未経験からITエンジニアになるための方法3つ!会社の選び方2選も解説

ITエンジニアとは

ITエンジニアとはインターネット関係のIT専門知識やスキルを備えた人々のことです。また、ITエンジニアの仕事は多くの種類があります。

一連の流れに携わるSEや作成した設計書を元にプログラミングを行うエンジニア、ITインフラを担当するインフラエンジニアなど、同じエンジニアでも知識やスキルによって担う役目が異なります。

IT業界は人材不足にあえいでおり、ITエンジニアは今後も社会で必要とされる職業です。

ITエンジニアの種類5つ

ITエンジニアは担う役目やエンジニアが持つスキルによって多数の職種に分けられます。さらにITはさまざまな場面で活用されており、活用する場面で知識が異なります。

クライアントの要望に応えるべく設計図を引くSEは、プログラミングの知識のほかにもコミュニケーションスキル、マネジメントスキルなどが必要です。

このように、プログラミングの知識だけではなく、その職種に特化した知識、スキルが要求されます。

ITエンジニアの種類1:ネットワークエンジニア

ITインフラのうちのネットワークシステムの設計、構築、運用、保守を専門的に行うのがネットワークエンジニアです。

セキュリティやOS、サーバーなどに関する幅広い関心と知識が求められ、ケーブリングや機器設置に関する知識などネットワーク全体を見渡す広い視野と知識も求められます。

また、ITネットワークエンジニアはクラウドの普及により、保守・監視、運用が中心となり、企業の生命線を握る重要な職種です。

ITエンジニアの種類2:Webエンジニア

WebエンジニアはWebサイトやアプリなどのシステム設計や開発、運用、保守を行うITエンジニアです。Web上で提供されるシステムに特化したプログラミングを行い、日常のインターネットの利用を支えています。

一番生活に密着しているとも言えるWebエンジニアは、日々新しい技術を取り入れ、情報を刷新していく努力が必要となる分野です。また、スキルのみならず、コミュニケーション力も求められます。

ITエンジニアの種類3:システムエンジニア

システムエンジニアとは、顧客の要望を元に仕様を決定し、大まかな設計や動作テストまでをする情報システムの上流工程を担う仕事です。上流工程とは、システム開発や設計において初期段階のことを指します。

そして、設計したのちは作業進捗や予算、人員や作業のマネジメントを行います。システムエンジニアには、エンジニアとしてのスキルや知識はもちろんのこと、コミュニケーション能力や、マネジメント能力も必要です。

ITエンジニアの種類4:フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアはWeb作成に携わる職種の一つで、フロントエンド側を受け持つエンジニアです。フロントエンドとは、ユーザーと直接やり取りする部分のことを指します。

分かりやすく言うと、Webプラウザ側で作動する部分、Webアプリでユーザーが直接操作する部分の画面の動作を設計、構築します。

また、フロントエンドエンジニアはITが進化して作業が細分化された際に生まれた、比較的新しい職種です。

ITエンジニアの種類5:データベースエンジニア

データベースエンジニアはデータベースの開発、設計、ほかにも運用や管理を行います。企業の情報システムを支える、なくてはならない職種です。

大量のデータを管理し、必要なときに瞬時に取り出せる、また、情報のセキュリティ面にも気を配らなくてはいけません。データベースエンジニアはITがなくてはならなくなった今、必要不可欠な職種ですが、人材が少なくエンジニアとしての市場価値が上がっています。

ITエンジニアに未経験でなるための準備方法3つ

ITエンジニアは現在、人材不足に陥っています。そのため、プログラミングスキルを有した人材の市場価値は上昇しており、相応の年収が期待でき、また将来性についても申し分ない状態です。

ITエンジニアになるための資格は必要がなく、スキルと知識があればエンジニアとして活躍できます。では、未経験でもエンジニアとして活躍するには、どんな準備をすれば良いでしょうか。

ITエンジニアになる方法1:IT業界の知識をつける

未経験からITエンジニアを目指すためには、まずIT業界の知識をつけましょう。プログラムを作る知識はもちろん必要ですが、業界を知ることがまず初めの一歩です。

どんな職種があるのか、どんな人材が求められているのかをよく把握して、自分がどんな職種の仕事をしたいのかをきちんと見極めましょう。

また、業界のことを調べるのは就職活動の際の企業研究と同じことです。業界を調べることで転職の際の志望動機も作りやすくなります。

ITエンジニアになる方法2:プログラミングを習得する

未経験でITエンジニアを目指すなら、何か一つでいいのでプログラミング言語を習得しましょう。

プログラマー志望で、プログラミングをしたことがないというのはやる気を疑われます。また、やってみなければ好きか嫌いかも分かりません。就職する際も「やってみたら合わなかった」とすぐ離職する危険性があるため、採用担当者も内定は出しづらいでしょう。

まずはどんなものが作りたいのかを考え、それに見合った言語を習得しましょう。

独学で習得は可能か

プログラミング言語は独学でも習得が可能です。本やWebにて学習できます。特に、Webでは無料で勉強できるサイトもあるのでチェックしてみてください。

しかし、独学で学習するのは効率が悪いでしょう。コードエラーが出て原因が分からずに、そこで挫折してしまうということもあり得ます。また、「とりあえず動く」だけの性能の悪いプログラムしか書けなくなってしまう可能性もあるため、習得に時間がかかることも多いです。

プログラミングスクールは効果的か

未経験者がプログラミングを学ぶなら、プログラミングスクールに通うのが効率的です。プログラミングはエラーの連続で、コードを書いて起動させるとトラブルが発生するのはよくあることですが、未経験者はなぜトラブルが発生したのか原因に思い当たることすら難しいでしょう。

しかし、スクールに通うと講師によるサポートがあるため、問題点や改善点を指摘してくれ、さらにオンライン受講なら自分の都合の良い時間に受講できます。

ITエンジニアになる方法3:アプリを制作する

未経験でエンジニアになりたいのなら、まず自分でアプリを作成してみましょう。アプリを作成し、ポートフォリオとして就職活動の際に活用ができます。

また、アプリを作成することより自分の中で、できるという自信につながるほか、学んだことのアウトプットにもなります。さらにスキルの証明にもなるため、就職活動の際の強みになるでしょう。

ITエンジニアに未経験でなるための会社選びの仕方2つ

未経験者がITエンジニアになるためには会社選びも大切です。未経験で会社を選ぶ際には、まずはIT業界の知識を身につけましょう。知識をつけた上で、自分のやりたいことを探ります。

やりたいことを見つけたら、目指したい方向のベースとなる技術を身につけられる企業を探しましょう。

このほかにも会社選びの二つのコツがありますのでご紹介します。

研修制度がある

現在、IT業界では人手不足のため、企業は若い未経験者を採用して人材を育成し、必要な人材を確保しています。また、未経験者にはIT研修を行っている場合がほとんどです。

研修内容やカリキュラムをきちんと説明してくれる企業、研修期間が長い会社などは好評価です。しっかり、人材を育成するという姿勢が見えます。

未経験者は研修制度がないと、スキルの習得が難しいこともあるので、研修制度は必要と言えるでしょう。

適度な企業規模

未経験でIT企業を目指し就職活動を行うなら、適度な企業規模の会社を選ぶと良いでしょう。

大企業の方が給与面や待遇面で良いと考えるでしょうが、大企業では分業制が細かく行われているので、自分の関わる部分が狭くなる可能性があります。

そのため、中規模企業でエンジニアが複数在籍、さらにエンジニア育成のため外部から技術顧問やフリーのエンジニアを入れているような、自社開発のベンチャー企業などがおすすめです。

未経験からフリーランスのITエンジニアになれるのか

フリーランスエンジニアとは自分の力だけで仕事を獲得、顧客の要望に応える形で仕事をします。勤務場所や勤務日数など自分の裁量で行えますが、勤務に関する保証はありません。

そのため、未経験からフリーランスエンジニアになるのは難しいでしょう。フリーランスは自分の知識とスキルを武器に闘いますが、未経験の場合どちらも足りません。しかも助けてくれる存在がいないので、苦戦を強いられます。未経験エンジニアでは難しいでしょう。

未経験でITエンジニアになるならプログラミングを学ぼう

未経験でエンジニアになるためにはまずはどんな職種があるのか、どんな仕事を行うのか、自分のやりたい仕事はどのようなことなのか、それらの知識を身につけよく見極めましょう。

そして、スキルを身につけます。プログラミングは独学でも習得できますが、スクールを利用するのが効率的です。スクールではプログラミングを習得できるだけでなく、ポートフォリオの作成サポートや就職支援も行います。ぜひ、検討してみましょう。