スマホアプリ開発におすすめのツール13選と必要な環境・開発の流れを解説
個人でスマホアプリって開発できるの?
スマホアプリの需要拡大にともない、個人でスマホアプリを開発する人も増えています。
多くのスマホアプリは企業が開発してリリースしていますが、プログラミングスキルがあれば副業として個人でアプリ開発をして収入を増やすこともできます。
しかし個人でアプリ開発を行う場合、プログラミングスキルだけでなく環境の整備を整える必要もあり、コストがかかる点は押さえておく必要があります。
スマホアプリ開発にかかる費用4選
スマホアプリ開発にはどのような費用が必要になるのでしょうか。
近年は個人でアプリを販売し、収入を得る人も多いです。しかしスマホアプリ開発に興味がある方の中には、開発にどのくらいの費用がかかるのか知りたいと考えている方も多いでしょう。
ここではスマホアプリ開発にかかる費用4選をご紹介しますので、どのような費用が必要になるのか参考にしてみてください。
スマホアプリ開発にかかる費用1:パソコン
スマホアプリ開発にはパソコン代として5万円~20万円ほどの費用がかかります。
スマホアプリ開発にはWindowsやMacなどのパソコンが必要になります。現在使用しているパソコンがあれば新しく用意する必要はありません。
また、新調する場合もハイスペックなものをわざわざ用意する必要はないですが、Windowsの場合はAndroidアプリしか作成できない点には注意が必要です。
スマホアプリ開発にかかる費用2:公開費用
スマホアプリ開発にはアプリ公開費用として初回25USドルもしくは年間99USドルの費用がかかります。
完成したアプリをリリースする場合、iOSアプリであればApple Storeへの登録費がかかります。Apple Storeの登録費は、登録後毎年年会費として99USドル支払う必要があります。
また、Androidアプリであれば初回のみGoogle Playの登録費用として25USドルを支払う必要があります。
スマホアプリ開発にかかる費用3:スマホ
スマホアプリ開発には動作確認用のスマホ代として数万円の費用がかかります。
アプリ開発を行う場合、作成したアプリの動作確認を行うために確認用のスマホが必要になります。
現在使っているスマホを利用して動作確認をすることもできますが、iOS、Android両方のアプリを開発する場合、確認用にどちらのスマホも必要になります。
スマホアプリ開発にかかる費用4:勉強費用
スマホアプリ開発には勉強費用として書籍、スクールなどの費用がかかります。
スマホアプリ開発は専門性が高いため、プログラミング経験がない場合はまずはしっかり勉強する必要があります。
勉強費用としては、独学で行う場合は書籍代、スクールに通う場合はスクール費用などがかかります。ここではそれぞれご紹介していきます。
書籍
書籍を利用する場合、費用は数千円程度で済むでしょう。
プログラミング経験がある場合、書籍を使った独学でもスマホアプリを作成できるでしょう。
また、書籍を使う場合はたくさんの本を読むのではなく、気に入った本1冊~2冊程度を選んでじっくり取り組むのがおすすめです。
スクール
スクールに通う場合、費用は10万円~30万円程度かかります。
初心者やしっかりスマホアプリ作成を学びたい人なら、プログラミングスクールに通うと本格的にアプリ開発を学べます。
スクールは受講内容やカリキュラムによって費用は変わりますが、パソコン教室なら10万円~30万円、オンラインスクールなら15万円~30万円程度かかるでしょう。
スマホアプリ開発におすすめのツール13選
スマホアプリ開発に使えるツールをご紹介します。
スマホアプリを開発してみたいと考えている方の中には、どのような開発ツールがあるのか知りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
ここではスマホアプリ開発におすすめのツール13選をご紹介しますので、おすすめのツールを参考に自分に合ったスマホアプリ開発ツールを見つけてみてはいかがでしょうか。
スマホアプリ開発におすすめのツール1:ShoutEm
ShoutEmはiOS、Androidのアプリ開発に活用できるスマホアプリ開発ツールです。
ShoutEmはアイコンや情報などを載せていくだけで、高いデザイン性のあるアプリを作ることができます。
また、ノンプログラミングで開発できるだけでなく、アプリ利用者の行動分析やポイント機能、収益化サポートなども利用できるため、さまざまなシーンで活用できるでしょう。
スマホアプリ開発におすすめのツール2:XCode
XCodeはiOSアプリ開発専用のスマホアプリ開発ツールです。
Apple社が提供している開発ツールで、内部にiPhoneやiPadなどのiOS製品を動かすためのエミュレーターが入っています。そのため、iOSアプリを開発する場合にはXCodeは必須のツールとなっています。
また、XCodeはApp Storeから入手できるため、iOSアプリ開発にはMacが必要となります。
スマホアプリ開発におすすめのツール3:SmartAppsMobile
SmartAppsMobileはスタンプカードなどの機能を持ったアプリが開発できるスマホアプリ開発ツールです。
スマホやタブレット向けのアプリを短期間かつリーズナブルに制作できるツールです。スタンプカードやクーポン、レストラン予約などの豊富な機能が利用できます。
また、FacebookやTwitter、YouTubeなどのツールと連携することも可能です。
スマホアプリ開発におすすめのツール4:Appery
Apperyはクラウドでアプリが開発できるスマホアプリ開発ツールです。
全世界に50万人以上のユーザーがいるクラウドベースのスマホアプリビルダーで、用意されているテンプレートやオブジェクトなどを選ぶだけで、誰でもデザイン性の高いアプリが作成できます。また、HTMLアプリにも対応しています。
有料プランもありますが、無料でもアプリ開発をすることが可能です。
スマホアプリ開発におすすめのツール5:Andromo
ApperyはAndroidアプリが手軽に開発できるスマホアプリ開発ツールです。
Admobの広告組み込みにも対応しており、収益化機能が豊富にそろっています。手軽にAndroidアプリが作成できることから、これまで110万人以上のユーザーがApperyを利用したアプリ開発を行っています。
また、お試し版は無料で利用できるため、試しにアプリを作ってみたい人にもおすすめです。
スマホアプリ開発におすすめのツール6:Android Studio
Android StudioはAndroid公式のスマホアプリ開発ツールです。
IntelliJ IDEAをベースとしたAndroid公式のAndroidアプリ開発用統合開発環境です。IntelliJ IDEAのコードエディタと開発ツールで、Androidデバイス向けのアプリが開発できます。
また、Google Cloud Platformの組み込みをサポートしています。
スマホアプリ開発におすすめのツール7:appypie
appypieは多彩なテンプレートでアプリ開発ができるスマホアプリ開発ツールです。
iOS、Androidのアプリ開発ができる海外のツールです。公式サイトは日本語にも対応しているため、安心して利用することができます。
また、豊富なデザインが用意されており、ノンプログラミングでオリジナルのアプリが簡単に作成できます。
スマホアプリ開発におすすめのツール8:Yappli
Yappliはアプリ開発、運用、分析を提供するスマホアプリ開発ツールです。
アプリ開発だけでなく運用や分析サービスまでを提供するアプリプラットフォームで、ノンプログラミングで多彩なアプリを開発できます。
年間100回以上のアップデートにより、最新のOSのもすぐに対応します。また、専門チームによる支援も受けられるため、事業用に本格的なアプリ開発をしたい人におすすめです。
スマホアプリ開発におすすめのツール9:appgyver
appgyverはドラッグ&ドロップでアプリ開発ができるスマホアプリ開発ツールです。
ドラッグ&ドロップなどの簡単操作で簡単にオリジナルアプリが開発できるツールで、海外製のため英語ではありますが、直感的に操作できます。
また、売上が1000万USドル以下であれば無料で利用できます。
スマホアプリ開発におすすめのツール10:Monaca
Monacaはさまざまなアプリ開発ができる日本製のスマホアプリ開発ツールです。
スマホアプリに限らず、デスクトップアプリやWebアプリなどが開発できます。これまでMonacaで開発されたアプリは9万以上と豊富な実績を持ち、アプリ開発だけでなくコンサルティングやテクニカルサポートなども提供しています。
14日間の無料トライアルもあるため、まずはお試しでの利用もおすすめです。
スマホアプリ開発におすすめのツール11:GameSalad
GameSaladはゲームアプリが開発ができるスマホアプリ開発ツールです。
AndroidやiOS、Mac OS、HTML5にも対応した海外製のゲーム開発ツールで、海外では使用例が多いツールとなります。前述のXcodeを使用する必要もありません。
豊富な機能が搭載されているため、お手軽なゲームから本格的なゲームまで色々なゲームが作れます。
スマホアプリ開発におすすめのツール12:MobileSmith
MobileSmithは静的なアプリ開発に適したスマホアプリ開発ツールです。
ゲームアプリなどよりもニュースアプリや病院用アプリなどの静的アプリの開発の作成に向いており、iPhone、iPadではデザインを最適化できます。
メーカーのコンセプト的には病院アプリに向いているため、患者とのコミュニケーションなどに課題を抱えている病院におすすめです。
スマホアプリ開発におすすめのツール13:Jmango360
Jmango360はショッピングアプリ開発に適したスマホアプリ開発ツールです。
特にショッピングアプリ開発に特化して機能を備えているため、BtoCのショッピングアプリやBtoBの注文アプリ開発におすすめです。
コンバージョンの上昇や商品ページへの流入増加が期待できるため、新しいショッピングアプリ開発を検討している方におすすめです。
OS別スマホアプリ開発に必要な環境
スマホアプリ開発にはどのような環境が必要なのでしょうか。
ここまでさまざまなスマホアプリ開発に使えるツールをご紹介しましたが、実際にスマホアプリを開発する場合、まずは開発用のパソコンに環境を整える必要があります。
ここではアプリ開発をする場合に必要なOS別の開発環境をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
iOS
iOSアプリを開発する場合、Mac OS 10.12以降が必要です。
前述のとおり、XCodeを使うにはMacが必要になります。OSはMac OS 10.12以降、メモリは8GB以上、最低でも4GB以上あるものを使いましょう。
また、HDD容量は4.54GB以上空きディスクスペースを用意し、開発言語としてはSwiftを使用しましょう。
Android
Androidアプリを開発する場合、Windows、Mac OS X、Linuxのいずれかが必要です。
Androidアプリの場合、一般的なOSであればどれでも開発可能です。メモリはできれば8GB以上、最低でも3GBを確保し、さらにエミュレーター用に+1GBが必要になります。
また、HDDは4GB以上の空きディスクスペースを用意し、開発言語にはJavaを使用するのがおすすめです。
スマホアプリ開発の流れ5つ
スマホアプリ開発の流れをご紹介します。
スマホアプリ開発をする場合、具体的にどのようにして進めていけばいいのかわからないという方も多いでしょう。
ここでは最後に、スマホアプリの企画からリリース、メンテナンスまでの流れをご紹介しますので、どのような流れで開発するのか参考にしてみてはいかがでしょうか。
スマホアプリ開発の流れ1:企画
スマホアプリ開発をする場合、まずはどのようなアプリを開発するのか企画をまとめましょう。
企業でスマホアプリを開発する場合はもちろん、個人で開発する場合も企画をまとめる工程は必要です。
実際に開発を始める前に、アプリを利用するユーザー像を明確化し、サービスの強みやビジネスモデルなどを考えて整理しましょう。また、そこからアプリの概要を企画としてまとめましょう。
スマホアプリ開発の流れ2:設計・制作
企画をまとめたらスマホアプリの設計、制作に入りましょう。
アプリの設計では、どのようなアプリにするのか具体的なUIや機能を決めていきます。設計が終わったら、実際に開発を進めていきます。
アプリ制作はこの記事でもご紹介したとおり、iOS用であればMac、Android用であればMacもしくはWindows、Linuxのパソコンを使って開発を進めていきます。
スマホアプリ開発の流れ3:テスト
アプリが動くようになったらテストを行いましょう。
テストでは、あらかじめ設計段階で決めていた機能が全て漏れなく実装できているか確認していきます。また、処理が成功したときの動きだけでなく、失敗した際にエラーが問題なく出力できるか、データが欠損していないかなども確認していきます。
単体でのテストが完了したら、各モジュールや実際の利用を想定した一連のテストを行い、不自然な動きがないかチェックしましょう。
スマホアプリ開発の流れ4:リリース
アプリが完成したらリリースしましょう。
Androidアプリの場合、GooglePlayには審査がないためストアに登録すれば数時間程度でリリースできます。iOSアプリの場合はAppStoreからリリースしますが、リリース前の審査が必要になります。
問題がなければ2日程度でリリースできますが、指摘があった場合はリリースできるまで何週間も時間がかかる可能性があります。
スマホアプリ開発の流れ5:運用・メンテナンス
アプリをリリースしてからは継続的なメンテナンスが必要です。
人気のアプリにするにはリリース後の対応も重要です。リリース後はユーザーからのフィードバックを参考に、継続的に修正を加えてアップデートしていきましょう。
アプリの完成度を高めていくことでさらにアプリをダウンロードする人が増え、ヒットアプリになる可能性があります。
スマホアプリ開発はツールを利用して開発しよう
人気のスマホアプリの開発に挑戦してみましょう。
スマホアプリは便利な開発ツールを活用することで、プログラミングスキルが無くても作成することができます。
ぜひこの記事でご紹介したスマホアプリ開発にかかる費用やスマホアプリ開発におすすめのツール、スマホアプリ開発の流れなどを参考に、スマホアプリ開発にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。