プログラミングスキルの勉強法|スキルを上げるポイント7選とスキルの活用法
プログラミングスキルとは
プログラミングスキルとは、プログラミング言語を使ってプログラムを開発するスキルです。
2020年からは小学校からのプログラミング教育が必修化されており、現在不足しているIT人材を増やす動きがあります。そのため、早いうちからプログラミングを学び、プログラミングスキルを身につけたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、未経験からのプログラミングスキルの勉強法やプログラミングスキルを上げるポイントを解説します。
プログラミングスキルを学ぶメリット
プログラミングスキルを身につけることで転職や就職などに役立ちます。
現在、日本ではプログラミングができるIT人材が不足している状態です。そのため、プログラミングスキルを持った人材は需要が高く、就職や転職などで有利になるというメリットがあります。
また、プログラミングスキルがあれば場所を問わずに働くことができ、フリーランスとして独立することも可能になります。
未経験からのプログラミングスキルの勉強法5選
未経験からのプログラミングスキルの勉強法をご紹介します。
プログラミングをこれから学ぼうと考えている初心者の方の中には、どのような勉強法があるのか知りたいという方もいるのではないでしょうか。
未経験からのプログラミングスキルの勉強法5選をご紹介しますので、どのような勉強方法があるのか参考にしてみてください。
プログラミングスキルの勉強法1:本で学ぶ
プログラミングスキルは本を使って学ぶことができます。
さまざまなプログラミング言語に対応した本が販売されているため、実用的なプログラミング言語のほとんどは書店で販売されている本を使って学ぶことが可能です。
本を利用する場合は何種類もの本を利用するのではなく、内容やレベルなどで1~2冊に絞り、同じ本を使って繰り返し学習するようにしましょう。
プログラミングスキルの勉強法2:Webサイトで学ぶ
プログラミングスキルはWebサイトを使って学ぶことができます。
プログラミングを学べる学習サイトも多いため、初心者であればまずはWebサイトを利用するのもおすすめです。Webサイトも無料で利用できるものから有料のものまで幅広いですが、ドットインストールなどは無料でも十分学習できます。
また、短い動画でプログラミングの概要を抑えることができるため、本格的な学習をはじめる前に利用するのも良いでしょう。
プログラミングスキルの勉強法3:スクールに通う
プログラミングスキルはプログラミングスクールに通って学ぶことができます。
スクールであれば、プロの講師が教える専門的なカリキュラムによって効率的にプログラミングを習得することができます。そのため、費用が掛かってもできるだけ短期間でプログラミングスキルを身につけたいという方におすすめです。
また、スクールであれば疑問点も解消しながら学習できるため、独学するよりも挫折するリスクも少ないでしょう。
プログラミングスキルの勉強法4:友人に教わる
プログラミングスキルは、プログラミングができる友人に教わって学習することもできます。
身近にプログラマーやエンジニアをしているような知人がいるのであれば、直接教えてもらうのも効果的です。気心の知れた友人に教えてもらえれば、独学で学ぶよりも早くスキルを身につけられる可能性もあります。
プログラミングスキルの勉強法5:勉強会に参加する
プログラミングスキルは、勉強会に参加して学ぶこともできます。
日本全国でさまざまな団体がプログラミングの勉強会を定期的に実施しています。初心者だと参加しにくいように感じるかもしれませんが、初心者歓迎の勉強会も多いため参加してみるのも一つの手です。
一緒にプログラミングを学ぶ友人やスキルを持った友人ができれば、一人で勉強するよりも効率的にプログラミングが学べるでしょう。
プログラミングスキルを上げるポイント7選
プログラミングスキルを上げるポイントをご紹介します。
プログラミングは誰でも学ぶことができますが、プログラミングスキルを上げるにはいくつかのポイントを押さえて学習をすることが重要です。
ここではプログラミングスキルを上げるポイント7選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
スキルを上げるポイント1:学習目的をはっきりする
プログラミングスキルを上げるには、学習目的を明確化しましょう。
ただプログラミングスキルを身につけることを目的に学習を進めてもゴールが見えないため、途中で挫折してしまう可能性が高いです。
そのため、まずは何のために学習をするのか目的をはっきりさせましょう。目的は「アプリを1つ完成させる」、「フリーランスエンジニアになる」など、具体的に設定しましょう。
スキルを上げるポイント2:計画的に学習する
プログラミングスキルを上げるには、計画的に学習しましょう。
一人でアプリが完成できるレベルにまでプログラミングスキルを身につけるには、何百時間という長い学習時間が必要になります。そのため、計画的な学習をすることが必須です。
また、前述のように具体的な目的や目標を立てることにより、学ぶべきプログラミング言語や必要な知識が何なのか把握し、目的に合わせた学習計画を立てることも可能になります。
スキルを上げるポイント3:余裕のある大学生の間に学び始める
プログラミングスキルを上げるには、大学生のうちに学習しましょう。
いざ社会人になってからプログラミングを習得しようと思っても、働いている限り勉強に割ける時間は平日の夜や週末だけとなるため大変です。また、なかなか習得できないことから挫折してしまう可能性も高いです。
そのため、まだ時間的な余裕がある大学生のうちから学び始めるのがおすすめです。
スキルを上げるポイント4:仲間と一緒に学ぶ
プログラミングスキルを上げるには、一緒にプログラミングを学習する仲間と学習しましょう。
プログラミングを一人で勉強するのは非常に大変です。しかし、一緒に勉強する仲間がいればモチベーションを保ちやすく、さらにエラーなどで躓いても、一緒に考えてくれる仲間がいるだけでかなり勉強が楽になります。
そのため、前述のような勉強会やセミナーなどに参加することで仲間を作ると良いでしょう。
スキルを上げるポイント5:モチベーションを持続する
プログラミングスキルを上げるには、モチベーションを維持しましょう。
特に独学でプログラミングを学習する場合、モチベーションの維持が非常に難しいです。また、何となく学習をしているだけではモチベーションは持続しにくいため、漠然とした気持ちでプログラミングを勉強するのはおすすめできません。
前述のとおり明確な目標を立て、自分自身のモチベーションを持続しながら勉強するようにしましょう。
スキルを上げるポイント6:他人の作ったプログラミングを読む
プログラミングスキルを上げるには、他の人が書いたコードを読んでみましょう。
自分でプログラミングを行うだけならプログラミング言語の知識があれば可能ですが、他の人が書いたプログラミングを読むためには、コードを理解する力が求められます。そのため、他人のコードを読むことでプログラムの設計や構成などを理解する能力が養われます。
プログラマーになれば他人のコードを修正することも多いため、読む力も身につけましょう。
スキルを上げるポイント7:プログラミング案件でスキルを磨く
プログラミングスキルを上げるには、実際に案件を受注してプログラミングスキルを磨きあげましょう。
ある程度プログラミングのスキルを身につけたら、仕事を受注してアプリ開発やサイト制作などを行ってみましょう。身につけた知識を実際に手を動かしてアウトプットすることで、これまで見えていなかったことも見えるようになるはずです。
また、成果物をクライアントに認めてもらえれば、大きな自信にもつながるでしょう。
プログラミングスキルの活用方法5選
プログラミングスキルの活用方法をご紹介します。
プログラミングスキルを身につければ、スキルを活かしてさまざまなことができるようになります。それでは、プログラミングスキルには具体的にどのような活用方法があるのでしょうか。
ここではプログラミングスキルの活用方法5選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
スキルの活用方法1:クラウドソーシングで仕事を受注
プログラミングスキルを活かしてクラウドソーシングで案件を受注することができます。
プログラミングスキルを身につける理由として会社員エンジニアを目指している方も多いですが、エンジニアとして雇われなくても自分で仕事を受注することはできます。
近年ではシステム開発やサービス開発、Webデザインなどさまざまな案件がクラウドソーシングされており、オンライン上で受注から納品まで完結できます。
スキルの活用方法2:システムエンジニアとして働く
プログラミングスキルを活かしてシステムエンジニアとして働くことができます。
プログラミングスキルがあれば、IT人材であるプログラマーやシステムエンジニアになることも可能です。
一般的に最初からシステムエンジニアとして就職できるケースは少ないため、まずはプログラマーになり、システムエンジニアに必要なコミュニケーションスキルやマネジメントスキルなどのスキルや経験を身につけるようにしましょう。
スキルの活用方法3:プログラミングの指導
プログラミングスキルを活かしてプログラミングを教える仕事に就くこともできます。
プログラミングができれば、実際に自分でプログラマーの仕事をしなくてもプログラミングを人に教える仕事も視野に入ります。また、近年では小学校のプログラミング必修化に伴い、小学生向けのプログラミングスクールも多くなってきています。
そのため、プログラミングの講師の仕事を選ぶのも良いでしょう。
スキルの活用方法4:サービス開発
プログラミングスキルを活かしてサービスを開発することもできます。
依頼されたサービスやシステムを開発するのではなく、自分でオリジナルのサービスを開発し、リリースして収入を得ることも可能です。
近年ではスマホアプリの需要が伸びているため、JavaやSwift、Kotlinなどを習得していれば、iOSやAndroid向けアプリも開発することができます。
スキルの活用方法5:各種情報発信に活用
プログラミングスキルを活かして情報発信を行うこともできます。
プログラミングスキルを習得すれば、その知識や技術をブログなどの媒体で発信することで収入を得ることも可能です。
また、近年ではYouTubeを利用した情報発信もメジャーになっているため、従来のような広告だけでなくスーパーチャットなど収益へ繋げる方法も増えています。
プログラミングスキルとして身につけたい言語7個
プログラミングスキルとして身につけるのにおすすめの言語をご紹介します。
プログラミング言語には非常に多くの種類があり、それぞれ得意不得意も違います。そのため、身につけるのであればできるだけ自分の目的に合った言語を習得するようにしましょう。
ここではプログラミングスキルとして身につけたい言語7個をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
身につけたい言語1:HTML/CSS
HTMLやCSSはWebサイトを制作するのに必須の言語です。
プログラミング言語ではなくマークアップ言語とスタイルシート言語ですが、インターネット上にあるほとんどのWebサイトを構成している言語です。HTMLはページを構成し、CSSはデザインを指定します。
そのため、Webサイト開発を目的としているのであれば、HTMLとCSSは押さえておくようにしましょう。
身につけたい言語2:JavaScript
JavaScriptはWebページに動的な要素を付与できる言語です。
スライドショーやポップアップ表示などの動きがあるWebサイトは近年増えてきており、そういったWebサイト開発に必須の言語がJavaScriptです。
また、JavaScriptは学習するための環境構築などの作業が不要なため、初心者でも学習ハードルが低くおすすめの言語です。
身につけたい言語3:Python
PythonはAI開発やデータ分析で注目されている言語です。
近年発展が目覚ましいAI開発の標準言語として採用されているプログラミング言語ですが、スマホアプリやシステム開発、ゲーム開発などさまざまな分野で利用できる汎用性の高い言語です。
また、コードもシンプルでわかりやすく習得難易度は高くはありません。そのため初心者にもおすすめの言語です。
身につけたい言語4:PHP
PHPはWeb開発に特化した言語です。
Webサイト開発で高いシェアを獲得しているCMSである「WordPress」を構成している言語で、Web開発で広く利用されています。そのため、クラウドソーシング案件の中にはPHPを利用したWordPress構築案件も多いです。
また、HTMLにタグを入れ込むようにして使用できるため、HTMLやCSSの学習に合わせて習得できます。
身につけたい言語5:Ruby
Rubyは日本人が開発した言語です。
エンジニアが楽しくプログラミングできることをモットーにした言語で、開発を効率的にできる「Ruby on Rails」という便利なフレームワークが用意されています。
また、日本発の言語ということもあり、インターネット上にも日本語の情報が豊富にあるため学習しやすい言語です。
身につけたい言語6:R
Rは統計解析やデータ解析向けの言語です。
Pythonと同じようにデータ解析などに活用されている言語ですが、RはPythonのように汎用的にサービス開発ができる言語ではありません。
また、他のプログラミング言語よりも習得難易度が高いため、いくつかの言語をマスターした後で習得するのがおすすめです。
身につけたい言語7:C/C++
CやC++は高速な処理が実現できる言語です。
C++はC言語を拡張した言語で、C言語で実装できることはC++でも実装することが可能です。また、どちらもプログラミング言語全体で見ても高速な処理が可能となっており、高速演算が必要な開発で活用されています。
プログラミングスキルを身につけて活用してみよう
プログラミングスキルにはさまざまな活用方法があります。
ぜひこの記事でご紹介した未経験からのプログラミングスキルの勉強法やプログラミングスキルを上げるポイント、プログラミングスキルの活用方法などを参考に、プログラミングスキルの習得を目指してみてはいかがでしょうか。