東京に新卒で就職する6つのメリット|就職活動をする時の注意点も紹介

東京・地方どっちで就職するべきか?

自分のやりたい仕事も決まり、どんな業種のどんな職種を狙えばいいのかも大体わかっています。しかし、その仕事をするにはどこで働くのが最適なのかわからない、そんな悩みを持つ学生はたくさんいます。

東京は日本の首都です。大手の企業の本社もほとんどが東京にあります。仕事のみならず、最先端の文化や技術が集まるのも東京です。東京で就職することと、地方で就職することはどんな違いがあるのでしょうか。

就職活動の違い

そもそも、地元で就職活動する場合と、地元を離れて東京で就職活動する場合では、就職活動の方法が違ってきます。地元での就職なら、自宅から就職の説明会や就職試験に参加できますが、地方から東京へ出る場合はそうはいきません。

東京での就職活動は泊りがけでの準備が必要な人もいるでしょう。地元の就活には必要ない、宿泊費や交通費などの費用が必要となります。移動時間も多くかかるため、スケジュール管理も重要になります。

東京に新卒で就職する6つのメリット

家族や友達がいて、何もかも知り尽くした地元で働き、地に足をつけて生活していくのは素晴らしいことです。自分のやりたい仕事がそこにあるのなら、東京にこだわる必要はありません。しかし、東京に新卒で就職してそこで働くことのメリットはやはりたくさんあります。

仕事そのもののメリットやプライベートに関するものなど、東京ならではのメリットを6つあげましたので、順番にみていきましょう。

東京に新卒で就職するメリット1:仕事の選択肢が多い

東京に新卒で就職することのメリットの1つは、仕事の選択肢が多いことです。東京にはたくさんの企業があります。東京では自分の可能性を狭める必要がありません。

また地方ではなかなか出会えないクリエイティブな仕事や最先端技術を扱う仕事なども、東京に集中しています。自分のやりたい仕事を追求したい人であっても、自分のやりたい仕事を探している人であっても、その選択肢の多さは東京で就職するメリットだといえます。

東京に新卒で就職するメリット2:給与が高い

新卒の初任給を都道府県で比較すると東京が1番高額で、最下位の地方都市と比べると3万円程度の開きがあります。都内に住んで仕事に通った場合、家賃や物価などが地方に比べて高額になりますが、給与が高いことは東京で就職するメリットといえるでしょう。

給与が多いということは、自由に使えるお金がたくさんあるということにもなります。そのお金で旅行や勉強などをすることで、自分の経験や知識を深め人生の幅を広げられます。

東京に新卒で就職するメリット3:大手企業の本社が多い

誰もが名前を知っている企業や、日常的に名前を耳にする企業など、大手と言われる企業の本社が多いのはやはり東京です。大手の企業は工場や支社が地方にも多数ありますが、本社は東京に置いているところがほとんどです。

最近では地方に根差した中小企業の良さも見直されてきましたが、入社後の研修体制や、スキルアップのための制度の充実、福利厚生の手厚さなどは大手企業ならではの良さです。

東京に新卒で就職するメリット4:プライベートが充実させやすい

ワークライフバランスという言葉があります。仕事とプライベートの充実は両方とも大事だという考え方です。プライベートに求めるものは人によっていろいろですが、東京はそのプライベートも充実させやすい環境といえます。

さまざまな店舗も地方に比べて夜遅くまで開いているところが多いですし、劇場などもたくさんありさまざまな文化に触れることもできます。地方に比べて圧倒的に娯楽が多いのは東京の魅力の1つです。

東京に新卒で就職するメリット5:キャリアアップできる仕事が多い

新卒で就職するメリットの1つに、キャリアアップしやすいということもあげられます。東京にはたくさんの企業があります。1つの企業だけにこだわらず、自分のスキルを磨いていけるのが東京で働くことの魅力です。

事務職の場合、ITなどの知識を身につけてより自分に適した企業へ転職することも可能です。看護師なら、大きな総合病院や専門の個人病院など、自分の専門性をいかせる場所を探すことが地方よりも容易にできます。

東京に新卒で就職するメリット6:自立できる

1人暮らしに憧れているという人も多いでしょう。その反面、1人暮らしが不安という人もたくさんいるでしょう。家族と共に暮らす我が家は安心安全ですが、いつまでもそこに甘える訳にもいきません。社会人になることは大人として自立することでもあります。

東京に新卒で就職するということは、安心な場所から離れて自立していくということです。大人として自立していくために、東京での就職は良いきっかけになるのではないでしょうか。

東京で就職活動する前に準備しておく4つのこと

就職セミナーや新卒採用試験を地方から東京で受ける場合には、それ相応の準備が必要になります。自宅から日帰りで参加できるならあまり問題ありませんが、遠方に住んでいる場合、自己分析や企業研究以上に就職活動自体の準備が欠かせません。

東京勤務を目指して、東京で就職活動するためにはどんな準備が必要なのでしょうか。新卒の方はもちろん、東京への転職を考えている人にも参考にしてもらいたい4つのことを紹介します。

就職活動する前に準備すること1:費用や時間の計画

東京への就職活動で問題になるのは費用です。東京に行くための交通費はもちろん、日帰りできない距離の場合は宿泊費も必要になります。アルバイトでためた貯金があっという間にゼロになるというのは、誇張した話ではありません。

また、学校に通いながらアルバイトもこなし、就職活動もするなど、就活生はとても忙しいのが現実です。その上に東京へ行く移動時間も加わるので、時間を計画的に使うことも大切になります。

就職活動する前に準備すること2:宿泊場所の確保

東京に知人がいたり、親戚が住んでいる場合は、就職活動中お世話になることもできるでしょう。しかし、新卒では東京に全く知り合いがいないという場合がほとんどではないでしょうか。

東京にはホテル以外にも宿泊できる施設がたくさんあります。最近では就活シェアハウスなどもあり、工夫次第で費用を抑えて滞在できます。宿泊場所は就職活動の大切な拠点です。場所の利便性や費用など自分にとって最適な宿泊場所を確保しましょう。

就職活動する前に準備すること3:情報集め

地方から東京で就職活動するためには、企業の情報はもちろんですが、土地の情報も必要になります。面接会場に行こうとしても、知らない地名ばかりで困惑してしまうという学生も多いのではないでしょうか。

東京は電車だけでもたくさんの路線があります。乗り換えも慣れないと難しく、駅の出口を間違えたために迷子になるということも起こります。事前にしっかりと情報収集しておくことは、スムーズな就職活動には欠かせません。

就職活動する前に準備すること4:試験対策や面接対策

就職活動の基本的な準備はもちろん重要です。企業の研究はもちろん、試験対策の勉強もおろそかにはできません。筆記試験は基礎学力を問うものや性格分析、企業によっては小論文や専門的な知識を問う問題が出題される場合もあります。

筆記試験の対策は試験対策の参考書や各学校の対策講座などを利用する学生が多いようです。また、面接についても、質問されそうな問題に対して答えをあらかじめ考えておくなどの準備は重要です。

東京での就職活動の注意点

地方から新卒で東京に就職するには、たくさんの準備が必要になることがわかりました。たくさんの準備が必要になるということは、それだけ手間もたくさんかかるということです。

東京に行くまでには時間も費用もかかります。東京で就職活動をするにあたって必要な準備事項を4つ紹介しましたが、その他の注意点もご紹介します。

体調管理に気をつける

就職活動に限ったことではありませんが体調管理は何よりも大切です。東京での就職活動には時間がかかるため、宿泊を伴う場合は早くから予定を立てなければなりません。

交通費や宿泊費をかけての就職活動なのに、体調を崩して参加できなくなってしまうことはチャンスも費用も無駄にすることになります。万全の態勢で就職試験に臨むためにも、体調管理は特に気をつけるべきことだと言えるでしょう。

スケジュール管理に気をつける

就職活動ではたくさんの企業と出会い、自分に最適な就職先を探したいですが、そのためには多くの時間が必要です。地方から東京への就職活動では、移動時間もプラスされるので、より有効な時間の使い方を心がけなければなりません。

東京に滞在できる間に、複数の説明会や企業を訪問できるようにスケジュール調整すると効率が良くなります。しかしあまりにたくさん予定を入れすぎて、遅刻や欠席などをしないように注意も必要です。

東京に新卒で就職するメリットを知ろう

地方から新卒で東京に就職するには、大変なことがたくさんあります。費用も時間も地元での就職活動よりもたくさんかかりますし、体力的にも精神的にもつらいこともあるかもしれません。

しかし、東京には大手をはじめとしてたくさんの企業があります。仕事の種類も多く、自分のやりたい仕事につける可能性もあり、様々なメリットもあるでしょう。