インフラエンジニアの将来性がある理由6つ|クラウドの知識は必要?

インフラエンジニアとはどんなエンジニア?

インフラエンジニアとはITの基盤を構築するエンジニアです。

インフラとは「インフラストラクチャー」を略した言葉で、日本語では「下部構造」といった意味を持ちます。一般的には、電気やガス、水道など生活になくてはならない要素をインフラと呼びます。

ITの世界ではネットワークやサーバーなどをインフラと呼んでおり、インフラエンジニアはそれらを使ってサービスの基盤を作っています。

インフラエンジニアの将来性がある理由6つ

インフラエンジニアには将来性があると言われています。

これからインフラエンジニアを目指す人にとって、インフラエンジニアという職業が将来的に需要があるのかどうかは非常に気になるポイントです。

ここではインフラエンジニアの将来性がある理由6つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

将来性がある理由1:給与が比較的高い

インフラエンジニアは平均年収の点で高水準なので、将来性があると言えます。

エンジニア職は日本全体の平均年収よりも高い水準にありますが、インフラエンジニアの平均年収も比較的高額な部類だと言えます。

また、技術職であるためスキルや経験を積むことで年収を上げていきやすく、需要も高い職種であることから、将来の金銭的な不安はあまりないと言えるでしょう。

将来性がある理由2:生活になくてはならない存在である

インフラエンジニアは私達の生活に必須の存在となっているため、将来性があると言えます。

前述のとおり、インフラとは本来電気や水道、ガスなどのライフラインを指します。ITの世界のインフラも同様に、現代社会においてインターネットは常に利用できて当然となっていることから、生活に欠かせない要素の一部となっています。

そのようなインフラを構築するインフラエンジニアは、非常に需要がある職業だと言えるでしょう。

将来性がある理由3:人手不足の状況が続いている

インフラエンジニアは人手不足の状態が続いているため、将来性があると言えます。

インフラエンジニアに限らず、日本ではIT人材が不足しており、どの業界でもエンジニアが足りていません。また、今後もIT人材不足は右肩上がりに続いていくと言われており、インフラエンジニアの人材も不足している状態です。

そのため、将来的にも高い需要が見込まれる職業だと言えるでしょう。

将来性がある理由4:求人数は年々増加傾向にある

インフラエンジニアの求人は年々増加しているため、将来性があると言えます。

求人が減っている職種もある中で、インフラエンジニアの求人は年々増加しています。そのため、今後もインフラエンジニアの仕事は増えていくことが予想できます。

将来性がある理由5:どこでも重宝される

インフラエンジニアのスキルは重宝されるため、将来性があると言えます。

インフラエンジニアの仕事は単純にサーバーやネットワークなどのITインフラの設計や構築を行うというわけではなく、今後発生する可能性のあるリスクを予想し、それを踏まえたインフラ設計を行います。

そのため、専門的な知識や経験が必要とされる仕事となっており、インフラエンジニアのスキルがあればどのような場所でも重宝されるでしょう。

将来性がある理由6:スキルが身に付きやすい

インフラエンジニアのスキルは身に付きやすいため、将来性があると言えます。

インフラエンジニアは未経験からでも比較的なりやすい職業であり、実際に現場で手を動かして仕事をすることでスキルが身に付きやすいという特徴があります。

そのため、本などで勉強しなくても仕事をしているうちに自然とスキルアップしていけるでしょう。

将来性のあるインフラエンジニアを目指す方法3つ

需要の高いインフラエンジニアになるにはどのような方法が考えられるでしょうか。

ここまでご紹介したとおりインフラエンジニアには将来性があるとはいえ、インフラエンジニアとして十二分に活躍したいのであれば求められるようなスキルを身につけることが大切です。

ここでは将来性のあるインフラエンジニアを目指す方法3つをご紹介しますので、今後のスキル習得の参考にしてください。

インフラエンジニアを目指す方法1:クラウドの知識を付ける

将来性のあるインフラエンジニアになるならマネジメント経験があると良いでしょう。

近年ではインフラ環境をクラウドで利用する企業も多いため、AWSやAzure、GCPなどの代表的なクラウドサービスの基本知識や機能、クラウド環境を設定、運用するスキルが重要になってきています。

そのため、クラウドが主流の時代のインフラエンジニアには、クラウド周りのスキルも必須だと言えるでしょう。

インフラエンジニアを目指す方法2:セキュリティ分野にも目を向ける

将来性のあるインフラエンジニアになるならセキュリティに関するスキルもあると良いでしょう。

高度情報化社会の現代において、情報漏えいのリスクは非常に重要視されており、セキュリティに関するスキルを持った人材は重宝されています。

インフラエンジニアはその仕事内容から、外部からの内部への不正アクセスなどセキュリティ対策を行うことも多く、セキュリティ知識を身につけることも重要です。

インフラエンジニアを目指す方法3:マネジメントも経験する

将来性のあるインフラエンジニアになるなら、マネジメント経験があるとより良いでしょう。

ネットワークやサーバーの知識、豊富な構築経験はもちろん、チームリーダーやプロジェクトマネージャーといったマネジメント経験があれば、多くの企業で重宝される人材になれます。

特に規模の大きなチームのマネジメント経験は重宝されます。また、その分年収も高い水準が期待できるでしょう。

インフラエンジニアの将来的なキャリアパス5つ

インフラエンジニアにはどのようなキャリアパスが存在するのでしょうか。

インフラエンジニアを目指そうと思うのであれば、その先のキャリアパスにまで目を向けることが大切です。どのキャリアパスを選ぶのかによって、身につけるべきスキルも変わってきます。

ここではインフラエンジニアが将来的に考えうるキャリアパス5つをご紹介しますので、目標設定の参考にしてください。

将来的なキャリアパス1:AWSエンジニアを目指す場合

インフラエンジニアからAWSエンジニアを目指す場合、AWSを使用するスキルが必要です。

従来のインフラエンジニアはクラウドの知識はあまり必要ありませんでしたが、クラウドが主流となってきている現代においてクラウドの知識は必須です。

AWSエンジニアを目指すなら、一般的なクラウドサービスの知識やAWSを使用したサーバー設計や構築、運用などのスキルを身につけましょう。

将来的なキャリアパス2:フルスタックエンジニアを目指す場合

インフラエンジニアからフルスタックエンジニアを目指す場合、システム開発などのスキルが必要です。

フルスタックエンジニアとは複数の専門分野に関する知識やスキルを持ったマルチなエンジニアのことです。

そのため、インフラエンジニアからフルスタックエンジニアを目指すなら、他の専門分野の知識やスキル、プログラミング技術、情報収集力や分析力などさまざまなスキルを身につける必要があります。

将来的なキャリアパス3:プロジェクトマネージャーを目指す場合

インフラエンジニアからプロジェクトマネージャーを目指す場合、マネジメント力が必要です。

プロジェクトマネージャーは開発プロジェクトの責任者として、最終的な意思決定や進捗確認などを行います。

そのため、高いコミュニケーション力やマネジメント力、開発周りの技術力やリーダーシップなどが必要とされます。

将来的なキャリアパス4:ITコンサルタントを目指す場合

インフラエンジニアからITコンサルタントを目指す場合、経営に関する知識が必要です。

インフラエンジニアとしての経験を活かして、クライアントの課題解決のための技術的なコンサルティングを行うITコンサルタントを目指すのも良いでしょう。

その場合、経営に関する洞察力や専門知識、情報収集力、分析力、さらにプレゼンテーション力やコミュニケーション力なども身につける必要があります。

将来的なキャリアパス5:セキュリティエンジニアを目指す場合

インフラエンジニアからセキュリティエンジニアを目指す場合、セキュリティ分野の知識が必要です。

インフラエンジニアは経験が浅い内は保守や運用メインになり、経験を身につけることで構築や設定、さらに設計を任されるようになります。

設計段階ではセキュリティを含めたサーバー設計も必要とされるため、セキュリティ分野のスキルを身につければセキュリティエンジニアへ転職することも可能になります。

インフラエンジニアの将来性を把握しておこう

インフラエンジニアは今後も需要のある職業だと言えます。

ぜひこの記事でご紹介したインフラエンジニアの将来性がある理由や、そうした将来性のあるインフラエンジニアを目指す方法、インフラエンジニアで考えられるキャリアパスなどを参考に、インフラエンジニアという職業の将来性に関して理解を深めてみてはいかがでしょうか。