スマホでPythonのプログラムを作成するメリット3つ|おすすめアプリも紹介

スマホでPythonのプログラミングはできる?

こちらの記事では、スマホを用いたPythonプログラミングの方法をご紹介していきます。プログラミングと言うと、パソコンを用いて行うイメージが強いのではないでしょうか。

しかし、時間がなかったり待ち時間を有効に活用したいという人向けにスマホでも編集や実行ができるアプリが存在しています。プログラミングに興味があるけれど時間がなかったりパソコンスキルが不安だったりする方も、一度読んでみてください。

Pythonとは

Python(パイソン)とは、1990年代初頭に公開されたプログラミング言語です。

わかりやすく、実用的なプログラミング言語で広く使われ続け、読みやすさや習得しやすさと実用性のバランスが大きな魅力です。

2010年代には、優れた化学技術計算ツールとして評価され、2020年度からは、日本の国家資格試験で出題されるプログラミング言語に追加され、ソフトウェア産業を支える基礎技術として認識されています。

スマホでPythonを学ぶ方法

まずはスマホでPythonのプログラミング言語が利用できるアプリをダウンロードしましょう。AndroidとiPhoneでアプリが違うので、アプリの説明をよく読んでダウンロードしてください。

おすすめアプリは後述しますので参考にしてください。また、参考書や参考サイトは基本的にはパソコンと同じで大丈夫です。スマホ専用の参考書は少なく、手に入ったとしても内容に差はありませんので特にメリットもない為です。

スマホでPythonのプログラム作成をするメリット3つ

プログラミングはパソコンでするものという先入観を覆すことができるスマホでプログラミングというのは、当然メリットとデメリットがついてきます。

今回はそんなPythonのプログラム作成をスマホで行う上でのメリットを3つご紹介していきます。

スマホでPythonのメリット1:スキマ時間を活用できる

スマホさえあれば、いつでもどこでもプログラミングできるのが強みの一つです。パソコンは持ち込めない場所や持ち込みにくい場所も多いですが、スマホは基本的にどこへでも持ち込めます。

場所も取らないので混んでいる場所でもあまり気にせず作業可能というのも強みでしょう。また、スマホはパソコンより早く起動できますので、ふとした瞬間の「試したい」がすぐ実行できるのも強みです。

スマホでPythonのメリット2:パソコンより持ち運びが楽

薄型や小型が増えたといっても、まだまだ大きさの面でパソコンよりスマホは優位に立ちます。

なぜなら、いくら小型でもパソコンは相応のカバンを用意する必要があり、スマホはというとその必要がないからです。また、トイレ等の離席で懸念される、置き引きの盗難の可能性もパソコンよりスマホの方が低いので安心できます。

スマホでPythonのメリット3:パソコンが苦手でもできる

スマホでネットが見られるようになった現代、パソコンがなくても不自由はしなくなってきました。

そういった実情から、スマホはできるけれどもパソコンができない、或いは苦手だという方も増えているのではないでしょうか。スマホでプログラミングができてしまえば、プログラミングを勉強する前にパソコンを勉強しなくてはならないという手間が省け、挫折しにくくなります。

パソコンの勉強も大切

一方で、パソコンを扱えるよう勉強するのも並行して行うことが賢明でしょう。なぜなら、プログラミングの勉強をする上で、パソコンの方が勉強効率は格段に上だからです。

デメリットの部分でもいくつか触れさせていただきますが、その他にもプログラミングでよく行う「コピー&ペースト」等の単純作業もスマホよりパソコンの方がやりやすいという側面もあります。

スマホでPythonのプログラムを作成するデメリット3つ

こちらではスマホでPythonのプログラムを作成するデメリットを3つご紹介します。

先ほどのメリットの最後の方でも触れさせていただいた通り、勉強するという側面に対してはスマホでのプログラミングはデメリットになってしまいます。

スマホでPythonのデメリット1:フリック入力では時間がかかる

スマホとパソコンの違いと言ったら、文字入力の仕様ではないでしょうか。キーボードを使い慣れてしまいさえすれば、キーボードで打てるパソコンはスマホよりも早く文字入力ができます。

スマホはタップ入力やフリック入力になるので、どうしても入力速度が遅くなりがちです。プログラミングは書けば書くほど上達していくコンテンツではあるので、その点で入力速度が遅くなってしまうスマホはデメリットと言えるでしょう。

外付けキーボードを活用するのもおすすめ

文字入力速度において、スマホはパソコンよりも劣っていると前述しました。しかし、それは改善することが可能なのです。

それは、外部キーボードを用いてスマホでキーボード入力するというものです。Bluetoothキーボードなら持ち運びが楽で、あまり邪魔にもなりません。他のデメリットが気にならず、どうしてもスマホでやりたいという方にはおすすめです。

スマホでPythonのデメリット2:1つの画面しか使えない

スマホでは1つのアプリしか表示できなかったりして、1つの画面しか使えません。

パソコンなら表示する画面の大きさを調整すれば、複数のブラウザやエディタを開いて作業ができます。もちろん、スマホでもバックグラウンドで複数開いておくことはできますが、同時に使うことはできません。

また、画面が広いとコードが広く見渡すことができ、修正も初期段階でできます。

スマホでPythonのデメリット3:エディタの性能が気になる

今までの記事中で繰り返し言ってきたことですが、エディタの性能はパソコンの方が格段に上です。

プログラミングの勉強効率はエディタの性能に依存しますので、スマホで勉強する場合はそこがネックになります。

しかし、完全なるパソコンの下位互換というわけではなく、スマホ独自のライブラリがあったりデメリットをカバーする機能もあるので試してみるのも良いのではないでしょうか。

Pythonプラグラミングができるスマホアプリ3選

Pythonをスマホで学習するメリットで、学習コストを抑えられるというのもあります。プログラミングスクールに通う場合、一般的に数十万円かかるケースがほとんどだからです。

自分に合っているか、学習継続ができるかどうかが不安な人はためらってしまうような大金です。対して、アプリでなら基本的に無料で使用することができますので、始めやすいのではないでしょうか。そういうときのおすすめアプリを3つご紹介します。

Pythonプログラミングアプリ1:QPython(Android)

QPythonというアプリは、AndroidスマホでPythonプログラミングを行うスマホアプリです。簡単に開発することができ、拡張する機能も強力で、商用サポートも充実しています。

QPythonは世界中で数百万人が活用している大型アプリです。経験豊富なユーザー向けの上位互換アプリもありますが、このアプリ自体は初心者に使いやすい機能やわかりやすい操作を提供している学習者対象のアプリです。

Pythonプログラミングアプリ2:Pydroid 3(Android)

Pydroid 3は、Android向けの教育用Python 3 IDEです。特徴としては、オフラインでpythonプログラムを実行することができたり、TensorFlowとPyTorchが利用できたり、実践向けの使用例が用意されていたり、 サポートが充実しています。

なお、一部の機能は有料での使用になります。課金機能はありますが、プログラミングスクールに通うよりは段違いの値段で学習を行うことができます。

Pythonプログラミングアプリ3:Pythonista 3(iPhone)

Pythonista3は、iOSで Pythonプログラミングを行うアプリもあります。スマホゲーム等からオートメーションスクリプト等まで、多くの機能をカバーしています。

また、フル機能のコード エディターがあったり、2D グラフィックスやマルチタッチ、サウンドエフェクト用の使いやすいライブラリを備えていたり、Androidと同様、実践向け使用例も多く用意されています。さらに、iOS用モジュールもあります。

スマホでPythonプログラミングをしてみよう

スマホでのPythonプログラミングについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。パソコンで基礎的なことができるのだったら、もちろん学習としてはパソコンを用いるのが良いでしょう。

ただし、ライフスタイルや使い勝手の良さ等、必ずしもプログラミング学習においてパソコンが一番良いというわけでもありません。スマホアプリとパソコン、両方使ってみて自分に合っている方を選択してみてはいかがでしょうか。