フロントエンドの勉強方法6つ|キャリアアップに繋がる知識4つなども紹介

フロントエンドとは?

フロントエンドとはWebサービスやWebアプリケーションなどにおけるユーザーの目に触れるブラウザ側の処理を意味します。

Webサイトならユーザーが自分でボタンをクリックする箇所などがフロントエンドに当たります。また、そのようなフロントエンドの実装を担当するエンジニアのことをフロントエンドエンジニアと呼びます。

フロントエンドの開発ではHTML、CSS、JavaScriptなどが用いられます。

フロントエンドエンジニアの主な詳細4選

フロントエンドエンジニアについての詳細情報をご紹介します。

前述のとおり、フロントエンドエンジニアとはWeb開発におけるフロントエンドの実装を行うエンジニアのことを指します。しかし具体的にどのような職業なのか知らないという方も多いのではないでしょうか。

ここではフロントエンドエンジニアの主な詳細4選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

フロントエンドエンジニアの主な詳細1:仕事について

フロントエンドエンジニアはWeb開発におけるブラウザ側でのプログラムの開発を行います。

フロントエンドエンジニアは主にHTMLやCSS、JavaScriptといったプログラミング言語を使用し、WebサイトなどのUIやUXを実装するのが仕事です。

また、フロントエンドエンジニアはWebデザイナーやWebディレクターなどと協力し、クライアントの要望を満たすようなWebサイトの開発を行います。

フロントエンドエンジニアの主な詳細2:求められるスキルについて

フロントエンドエンジニアにはWeb開発に必要な言語のスキルやコミュニケーションスキルが求められます。

Web開発にはHTMLやCSS、JavaScriptの実装スキルが必須です。また、Webサイトを構築する場合は実際にはCMSを利用するケースが多いため、CMS構築スキルも必要になるでしょう。

さらにフロントエンドエンジニアはさまざまな人と関わることになるため、コミュニケーションスキルも必要です。

フロントエンドエンジニアの主な詳細3:年収について

フロントエンドエンジニアの平均年収は552万円ほどとなっています。

エンジニア職は比較的平均年収が高い傾向にありますが、日本全体での労働人口の平均年収は422万円ほどとなっているため、フロントエンドエンジニアの平均年収も日本の平均年収と比較しても高い水準となっています。

フロントエンドエンジニアの主な詳細4:やりがいについて

フロントエンドエンジニアのやりがいは人を喜ばせられることです。

フロントエンドエンジニアの仕事は、人々の生活に欠かせなくなってきているさまざまなWeb開発を行うことです。

また、直接ユーザーの目に触れる部分を開発することになるため、自分のアイデアなどによってユーザーを驚かせたり喜ばせたりすることができる点は、フロントエンドエンジニアという仕事の大きなやりがいにつながるでしょう。

フロントエンドの勉強方法6つ

フロントエンドの勉強方法をご紹介します。

フロントエンドエンジニアになるにはフロントエンドの開発に関係したさまざまなスキルを身に付ける必要がありますが、具体的にどのような勉強方法があるのでしょうか。

ここではフロントエンドの勉強方法6つをご紹介しますので、どのような勉強方法があるのか参考にしてみてください。

フロントエンドの勉強方法1:明確な目的と期限を設ける

フロントエンドの勉強をする場合、明確な目的と期限を設けることでモチベーションを保てるようにしましょう。

勉強をする場合、自分自身のモチベーションを高く保つことが重要です。そのため、まずはなぜフロントエンドの勉強をするのかという明確な目的を設定しましょう。

また、いつまでに習得するのかや、いつまでにフロントエンドエンジニアとして就職するのかといった期限も設定するようにしましょう。

フロントエンドの勉強方法2:ツールを活用して学習の管理をする

フロントエンドの勉強をする場合、さまざまなツールを活用して学習効率を向上させましょう。

勉強のスケジュールをしっかり管理するなら、時間管理やToDoリストの管理などを行うツールを利用するのがおすすめです。

たとえば時間管理ツールの「Toggle」やToDoリスト管理の「Wanderlist」、メモアプリの「Evernote」などを利用すると良いでしょう。

フロントエンドの勉強方法3:学習サイトを使う

フロントエンドの勉強をする場合、学習サイトを活用してプログラミングを体験しましょう。

フロントエンドエンジニアに必要なプログラミングを学べる無料の学習サイトもあるため、学習サイトを利用して実際にプログラミングをしながら勉強を進めましょう。

近年では無料でも高いクオリティの学習サイトが多く、コストを掛けずに勉強することができます。ここではおすすめの学習サイトについてご紹介していきます。

ドットインストール

ドットインストールは3分動画でプログラミングが学べる学習サイトです。

短い動画でプログラミングが学べるサイトで、テンポが良いためサクサク進めることができます。また、動画なので内容を100%理解することはできなくても、ざっくりとしたプログラミングの知識が身に付きます。

そのため、フロントエンドエンジニアを目指してはじめてプログラミングを勉強する初心者におすすめです。

Progate

Progateはプログラミングが基礎から学べる学習サイトです。

初心者がプログラミングの学習で躓くような小難しい要素を極力排除し、誰でも楽しみながらプログラミングを習得していけるような工夫を凝らしている学習サイトです。

HTMLやCSS、PHP、JavaScript、jQuery、Rubyなどの言語を学ぶことができます。

Paiza動画ラーニング

Paiza動画ラーニングはプログラミングが基礎から学べる学習サイトです。

スカウトタイプの転職サイトを運営しているPaizaが作成した学習サイトで、現在のプログラミングの実力を測りながら学習を進めていける練習問題が用意されています。

また、動画の長さもドットインストールと同様に3分以内と短めなので、すき間時間でもサクサク進めていくことができます。

フロントエンドの勉強方法4:本で勉強する

フロントエンドの勉強をする場合、本で勉強することもできます。

プログラミング言語を学べる参考書にもさまざまな種類があるため、自分のレベルに合った本で学習を進めることも可能です。

また、本であれば1冊でフロントエンドエンジニアに必要な情報が体系的にまとまっており、自分のペースで学習を進めることができます。ここではおすすめのフロントエンドの勉強に役立つ本をご紹介します。

リーダブルコード —より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

「リーダブルコード —より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック」は美しいコードを書くためのスキルを学べる本です。

誰が読んでも理解しやすい優れたコードを書くための原則を紹介している本です。名前の付け方やコメントの書き方、制御フローや論理式、変数などさまざまな方面から説明してくれます。

体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版 脆弱性が生まれる原理と対策の実践

「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方」はWebアプリケーションの脆弱性を解消するプログラミングが学べる本です。

なぜWebアプリケーションに脆弱性が生まれるのかや、脆弱性を解消するための原理や対処方法について学べます。また、この第2版では最新環境準拠になっています。

Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST (WEB+DB PRESS plus)

「Webを支える技術」はWebサービスの実践的な設計が学べる本です。

HTTPやHTMLなどの仕様や歴史の解説から具体的なWebサービスにおける設計課題、クライアントとサーバーの役割分担、設計プロセスなどの現時点でのベストプラクティスが学べます。

フロントエンドの勉強方法5:プログラミングスクールに通う

フロントエンドの勉強をする場合、プログラミングスクールに通うことで勉強することもできます。

プログラミングスクールであれば、エンジニア経験のあるプロの講師から直接プログラミングの指導を受けることができます。そのため、独学を行うよりも短期間かつ効率的な学習が可能です。

また、わからない点があってもその都度解消しながら学習を進めていくことができるため、初心者でも挫折しにくいです。

フロントエンドの勉強方法6:職業訓練校へ行く

フロントエンドの勉強をする場合、職業訓練校で勉強することもできます。

職業訓練校は転職活動中に失業保険を受けとりながら無料もしくは格安でプログラミングを学べる制度です。職業訓練校でプログラミングのスキルを身に付け、そのままハローワークで仕事を斡旋してもらうことも可能です。

フロントエンドエンジニアのキャリアアップに繋がる知識4つ

フロントエンドエンジニアのキャリアアップに繋がる知識をご紹介します。

フロントエンドエンジニアとしてキャリアアップしていきたいのであれば、より専門的な知識を身に着けることが重要です。

ここでは最後に、フロントエンドエンジニアのキャリアアップに繋がる知識4つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

キャリアアップに繋がる知識1:JavaScript

JavaScriptはフロントエンドエンジニアのキャリアアップに繋がる知識です。

Webサイトに動的な要素を追加することができるプログラミング言語で、フロントエンドの開発に必要不可欠な言語となっています。

また、JavaScriptについてよりスキルを磨くのであれば、ReactやjQuery、AngularJSなどのJavaScriptのフレームワークやライブラリを扱えるようになると良いでしょう。

キャリアアップに繋がる知識2:CMS構築

CMS構築はフロントエンドエンジニアのキャリアアップに繋がる知識です。

CMSとは「コンテンツマネジメントシステム」を略した言葉で、Webサイトのコンテンツを保存、管理することができるものです。

Webサイトのフロントエンドの開発では一から開発するよりも、WordpressなどのCMSを使って構築するケースのほうが多いです。そのため、CMS構築のスキルがあるとよりキャリアアップできるでしょう。

キャリアアップに繋がる知識3:バックエンド言語

バックエンド言語はフロントエンドエンジニアのキャリアアップに繋がる知識です。

フロントエンドはブラウザ側の処理を実装しますが、バックエンド言語も知っておくとフロントエンドだけでなくバックエンドにも対応できるフルスタックエンジニアを目指すことができます。

そのため、よりキャリアアップを目指すならRubyやPHPなどのバックエンド言語も習得すると良いでしょう。

キャリアアップに繋がる知識4:UI/UX設計

UI/UX設計はフロントエンドエンジニアのキャリアアップに繋がる知識です。

UIとは「ユーザーインターフェース」の略で、Webサイトのコンテンツやボタンなどのことです。また、UXは使いやすいUIを利用することで得られる「ユーザーエクスペリエンス」を指し、UI設計を測る指針となるものです。

使いやすいフロントエンドの開発を実現するには、UIやUXに関する知識やスキルも必要です。

フロントエンドを勉強してIT業界を目指しましょう

フロントエンドエンジニアになるにはさまざまなスキルが必要です。

ぜひこの記事でご紹介したフロントエンドエンジニアの詳細や勉強方法、フロントエンドエンジニアのキャリアアップに繋がる知識などを参考に、スキルを身に付けてフロントエンドエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。