プログラミングって何?できること6選とおすすめの言語9選紹介

プログラミングって何?

プログラミングとはプログラミング言語を使ってコンピュータへさまざまな指示を出すことです。

コンピュータはプログラムで設定された内容を読み取り、命令どおりの処理を実行し、結果を返します。そのプログラムを構築することがプログラミングです。

就職や転職などの将来のために、これからプログラミングスキルを身につけたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

プログラミングのメリットについて

プログラミングを習得することには多くのメリットがあります。

プログラミングのスキルを必要とする仕事は多いため、プログラミングのスキルを身につけることには転職や就職、将来においてもさまざまなメリットがあると言えるでしょう。

ここではプログラミングのメリットについてご紹介しますので、プログラミングの習得を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

転職や就職に有利になる

プログラミングのスキルを身につけることで、転職や就職に有利になります。

IT系の企業への転職や就職を考えている場合、プログラミングスキルが必要になる場合は多いです。そのため、入社してからプログラミングの教育をする必要がない人材は優遇されます。

また、プログラミングを転職や就職に活用したいのであれば、スキルを持っていることを証明できるようにIT系の資格を取得しておくと良いでしょう。

将来的に独立を目指せる

プログラミングのスキルを身につけることで、将来フリーランスのエンジニアとして独立も視野に入れることができます。

エンジニアはフリーランスとしても仕事が成り立つ職業です。プログラミングスキルを身につけて数年の会社員エンジニアの経験を積めば、フリーランスとして独立することも可能でしょう。またフリーランスであれば、会社員として働くよりも多くの年収を得られる可能性もあります。

プログラミングでできること6選

プログラミングによってできることには、具体的にどのようなことがあるのでしょうか。

コンピュータに命令を出すことができるプログラミングによって、非常に多くのことが実現できます。ここでは、実際にプログラミングを使うことでできること6選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

プログラミングでできること1:システム開発

プログラミングによってできることには、システム開発があります。

システムにはさまざまな種類がありますが、多いのは業務効率化のために使用される業務システムです。

たとえば銀行のATMのシステムや生産現場で使用される物流管理システム、小売業やコンビニなどの商品管理システムなど、特定の業務を効率化することに特化しています。

プログラミングでできること2:スマホアプリ開発

プログラミングによってできることには、スマホアプリ開発があります。

スマホアプリはWebアプリと異なり、スマホ上でプログラムが動作するアプリのことです。その特性から、カメラなどのスマホの機能にアクセスするものも多いです。

また、スマホアプリは非常に操作が軽快で、気軽に利用できるものが多く、代表的なものとしてはチャットアプリや通話アプリなどがあります。

プログラミングでできること3:AI開発

プログラミングによってできることには、AI開発があります。

AI(人工知能)とは「Artificial Intelligence」を略した言葉で、学習や推論などの人の知的ふるまいができるシステムのことです。

近年ではプログラミングによってAIを搭載したロボットや家電なども開発されており、人々の身の回りにあるさまざまなものにAIが活用されています。

プログラミングでできること4:ウェブアプリ開発

プログラミングによってできることには、ウェブアプリ開発があります。

インターネット上で使用できるウェブアプリは、プログラミングによって開発できる代表的なものの1つです。

有名なウェブアプリには、FacebookやTwitterなどのSNSやYouTubeなどの動画サイトがあります。また、業務を効率化でき、ビジネスに活用されるウェブアプリもあります。

プログラミングでできること5:ウェブサイト作成

プログラミングによってできることには、ウェブサイト作成があります。

インターネット上にあるウェブサイトも、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語によって作成されています。

また、ウェブサイトのテキストや見出しなどはHTML、デザインはCSS、動的なアクションはJavaScriptで実装されています。

プログラミングでできること6:電子機器制御

プログラミングによってできることには、電子機器制御があります。

テレビや電子レンジといった電子機器もプログラムによって制御されています。

また、自動で掃除を行うロボット掃除機なども、センサーによって壁や段差を読み取り、プログラムで分析を行いながら進むルートを決めて動作しています。

おすすめのプログラミング言語9選

おすすめのプログラミング言語をご紹介します。

プログラミング言語は、マイナーなものまでを合わせると200種類以上あり、現在標準的に利用されている言語だけでも非常に多くの言語があります。そのため、これからプログラミングを習得しようと考えている方の中にはどれを選べばいいのかわからないという方も多いでしょう。

ここではおすすめのプログラミング言語9選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

おすすめのプログラミング言語1:C言語

C言語は汎用性の高いプログラミング言語です。

プログラミング言語の中でも長い歴史を持つ言語で、家電、ロボットといった組み込み系の開発によく用いられています。また、C++やC#などの派生した言語も登場しています。

C言語を理解するには、メモリやCPUといったハードウェアリソースについて学ぶ必要があるため、初心者が最初に学ぶ場合は習得難易度が高めだと言えるでしょう。

おすすめのプログラミング言語2:Java

JavaはOSに依存しない人気のプログラミング言語です。

世界的にも、もっとも人気の高い言語で、WindowやMacなどのOSに依存しないことから、どのプラットフォームでも動作させることが可能です。

また、汎用性が高いため、スマホアプリやウェブシステムなどさまざまなものの開発に利用されています。さらに需要も高い言語なので、プログラミングを仕事にする場合はJavaを学んでおくと良いでしょう。

おすすめのプログラミング言語3:JavaScript

JavaScriptはWebサイトに動的な処理を追加できるプログラミング言語です。

JavaScriptはWebサイト作成などのWeb系に利用されており、開発の際に開発環境を準備する必要がありません。

また、習得難易度も高くないため、初心者が学ぶのに適している言語です。Web系では欠かせない言語でもあるため需要も高く、Webエンジニアを目指す人におすすめです。

おすすめのプログラミング言語4:Python

PythonはAIをはじめとしたさまざまな開発に利用できるプログラミング言語です。

さらに、機械学習専門のライブラリが用意されていることから、AI開発で高いシェアを獲得している言語です。また、SNSなどのアプリやWebサービス、ゲーム開発にも活用されています。

Pythonはコードがシンプルで読み書きがしやすいことから、初心者がはじめて学ぶプログラミング言語としてもおすすめです。

おすすめのプログラミング言語5:PHP

PHPはWebサービス開発に特化したプログラミング言語です。

PHPはウェブサイト開発に使用されているCMSの「WordPress」を構築している言語で、HTMLの中でタグを記述するようにしてコーディングができるため、習得も比較的容易です。

ただし、不完全なコードでも動作してしまうことからバグを生みやすいという欠点があり、正確さを求められるシステム開発には用いられません。

おすすめのプログラミング言語6:Ruby

Rubyは日本人が開発したプログラミング言語です。

エンジニアが楽しくプログラミングができることをコンセプトにした言語で、「Ruby on Rails」という便利なフレームワークを利用した効率的な開発が可能です。

文法もわかりやすいため、習得難易度は高くはありません。また、日本生まれの言語ということもあり、日本語での情報が豊富で勉強しやすいのもポイントです。

おすすめのプログラミング言語7:Swift

SwiftはApple社の公式プログラミング言語です。

プログラミング言語の中では後発ですが、iOSの開発に用いられているため需要が高く、iPhoneやiPad向けのアプリを開発したい場合には習得必須の言語です。

なお、歴史が浅いため情報は少なめですが、コードは比較的シンプルなので、Swift登場以前にAppleのOS向けの開発で使用されていたObjective-Cよりも習得しやすいでしょう。

おすすめのプログラミング言語8:HTML/CSS

HTMLとCSSはウェブサイト作成に用いられるプログラミング言語です。

正確には他のプログラミング言語と違い、HTMLはマークアップ言語、CSSはスタイルシート言語と呼ばれます。

HTMLはウェブサイトのテキストや配置、見出しなどを表現するもので、CSSは色を付けたり配置を整えたり、HTMLを装飾するものです。ウェブサイトはこの2つの言語があれば作成可能です。

おすすめのプログラミング言語9:COBOL

COBOLは事務処理に用いられるプログラミング言語です。

1959年に生まれた古いプログラミング言語で、現在でも基幹システムや事務処理システムなどに利用されています。

歴史が長く信頼性が高い言語なので、大規模システムの開発にも用いられています。また、COBOLを扱えるエンジニアの数も少ないことから、これから習得するのにも適しているでしょう。

プログラミング言語の学習方法3選

プログラミング言語はどのようにして習得すればよいのでしょうか。

プログラミングによってアプリ開発やシステム開発などさまざまなことが実現できるため、プログラミングスキルを身につけて自分で開発してみたいと考えている方もいるでしょう。

ここでは最後に、プログラミング言語の学習方法3選をご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

プログラミング言語の学習方法1:独学で学ぶ

プログラミング言語は参考書を利用して独学で学ぶ方法があります。

プログラミング言語はそれぞれ難易度が異なるため、書籍などを利用した独学でも比較的容易に習得できるものもあり、独学でかかる費用は書籍代程度なので、プログラミングスクールに通うよりも安く済みます。

ただし、独学は一度つまずくとそのまま挫折してしまうことも多いため、モチベーションを保つことが重要です。

プログラミング言語の学習方法2:スクールを利用する

プログラミング言語はプログラミングスクールを利用して学ぶ方法があります。

スクールであればプロの講師に教えてもらえるため、わからない点もその場で解決できます。そのため、独学のように挫折するリスクが少なく、もっとも効率的に学ぶことができるでしょう。

ただし、プログラミングスクールに通う場合は高額な費用がかかる点は押さえておきましょう。

プログラミング言語の学習方法3:ウェブサイトを利用する

プログラミング言語はウェブサイトを利用して学ぶ方法があります。

プログラミングの学習サイトなどを利用して、プログラミングを習得することも可能です。さらに、無料で利用できるサイトも多く、手軽に学習できます。

また、ウェブサイトであればスクールに通うために時間を作ることなく、自分のスケジュールに合わせて好きなタイミングで学習を進めることができるでしょう。

プログラミングでできることはたくさん

プログラミングを用いることで、スマホアプリやシステムなどさまざまなものを作ることができます。

ぜひこの記事でご紹介したプログラミングのメリットやプログラミングでできること、おすすめのプログラミング言語などを参考に、プログラミングのスキルを身につけて開発を行ってみてはいかがでしょうか。