インフラエンジニアがつまらない理由9つ|インフラエンジニアに魅力は少ない?
インフラエンジニアはつまらないのか
インフラエンジニアがつまらないかどうかは人によって感じ方が異なりますが、そう感じる人には特徴があります。
例えば、クリエイティブな仕事がしたい人がインフラエンジニアになった場合、理想と現実の差にガッカリしてしまうかもしれません。
インフラエンジニアはスマホアプリの見た目や機能など目に見える部分ではなく、非機能案件を仕事にするため、地味な作業が苦手な人にとってはきついと感じることもあるでしょう。
インフラエンジニアに向いている人の特徴とは?
インフラエンジニアに向いている人の特徴として、IT機器が好きな人、論理的思考ができる人、細かな管理ができる人などが挙げられます。
インフラエンジニアはIT機器に触れる機会が多く、それらが好きな人にとってはうってつけの職種です。また、設計や開発、保守のどの段階においても論理的思考力が必要です。
さらに業務の一つとしてIPアドレスなどの管理があり、細かな作業ができる人もインフラエンジニアに向いています。
インフラエンジニアに向いていないからつまらないのか?
インフラエンジニアに向いていないからつまらないと一概に断定することは難しいですが、つまらないと感じる理由はいくつかあります。
しかし、どんな仕事にも魅力があれば欠点もありますし、初めはつまらなくても仕事を続けるうちに知識が増え、面白くなってくるということもあるでしょう。
インフラエンジニアがつまらない理由9つ
インフラエンジニアがつまらないと言われる理由は、多々あります。
インフラエンジニアがつまらない、楽しくないと言われる理由はさまざまありますが、目立つ意見として同じような作業が多く、感謝される場面が少ないなどです。
インフラエンジニアがつまらないという代表的な意見について、理由や詳細をそれぞれ紹介していきます。
インフラエンジニアがつまらない理由1:創造的な仕事が少ない
インフラエンジニアがつまらない理由の一つは、創造的な仕事が少ないと言うことです。
インフラエンジニアの業務は非機能要件、つまりシステムの性能や耐障害性の強化など、サービスに関わらない部分になります。そのためWEBサービスなどを作りたいと思ってIT業界を志望した人にとっては退屈かもしれません。
一方フロントエンジニアやデザイナーなどは、ユーザーが触れる部分の設計ができるため創造的な仕事であると言えます。
インフラエンジニアがつまらない理由2:運用・保守の仕事がつまらない
運用・保守の仕事は短調でつまらないと言う意見もあります。
インフラエンジニアの主な業務である保守・運用は、システムに障害が起きていないか監視する、障害が起きたときに早急に対応を行うというルーティーン業務がメインです。
そのため、何か革新的な業務を行うわけでもなく、いつ連絡が入るか分からない、システムを復旧させるときは忙しくなるといったことがあるため、やりがいを感じるのは難しいかもしれません。
インフラエンジニアがつまらない理由3:同じような作業が多い
インフラエンジニアの主な業務内容は保守・運用で、ルーチンワークが多いというのもつまらないと言われるゆえんです。
基本的にインフラエンジニアの保守業務はマニュアル化されており、障害やトラブルが起きたときはこれに従って対応します。
慣れていない頃は仕事を覚えられて楽しいでしょうが、毎日同じ業務をしていると飽きてやる気を感じられなくなってしまいます。そのため、その場しのぎの保守業務は辛い人も多いでしょう。
インフラエンジニアがつまらない理由4:問題がなくて当たり前と思われる
インフラについて詳しくない人にとっては、問題がなくて当たり前と思われてしまうのもつまらない原因です。
システムについて詳しくないままそれらを使っているお客様やエンドユーザーからは、システムは正常に動いていて当たり前と思われることも珍しくはありません。
むしろ障害が起きてシステムが動かなくなってしまうと、ユーザーから辛辣な言葉を浴びせられることもあります。
インフラエンジニアがつまらない理由5:感謝される場面が少ない
インフラエンジニアの仕事は評価されにくく、感謝される場面が少ないため、つまらないと感じる人もいます。
新しいWEBサービスの開発などはユーザーの満足度を左右しやすいですが、インフラエンジニアは障害に対応するという縁の下の力持ちのような存在です。
そのため、ユーザーはなぜ保守にお金を払わなければいけないのかと保守の重要性を理解してくれないこともあります。これがインフラエンジニアにとっては辛いことです。
インフラエンジニアがつまらない理由6:24時間体制の仕事もある
インフラエンジニアの保守業務は24時間体制のこともあり、それもつまらないと言われる理由の一つです。
基本的にシステムが稼働している限り保守・運用の必要性があるため、インフラエンジニアの業務は24時間体制になり、チーム内でシフトを組んで対応することがあります。
特に夜勤になると体力的にもきつく、夜中にずっとシステムの監視を続けなければいけないというのもつまらないと言われる理由でしょう。
インフラエンジニアがつまらない理由7:現場から離れられない
インフラエンジニアの仕事は基本的にシステムを監視し続けることであるため、現場から離れられないというのも辛い要因です。
営業や開発メンバーなど、他の職種であれば自分の仕事がある程度落ち着いたら長期休暇を取ってリフレッシュすることは難しくありません。
しかし、インフラエンジニアの場合は基本的に数年間という長期的なスパンで保守業務を行うため、長期休暇を取ってチーム体制に穴を開けるということが難しくなります。
インフラエンジニアがつまらない理由8:将来性が感じられない
インフラエンジニアの業務範囲は狭いため、将来性が感じられないという人もいます。
インフラエンジニアをやっていると、特定の業務に関しては詳しくなれますが、その範囲が狭いため他の業務を知る機会が少なくなってしまいます。すると他の業務ができるチャンスを失い、一生同じ作業が続くのではないかと不安になってしまう人もいるようです。
さらに、短調な仕事であるが故に給料が上がりにくいのも将来性が感じられない理由です。
インフラエンジニアがつまらない理由9:他にやりたいことがある
他にやりたいことがあると業務に集中できず、つまらないと感じることがあるようです。
場合によっては、アプリケーション開発などを行いたかったのに、会社の配属によって望まないままインフラエンジニアになってしまったといったこともあるでしょう。
もしも他にやりたいことが明確にある場合は、会社に配置転換を求めたり、転職活動に踏み切るのも有効な手の一つです。
つまらないと思ったときに考えるインフラエンジニアの魅力3つ
インフラエンジニアがつまらないと言われる理由をいくつか紹介しましたが、インフラエンジニアは魅力ある職種でもあります。
確かに業務に関してはつまらない、辛いと言われることも多いですが、インフラエンジニアはシステムが動き続ける限りいなくてはならない重要な職種です。
それ故にインフラエンジニアは需要のある職種です。つまらないと感じたときにはインフラエンジニアの魅力を意識しましょう。
インフラエンジニアの魅力1:未経験でも目指せる
インフラエンジニアは人材不足が懸念されており、未経験者が採用される確率が高くなっています。
2020年現在、コロナ禍の影響でITインフラ需要が高まり、インフラエンジニアなどIT人材が不足しているため、初心者であったり、素質があると判断されれば異業種からの転職なども可能です。
さらに、近年は無料でインフラエンジニアを目指せるスクールなどがあり、未経験でも十分にインフラエンジニアを目指せます。
インフラエンジニアの魅力2:手に職がつく
インフラエンジニアはシステムが存在する限りなくならない職種のため、手に職がつくというのも魅力です。
先ほど上述したように、インフラエンジニアは未経験でも目指せる職種であるにもかかわらず、一度業務を覚えてしまえば半永久的に仕事はなくなりません。
インターネットはつながって当たり前と思われていますが、それを構築する職はこれからも重要であり、むしろインターネットの普及によって需要は増え続けています。
インフラエンジニアの魅力3:いろいろな現場を見ることができる
多くの企業でITインフラが導入されているからこそ、社会貢献性が高くさまざまな現場を見ることができるというのも魅力です。
今や世界中がITインフラに依存しているとも言えるほど、SNSや交通などのシステムが生活に普及しています。
そのため、さまざまなお客様を相手に仕事をすることが多く、別の業界を知るきっかけにもなります。さらに、大きなシステムの保守をすることも多いため、社会貢献性の高い職であると言えるでしょう。
インフラエンジニアがつまらないと思ったときにできる対策5つ
インフラエンジニアがつまらないと言われる理由をいくつか紹介しましたが、そのまま何も行動しなければつまらない状況は変わりません。
そのため、インフラエンジニアの業務がつまらないと感じたときにできる対策を5つ紹介します。今インフラエンジニアとしてつまらなさを感じている人や、今後インフラエンジニアになる可能性がある人は参考にしてみてください。
つまらないときにできる対策1:なぜつまらないのかを考える
インフラエンジニアの業務がつまらないと感じたとき、なぜつまらないのかを考えるのが重要です。
なぜつまらないと感じるかは人によって異なるでしょう。他にやりたいことがある、仕事が短調なのが自分に向いていない、将来性がなくて不安などさまざまです。
他にやりたいことがあったり将来性に不安を感じているのならば、スキルをつけて転職するなど、つまらない理由を考えることで、次に取るべき行動が明確になります。
つまらないときにできる対策2:他にやりたいことがあるかを考える
インフラエンジニア以外に何か他にやりたいことがあるのか、じっくり考えることも重要です。
インフラエンジニアの業務がつまらないと感じたとき、今すぐに何かやりたいことがある場合や、やりたいことがあるけれどそれが明確になっていないということもあります。
その場合、何も行動しないままでいると、いつの間にか転職などもできなくなってしまうこともあるので、なるべく早めにじっくりとやりたいことを考えましょう。
つまらないときにできる対策3:スキルアップできているかを考える
インフラエンジニアの仕事がつまらないと感じたときは、自分がスキルアップできているか見つめ直してみましょう。
インフラエンジニアの仕事は確かに単調な部分もありますが、そこで培ってきた技術はクラウドやビッグデータにおいても活用することができます。
しかし、何年も同じ業務を行なっていてスキルアップができていないと感じる場合は、思いきって転職活動を始めたり、他の仕事に配置転換を打診することも考えてみましょう。
つまらないときにできる対策4:キャリアパスを考える
インフラエンジニアの仕事がつまらないときは、キャリアパスを考えてみましょう。
将来的にはプロジェクトマネージャなど全然違うIT業種の仕事をやってみたいなど、人によってキャリア形成はさまざまです。
しかし、望んでいるキャリアパスに対して今の仕事が有益なのかは考える必要があります。インフラエンジニア業務はさまざまなIT業種の仕事の基礎になりますが、もしそれが有益でない場合は転職なども考えるべきでしょう。
つまらないときにできる対策5:転職を考える
インフラエンジニアの仕事がつまらないときは、思いきって転職を考えるのも手です。
上述した対策を行った上で、インフラエンジニアの仕事がつまらないと感じるのであれば理由はどうあれインフラエンジニアの仕事が向いていない可能性もあるでしょう。
もし向いていないと感じるのであれば、他の職種を検討しながら転職の準備を進めることも重要です。また、転職エージェントに相談することで自分の強みが分かって視野も広がります。
インフラエンジニアがつまらないときの原因や対策を知ろう
インフラエンジニアがつまらないと言われる理由、つまらないときの対策、インフラエンジニアの魅力について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
インフラエンジニアの仕事は、確かに面白くないというイメージが少なくありませんが、それ故に重要であり需要の高い仕事でもあります。
インフラエンジニアがつまらない人は、魅力を再確認してさらなるレベルアップをするのも手ですし、やりたいことのために行動してみましょう。