プログラマーの平均単価相場9つ|SEとプログラマーの単価比較についても解説!
プログラマーの主な仕事内容2つ
プログラマーの仕事内容は、コンピューターのプログラムを作成することです。
プログラマーはシステムエンジニアと間違って認識されることもありまが、実際にはシステムエンジニアが手掛けたとおりに、システムが作動するようプログラムを作り上げることが仕事です。
プログラマーの仕事は、職場によって仕事内容や仕事で使うプログラミング言語も異なります。
実装作業
実装作業は、プログラマーが主に担当することが多い仕事です。
システムの細やかな機能の実装準備は、プログラマーが行います。規模の小さいシステムを担当しているプログラマーの中には、データベース構築からデータベース操作の実装まで担当することは少なくありません。
そのため、プログラマーはプログラミング言語だけでなく、データベースを操作する言語であるSQLの知識も求められます。
テスト作業
プログラミングを終えた後で行うテスト作業は、プログラマーが主に担当する仕事です。
最初にプログラムが正常に動作するか確認し、隅々までチェックして自己点検していきます。そして、複数のプログラムを組み合わせてシステムが正確に行うテストもプログラマーが担当します。駆け出しのプログラマーは、テスト作業が仕事という場合も少なくありません。
テストで重大なバグがあれば、対策を取ることも大切です。
プログラマーの平均単価相場9つ
ここからは、プログラマーの平均単価相場をまとめてご紹介していきます。
プログラマーの平均単価は、どのような雇用形態なのか、使っている言語は何かによって大きく平均単価が異なります。今からプログラマーを目指す人やプログラマーとしてより高い単価を獲得したいと考えている人は、参考にしてみましょう。
【雇用形態別】平均単価相場3つ
プログラマーは、大きく分けて3つの雇用形態に分かれています。
正社員か派遣、フリーランスとして働くかどうかで単価が変わってきますので、プログラマーを目指す人は、どの雇用形態にするか判断する際に単価がどの程度なのかという点も考慮するといいでしょう。
さらにキャリアや会社の規模によっても単価相場が異なりますので、実際に就職したい企業がある場合は詳しく単価相場を確認しておくこともおすすめです。
平均単価相場1:正社員の場合
正社員の場合の平均単価相場は、平均年収は約473万円です。
ただし、正社員の場合の平均単価相場は、企業規模によって差が発生しやすいです。また、正社員プログラマーの場合は、日本の平均年収と比較してやや高い傾向にあります。そのため、安定した収入を得たい場合は、正社員を目指すことがおすすめです。
さらに、プログラマーの仕事は地域によっても給料に違いがあります。関東や関西が高い傾向です。
平均単価相場2:派遣の場合
派遣の場合は、平均時給が約1995円で、また月単価にすると40から60万円程度という人が多いです。
ただし月単価が高い人は、残業が多いケースが少なくありません。さらに、月単価は高くても派遣企業でマージンが取られており、実際のプログラマーの手取りは少ない場合もあります。
そのため実際には、月の給料は24万円から36万円と考えておいた方がいいでしょう。
平均単価相場3:フリーランスの場合
フリーランスの場合は、月単価60万円程度ですが、駆け出しのフリーランスと実績のあるフリーランスでは単価が大きく異なります。
また、フリーランスは、派遣のようにマージンが取られません。そのため手取りは派遣よりも多いという人も少なくありません。
さらにフリーランスの中には、情報処理技術者試験にチャレンジしたり、独自アプリを開発して実績を積み平均単価を上げることに成功している人もいます。
【言語別】平均単価相場6つ
プログラマーの平均単価相場は、扱う言語によって異なってきます。
今使われている話題の言語を使えるプログラマーは、平均単価が高い傾向にあります。
より高い収入を得たい場合は、使える言語を増やしたり、今人気の言語の学習を始めるといいでしょう。主な平均単価相場6つ紹介していきますので、参考にしてみてください。
平均単価相場1:JavaScript
JavaScriptを扱う平均単価相場は、50万円から80万円です。
JavaScriptの単価は、案件によって高額なものから安価なものがあります。さらに、経験年数によって、平均単価相場も大きく変わってきます。5年以上の経験がある場合は、平均単価相場が63万円と高額な人もいます。
Webページをダイナミックに動かす簡単なプログラムであるJavaScriptは、今後もニーズが期待できます。
平均単価相場2:C#
C#は、1年目から2年目で平均単価が40万円から50万円と高額です。
C#のキャリアを積めば、より高い平均単価を獲得することも可能です。
C#はWindows案件に強いですので、今後もC#の需要が見込めるでしょう。C#を扱えるエンジニアの年収相場は、他の言語よりも高めと言われておりますので、幅広い知識やC言語プログラミング能力認定試験の学習を通じて、スキルを上げることをおすすめします。
平均単価相場3:Java
Javaの平均単価相場は、キャリア1年目で月単位40から55万円です。
Javaは活躍範囲の広い言語と言われています。さらに、フリーランスとして活躍しているJavaプログラマーの中には、単価相場が60万円から70万円という人もいます。
また、海外でJavaプログラマーとして活躍する場合は、求人案件単価が約800万円と言われています。より高い単価を目指す場合は、海外も視野に入れるといいでしょう。
平均単価相場4:Python
Pythonの平均単価相場は、60万円から80万円前後と言われています。
単価が90万以上という案件もあるため、経験やキャリアを積んで単価アップを目指すといいでしょう。ただし、Pythonは、PHPと言った同じスクリプト言語に比べれば単価は低めです。Pythonは国内シェアがWebサービスを構築している言語の中です。
そのため、単価を上げたい場合は他のスクリプト言語を共に学習するといいでしょう。
平均単価相場5:Swift
Swiftの平均単価相場は、年収550万円程度です。
ただし提示年収は1,200万円の場合もあるといわれています。
Swiftの案件は高単価で、キャリアアップすれば年収約660万から780万も夢ではありません。さらに日本では開発経験者が少なく、需要があるリモートワークのSwift案件は高単価であるケースが多いです。
自宅で高単価で働きたい場合は、Swiftの取得がおすすめです。
平均単価相場6:Ruby
Rubyは、経験の浅いプログラマーで月単位50から60万円です。
Rubyはフリーランスエンジニアに人気のプログラミング言語ですので、フリーランスで活躍したい人は学習を検討してもいいでしょう。
Rubyの案件数は増えてきていますので、今後平均単価のアップも期待できるでしょう。さらにソフトウェア系の平均単価は100万円ですので、どの分野のプログラマーとして活躍するかも平均単価に大きく関係します。
プログラマーの単価を上げる方法5つ
ここからは、プログラマーの単価を上げる5つの方法を紹介していきます。今よりも単価を上げたい場合は、参考にしてみてください。
なお、単価を上げる方法は1つではありませんので、組み合わせて単価アップを目指すことがおすすめです。プログラマーとして成功したい人は、思い切って単価を上げるための行動をとってみましょう。
単価を上げる方法1:他のプログラミング言語も使いこなす
単価を上げるためには、他のプログラミング言語も使いこなすことが大切です。
特に希少な言語を学習すれば、単価を大きくアップさせることが期待できます。希少な言語は、その時話題になっている言語です。そのため、常に業界の最新情報をキャッチして対応できるようにしておくことが大切です。
プログラマーの求人情報は、こまめに確認しておくことがおすすめです。
単価を上げる方法2:単価交渉をする
仕事量に対して単価が低いと感じる場合は、単価交渉をすることもおすすめです。
適正な単価を知らないクライアントもいますので、根拠を示して単価交渉してみましょう。ただし、クライアントの中で予算が決まっていたり、要求した単価が相場よりも高い場合は断られる可能性も高いです。
また、スキルの低いプログラマーの単価交渉には応じてもらえないこともありますので、注意してください。
単価を上げる方法3:国家試験資格を取る
国家試験資格を取ることは、単価を上げるおすすめの方法です。
会社で推奨されている資格がある場合は、その資格取得を目指すこともいいでしょう。
おすすめの国家資格は、経済産業省の国家試験である基本情報技術者試験です。2019年の春期情報処理技術者試験での合格率は22.2%でした。アルゴリズムとプログラミングの配合比率が高めですので、重点的に学習してみると良いでしょう。
単価を上げる方法4:プログラマーからのキャリアアップ
プログラマーにこだわりのない場合は、プログラマーからのキャリアアップして単価を上げることもいいでしょう。
おすすめのキャリアアップ先は、プロジェクトマネージャーやスペシャリストなどです。プロジェクトマネージャーを目指す場合は、プログラミングスキルに加えリーダーシップやクライアントやチームメンバーとのコミュニケーションスキルです。
スペシャリストの場合は、最新言語が扱えると高単価が期待できます。
単価を上げる方法5:自身で開発できるようになる
自分で開発ができる人は、単価を上げられます。
自分で開発するためには、ビルドやバージョン管理、デバッグなツールを使いこなせるようになっておくといいでしょう。全く初心者の人は、インターネット上で簡単にアプリを開発できるWebサイトなどを参考にまずはアプリを作ってみることがおすすめです。
さらにスクールでも開発方法を教えてもらえるため、スキルアップのために通ってみるといいでしょう。
SEとプログラマーの単価比較
SEとプログラマーの単価は、SEの方が高い傾向にあります。
SEの最低単価は67万円で、最高単価は112万円と推移していきます。
一方、プログラマーの単価は最低単価が43万円で、最高単価が65万円程度と推移していきます。そのため推移をみても単価がSEの方が高いことが分かります。また、平均年収も130万円ほど開きがあると言われています。
プログラマーの平均単価について知ろう
プログラマーの平均単価は、経験や雇用形態、使用する言語に大きく左右されます。
より高単価を目指す場合は、希少性の高い言語を学習してキャリアアップを積んでいくといいでしょう。