Python未経験で求人応募する際のポイント10選|求人の探し方なども紹介

Pythonとは

PythonとはWebサービスやアプリケーション、人工知能など幅広い分野で利用されているプログラミング言語です。

言語仕様が簡潔であることと、コードを書く上で利用できるツール(ライブラリ)が多く用意されていることが特徴で、プログラミング未経験でも学びやすい言語とされています。

さまざまなサービスを構築することが可能で、GoogleやInstagram、YouTubeなどの一部サービスでも利用されています。

Python未経験で求人はあるか

近年のデータサイエンスの発展、機械学習の活用の広がりにより、Pythonの需要は日に日に高まっています。他言語と比較しても求人数が多いことが特徴で、BIZREACHの調査によると、その求人数は10種類のプログラム言語の中で第三位となっています。

また、他と比較して未経験者でも習得しやすい言語のため、未経験採用を行なっている企業も多くあり、これまでプログラミングをしたことがないという人にもオススメです。

Python未経験で求人応募する際のポイント10選

前述した通り、Pythonは未経験採用も多くあります。しかし実際に採用してもらうためには、全くの未経験ではなく、簡単なプログラムを作る、業界の情報を仕入れるなどして、エンジニアとしてアピールできる実績を作ることも大切です。

プログラミングの知識以外にも、英語やチーム管理能力など、さまざまな能力がアピールポイントになりますので、具体的にどのようなことを意識して求人応募すればよいのか、確認していきましょう。

求人応募する際のポイント1:エンジニア業界の知識を身につける

求人応募する際には、先にエンジニア業界について詳しい知識を身につけておきましょう。

就職活動の経験のある人ならご存じだと思いますが、業界研究というのは、自分の想像と実際の働き方の違いを把握する上で、非常に重要となります。

もしエンジニア業界の知識がないままに求人をしてしまうと、自分の求めていた形態とは異なる働き方を強いられてしまったり、後々もう少し自分に適した職種が見つかる場合もあります。

求人応募する際のポイント2:RubyやPHPなどの言語の経験を活かす

Python未経験でも求人応募する場合には、他言語の経験があると大きな武器となります。特にRubyやPHPはWebサービスで幅広く活用されている言語であり、またPythonと同様に未経験者でも学びやすい言語に数えられます。

Pythonと合わせて経験を積んでおくことで、さらにPythonへの理解が深まることでしょう。

求人応募する際のポイント3:Pythonのプログラム経験を活かす

Pythonのプログラム経験を積むことは、求人応募において大きな武器となります。プログラム言語全般に言えることですが、全くの知識がない状態で仕事をしても、本当に簡単な作業しかおこなうことができません。

Pythonという幅広く使えるプログラム言語で仕事をもらうためには、少しでもできることを増やしておくことが懸命です。

求人応募の際に自身のできることを明確化できるように、プログラム経験をつけましょう。

プログラムの数をこなすと尚良い

Pythonを用いてできることを増やすためには、さまざまなプログラムを実際に作成、運用してみることをおすすめします。作れるプログラムを増やしていくことで、ライブラリの扱い方に精通することが可能で、より専門的なプログラムにも挑戦できるようになります。

サイトや書籍で紹介されている簡単なプログラムを自作することで、自信にもつながり、企業側にも作成実績としてアピールすることが可能です。

求人応募する際のポイント4:スクールに通う

近年ではPythonを指導するスクールも充実しており、質の高い授業を受けることができます。独学で習得しようとすると、自分でさまざまなサイト、書籍を読み込み、理解していかなければなりませんが、スクールに通うことで、それらの時間を短縮することができます。

また、スクールによっては就職や転職のサポートをしてくれるところもあり、プログラミング経験者からのアドバイスを聞きながら就職先を選べることも利点の一つです。

求人応募する際のポイント5:書籍などで独学で学ぶ

Pythonは入門者向けの書籍が数多く発行されており、これらを利用することで、未経験者でも独学で習得することができます。書籍の他にも、サイトやYouTubeなどから無料でコードの書き方などを学ぶことも可能なので、自分にあったメディアを用いると良いでしょう。

また、ライブラリを紹介するサイト、書籍などもあるため、比較的学習を進めた中級者の方でも、これらを利用する価値は十分にあります。

求人応募する際のポイント6:英語を学んでおく

Pythonに限らず、エンジニア向けの情報サイトの多くは英語で書かれてあります。なにか欲しい情報がある場合には、これらのサイトを翻訳する必要があるのですが、英語が苦手だと翻訳に長い時間をかけてしまいます。

また、海外のサイトのほうが、開発をおこなう上で必要な情報が詳しく記載されている場合も多いですので、英語を学んでおくことで、よりスムーズにPythonを扱えるようになるでしょう。

求人応募する際のポイント7:チームをまとめる管理能力をアピールする

Pythonは前述した通り言語仕様が簡潔であるため、誰がプログラミングしても同じようなコードとなります。そのため実際に就職した場合には、一つのサイトやプログラムをチームで開発する機会も多いです。

チーム開発では、メンバーごとの分担や進捗状況などを考慮して適切な仕事の振り分けを行う必要があるため、チームをまとめる管理能力があるならば、それは大きな武器となります。

求人応募する際のポイント8:エージェントを利用する

就職・転職エージェントでは、それぞれの業界に精通したプロたちが内定までサポートしてくれます。

特にエンジニア未経験であるならば業界の実情や求められている人材など、自力で調べても知り得ない情報も多くあります。プロのサポートを受けることで、就活に適切な情報を手に入れることができることでしょう。

また、就職先の希望を提示すると、それに似合った求人を紹介してくれますので、就活にかける時間も大きく短縮できます。

求人応募する際のポイント9:講習会などに参加する

Pythonの学習、Pythonによる就職をおこなうためには、講習会や勉強会などに参加することもおすすめです。

講習会では専門家による詳細な説明が聞けるほか、参加者同士の交流会も用意されており、業界の情報や実際に働いてみた感想などについて、経験者や同じ立場の人達と情報交換ができます。

学習に行き詰まった場合や、就職・転職活動にモチベーションが保てない場合には、良い刺激となります。

求人応募する際のポイント10:ポートフォリオを作成しておく

エンジニアとして採用してもらうためには、自分がどの程度プログラミングができるのか示さなければなりません。ある程度Pythonの知識が身についた段階で、これまで作成してきたプログラムを紹介する、ポートフォリオサイトを作成してみましょう。

Pythonでは「Django」という開発環境を用いることで、比較的簡単にサイトが作成できます。ウェブサイトを1つ作ることになるので、練習におすすめです。

Python未経験の求人の探し方

求人サイトや転職サイトなどでも、未経験採用の求人を探すことができます。しかし未経験である以上、希望する業務形態と実際の働き方についてギャップが生まれやすいため、エージェントや講習会などを利用して、十分に情報を仕入れてから求人を探すことが得策です。

また、Pythonはまだ日本に浸透していない言語のため、求人を探す上でも注意点がいくつかあります。今から解説していきますので、参考にしてください。

海外案件の方がPythonは豊富

Pythonの求人を探す場合には、海外案件にも目を向けるようにしましょう。現状、AIやIoTの開発で日本は海外に後れを取っています。Pythonの普及率自体も海外の方が高く、エンジニア需要は高い状況にありますので、案件の数は海外の方が豊富です。

英語が得意、あるいは海外での実績を作りたいという方は、積極的に海外の案件を調べるようにしましょう。

今後、日本でも増える可能性はある

現状では海外案件のほうが豊富ですが、日本でもAIやIoT技術への注目度は高まりつつあるため、求人が増えていくことが予想されます。また、近年では大量の顧客情報などを扱うビッグデータ解析が盛んで、統計処理が得意なPythonが活用できる機会が増えていくでしょう。

前述した通り、Pythonはさまざまな分野に利用できる言語ですので、学んでおくことで、多様なキャリアにつなげることができます。

Python未経験でも有利にある方法

プログラミング言語はそれぞれ有利な点、不利な点を持つため、一種類の言語を学ぶだけで、全ての仕事を請け負うことができるわけではありません。

Pythonは比較的汎用性のある言語ですが、全ての点で他言語を上回るわけではありませんので、実際にエンジニアとして働く場合には、他の言語を使う機会もあります。Pythonのみならず、別の言語の知識も習得しておくことで、より有利に就活を進めることができるでしょう。

Python未経験で求人はあるので入念に準備をして挑みましょう

Python未経験でも求人はありますが、実際に採用してもらうためには、やはり実績を示しておくと有利です。

実際にプログラムを作成することもそうですが、英語の能力やチーム管理能力など、求人応募の際にアピールできるポイントは、プログラムの知識に限ったことではありません。

得意なことをうまく活用して、また、自分の希望と実際の業務形態にないように十分に情報を入手した上で、求人に挑むようにしましょう。