの構築に利用されています。

アプリケーション開発の言語スキル6:Python

Pythonはシンプルにコードが記述できるプログラミング言語です。

特に人工知能の開発やディープラーニング、統計解析などに強みを持つ言語ですが、Webアプリの開発にも適しています。

また、コード量が少ないため読みやすく、初心者にも学びやすいプログラミング言語です。

アプリケーション開発の言語スキル7:PHP

PHPはWebアプリケーション開発に特化したプログラミング言語です。

Webページに動的な動作を加えることができるスクリプト言語で、HTMLの中にタグを埋め込むように記述できるため、初心者でも習得しやすいです。

また、PHPはコードの知識がなくてもWebサイトが作れるWordPressにも用いられています。

アプリケーション開発に資格は必要?

アプリケーション開発を行うのに必要な資格はありません。

しかしIT関連の資格を取得していることにより、プログラミングやITの知識やスキルを所持していることを証明できます。そのため、資格を取得しておくことで転職活動で有利に働くなどのメリットが期待できます。

アプリケーション開発におすすめの資格5つ

アプリケーション開発におすすめの資格をご紹介します。

IT系の資格にはさまざまな種類があるため、資格を取得したくてもアプリケーション開発を行う場合に有利になる資格がどれなのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

ここではアプリケーション開発におすすめの資格5つをご紹介しますので、ぜひおすすめの資格の取得を目指してみてください。

アプリケーション開発におすすめの資格1:システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験はアプリケーションエンジニアに必要な知識やスキルを認定する資格です。

IPAが実施している国家試験で、アプリケーション開発に必要となるシステム開発の知識や技術的な知識、マネジメントに関する知識などの幅広い分野の知識について問われます。

試験制度のスキルレベル4に相当することから、高度情報処理技術者試験に含まれます。また、合格率は15%程度と難易度が高い試験です。

アプリケーション開発におすすめの資格2:基本情報技術者試験

基本情報技術者試験はITエンジニアとしてのキャリアをスタートするのに適した資格です。

IPAが実施している国家試験で、試験制度のスキルレベル2に相当します。高度IT人材になるためのITエンジニアの登竜門としての位置づけとなっており、システム開発や設計、運用など幅広い内容について問われます。

アプリケーション開発を行うエンジニアになるのであれば、まずは基本情報技術者試験合格を目指しましょう。

アプリケーション開発におすすめの資格3:応用情報技術者試験

応用情報技術者試験はワンランク上のITエンジニアになるために目指したい資格です。

IPAが実施している国家試験で、試験制度のスキルレベル3に相当します。基本情報技術者試験の次に取得を目指す資格という位置づけになっており、試験範囲は基本情報技術者試験と同じですが、より深い内容について問われます。

ITエンジニアとしてよりスキルアップを目指したい人におすすめの試験です。

アプリケーション開発におすすめの資格4:ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験はネットワークに関する知識やスキルを問う資格です。

ネットワークに関するプロフェッショナルの資格となっており、業務ではシステムアーキテクトやITストラテジストが担当する業務をサポートします。

試験制度のスキルレベル4に相当するため、高度情報処理技術者試験に含まれています。合格率も15%を切っており、ネットワークエンジニアでも合格することが難しい試験となっています。

アプリケーション開発におすすめの資格5:情報処理安全確保支援士

情報処理安全確保支援士はサイバーセキュリティに関する知識やスキルを問う資格です。

IPAが実施している国家試験ですが、ここまでご紹介した情報処理技術者試験制度の試験とは独立した試験となっています。難易度としてはスキルレベル4と同等になっているため、他の高度情報処理技術者試験と同じレベルです。

2016年に廃止された情報セキュリティスペシャリスト試験の後任となる試験です。

アプリケーション開発の仕事に必要なスキルを知ろう

アプリケーション開発ではiOSアプリやAndroidアプリ、Webアプリなどさまざまなアプリケーションを開発します。

ぜひこの記事でご紹介したアプリケーション開発におすすめの言語やアプリケーション開発におすすめの資格などを参考に、アプリケーション開発を行うエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。