スマホアプリに有利な言語6つ|開発するときのポイント3つも紹介

開発するスマホアプリは?

スマホアプリの主流はAndroidアプリとiOSアプリの2つになります。

自分で開発したいアプリによって必要な言語が違ってきます。一度にたくさんの言語を覚えるのは大変です。

将来的にはどちらのアプリも開発できるようになるのがベストですが、まずは自分が持っている端末に合わせたアプリ開発をしてみましょう。

iOSアプリとは

iOSアプリとは、iPhoneをはじめとするApple社の端末で使用するアプリケーションのことです。

日本ではiPhoneが若者に人気で、若者の間ではAndroidよりもiOSアプリの方が高いシェア率になっています。ですが、外国に目を向けると、Androidの方が多く使用されています。

また、iOSアプリはAppleストアで一括販売をする仕組みのため、Apple社の事前審査に通る必要があります。

Androidアプリとは

Androidアプリとは、Android端末で使用するアプリケーションのことです。

ここ数年、Androidアプリの数は爆発的に伸びています。世界的にもAndroidのシェア率は70~80%と高い水順位なっていて、人気なのがわかります。

また、Androidアプリはリリース時の審査がiOSアプリに比べ通りやすく、リリースしやすいのも特徴です。

スマホアプリに有利な言語5つ

iOSアプリを開発する場合

スマホ向けにアプリを開発するとなった場合に、Apple社で使用しているiOSが搭載されている製品には、どの言語を使ってアプリ開発をするのが有利なのかをご紹介していきます。

iOS向けのアプリを開発すると、搭載されているiPhoneのスマホシリーズおよび、iPadなどのタブレットで作動させることができます。iOSで動作ができるアプリ開発に必要な言語を見ていきましょう。

スマホアプリに有利な言語1:Objective-C

Objective-C(オブジェクティブ シー)は、1980年代はじめにOS用のプロミング言語として開発されました。

SmallTalkというオブジェクト指向言語をモデルにして作られ、C言語をベースにオブジェクト指向化した言語です。

バージョン更新がないため、一度覚えれば長く使えるのが嬉しい長所です。一方で、表記が独特で他の言語に比べわかりづらいのが欠点です。

スマホアプリに有利な言語2:Swift

SwiftはApple社が2014年に発表したオープンソースのプログラミング言語です。Swiftを習得すれば、iOSアプリやiPadアプリなどさまざまなApple関連のアプリを作ることができます。

Swiftの特徴は、人気の現代的なプログラミングのいいところを取り入れコードが読みやすく書きやすいところです。

また、Webアプリケーションも作れるため、今後ますます需要が伸びることが予想されています。

Androidアプリを開発する場合

続いてAndroid端末で動作するAndroidのスマホアプリを開発するとなった場合に、どの言語を使ってアプリ開発をするのが有利なのかをご紹介していきます。

近年爆発的にAndroidアプリの開発数が伸びており、今後も需要が伸びることが期待できます。
そんなAndroidアプリ開発のために必要な言語を見ていきましょう。

スマホアプリに有利な言語3:Java

Javaは世界各国の基幹システムとして使われているプログラミング用語です。

世界で使用されている言語・習得したい言語に選ばれるほど実績のある言語で、なんといっても最大の長所はOSに依存しないという所です。

つまりどんな環境でもソフトを動かすことができ、プログラマーには効率のいい言語なのです。ですがJavaはプログラミングの時の制約が多く、マスターするまでにかなりの時間を要します。

スマホアプリに有利な言語4:Kotlin

Kotlin(コトリン)は2011年ごろに発表され、静的型付けのオブジェクト指向の最新プログラミング言語です。

2017年にAndroid公式開発言語に追加され、Androidのスマホアプリの開発に使用されています。

KotlinとJavaは相互利用もできるので、どちらから学習したらいいのか迷う方も多いと思いますが、Kotlinの方がコードも短く簡潔なのでJavaより取りかかりやすいです。

スマホアプリに有利な言語5:C#

C#とは、マイクロソフトが開発しているJavaと同じオブジェクト指向のプログラミング言語になります。

マイクロソフトが開発したプログラミング言語なので、Windows向けのアプリケーションの開発に最適ですがそれだけではありません。

AndroidアプリやiOSアプリなどのスマホアプリなどの開発もできます。また個人なら無料の開発ツールVisual Studio Communityが使え便利です。

スマホアプリを開発するときのポイント3つ

いざスマホアプリを開発しようと思ったら、次に考えるべきは何の目的でアプリを開発し、どのように作業を進めていくのかということを十分に検討する必要があります。

収益をどこから生みだし、ターゲット層をどこにするのかといった顧客選定も大切です。
また、アプリ開発に必要な作業の細分化も必要になってきます。

そして、実際に設計したアプリケーションを実装する作業も大切です。それぞれのポイントを簡単に紹介していきます。

スマホアプリを開発するときのポイント1:アプリの方向性を考える

まず始めに考えるのは、なぜそのアプリを制作する必要があるのかということです。

ユーザーの立場に立って、開発したアプリを利用するとどのような利便性がうまれるのかということを考えます。

どのような層に何の効率を上げるためのアプリなのかを、利用する場面を思い浮かべながら方向性を決めていきます。また、どのように収益を上げるかを考えるのも継続的なアプリ存続のために必要なことです。

スマホアプリを開発するときのポイント2:プログラミングを細分化する

スマホアプリの開発で重要なのは工程管理です。ひとつのアプリを開発するのに、設計からデザインさまざまな工程があります。

大きな規模のアプリ開発となれば、機能別に工程を細分化し複数人で並行して作業することもあります。

きちんと必要な工程を細分化し工程ごとに管理が徹底できないと、いいアプリケーションを完成することはできません。

スマホアプリを開発するときのポイント3:プログラムの実装

スマホアプリの開発では、一度で失敗なく完成することはまずありません。

コンピューター相手ですから、単純な打ち込みミスでもエラーになります。エラーは、プログラミングの技術を向上させるために必要なことで、エラーメッセージをしっかり読み、細かく検証、修正を繰り返していくしかありません。

つらい作業ですが、プログラミングの大半はエラー処理のために書かれると言われるほどエラーは必ずおこりますので根気強く取り組みましょう。

スマホアプリの開発に向いている言語を知ろう

スマホアプリの開発に適した言語を知ることで、効率よくアプリ開発ができます。

iPhoneアプリを開発したいのか、Androidアプリを開発したいのかでも選ぶ言語やスキルは全く違います。

ですが、すべての言語を覚えるのは大変な作業で莫大な時間がかかります。まずは自分が開発したい端末にあった言語の習得を目指しましょう。