AWSの無料枠でできること7つ|目的に合ったサービスを活用しよう!

AWSとは

Amazonが提供しているWebサービスが「AWS」で、Amazon Web Servicesの略です。

そして、高いセキュリティ性を持っているクラウドコンピューティングの中でも、とても使いやすいのが「AWS」です。

個人での利用はもちろん、企業でも活用しているところが増えているWebサービスとなっています。おもなサービスとして、Webサーバやストレージ、データベースなどが提供されています。

AWSの無料枠の種類3つ

AWSのさまざまなサービスには無料枠が設けられています。

永久に無料というわけではなく、無料枠の種類は3つあって定められている期間は無料でサービスを利用することができます。「トライアル」や「12カ月無料枠」のほか、すべての人が利用できる「無期限無料枠」もあります。

ここでは、3種類あるAWSの無料枠について、ご紹介します。

AWSの無料枠の種類1:トライアル

AWSには60以上も無料で利用できる枠があり、その中に「トライアル」という無料オファーを利用できる製品があります。

「トライアル」は特定の製品を短期間無料でお試しすることが可能です。

トライアル製品は、その製品をアクティブ化したときから始まります。トライアルの期間が終わったら通常料金が必要です。単なる無料版ではありません。

AWSの無料枠の種類2:12カ月無料枠

AWSの無料枠の種類として「12カ月無料枠」があります。

始め方としては、サインアップした日から12カ月間無料でサービスを利用することができ、1年後に期限が切れて継続利用する場合には通常の料金がかかるようになります。

なお、製品によっては12カ月以内でも使用料が枠を超えたときに通常料金が必要になります。

AWSの無料枠の種類3:無期限無料枠

AWSの無料枠には、有効期限がないサービスも複数あります。

無料でいつまでも利用することが可能で、この「無期限無料枠」はAWSを利用しているすべての人が利用できます。

無期限無料枠の製品は自動的に期限が切れるようなことはなく、サポートも受けられるので安心して使えます。

AWS無料枠でできること7つ

AWS は製品によって3種類の無料オファーを利用可能です。

さまざまなサービスを個人でも法人でも、ストレージやネットワーク・コンピューティングサービスなどを無料枠で、新しいアイデアを試す・勉強する・比較する・検証する・トレーニングするということにも利用できます。

ここでは、AWS無料枠でできることを7つ、ご紹介します。

種類別編

AWSのサービス・製品・プラットフォームを実際に無料で体験できるのが「AWS無料利用枠」ですが、無料枠でできることの中には「EC2」や「S3」「RDS」などの種類があります。

Elastic Compute Cloudの略が「ec2」、Simple Storage Serviceの略が「S3」、Relational Database Serviceの略が「RDS」です。

では種類別に無料枠でできることをご紹介します。

AWS無料枠でできること1:EC2の無料枠について

AWSの無料枠でできることの中にAmazon EC2があります。

EC2は仮想サーバ構築に利用することとサイズを変更することが可能で、クラウド内で安全にコンピューティングサービスを12カ月間無料で利用することができます。

なお、無料枠を活用する場合には使用できるリソースが限定されるので活用する前に確認する必要があります。

AWS無料枠でできること2:S3の無料枠について

AWS無料枠のひとつ「S3」では、クラウドのオブジェクトストレージサービスを利用可能です。

無料でデータファイルなどを保存したり管理したりすることができ、標準ストレージクラスでAmazon S3 ストレージの無料枠は5GBとなっています。

1年間は5GB の Amazon s3 ストレージのほか2,000 PUT、COPY、POST、20,000 GET リクエスト、もしくはLIST リクエストなどを無料で利用できます。

AWS無料枠でできること3:RDSの無料枠について

AWS無料枠でできることの中には、クラウドでマネージド型データベースサービスを利用できるAmazon RDSがあります。

RDSの無料利用枠でアプリのテストをしたり、新しいアプリの開発環境作りを整えたりすることにも活用できます。

Amazon RDSの無料枠としてAWSアカウントを作成した日から12カ月間、用意されています。

サービス編

無料利用枠のあるAWSのサービスは、決められた上限まで無料で利用できるようになっています。

無料で利用できるサービスとして「コンピューティング」「データベース」「ネットワーク」「IoT」などがあります。

ここでは、無料枠のサービスでできることについてご紹介します。

AWS無料枠でできること4:コンピューティングについて

AWS無料枠のあるコンピューティングサービスとして、「Amazon Lightsail」や「AWS Lambda」、「Elastic Load Balancing」、そして「Amazon EC2」などがあります。

仮想プライベートサーバーを利用できる「Amazon Lightsail」は、無料トライアルが可能です。また、無料枠でできることとして「AWS Lambda」は無料で月100万件まで無期限で利用できます。

AWS無料枠でできること5:データベースについて

AWS無料枠のあるデータベースサービスは、「Amazon Redshift」や「Amazon ElastiCache」、「AWS Database Migration」、「Amazon DynamoDB」、そして「Amazon RDS」などがあります。

2カ月間無料トライアルが可能な「Amazon Redshift」は、低コストで高速なクラウドデータウェアハウスを運用できます。

AWS無料枠でできること6:ネットワークについて

AWS無料枠のあるネットワーク通信サービスでできることの中に「Amazon API Gateway」があります。

できることとして、API の作成や保護、維持を行える「Amazon API Gateway」は、API コール受信数が100万まで12カ月間無料で利用することが可能です。

AWS無料枠でできること7:IoTについて

AWS無料枠のあるIoTサービスは、「AWS IoT」や「AWS Greengrass」、「AWS IoT Things Graph」、「AWS IoT Device Management」、そして「AWS IoT Events」などがあります。

これらのIoT関連サービスには、12カ月間の無料枠が設けられています。例えば、「AWS IoT」は250,000 件のメッセージまで12カ月間は無料で利用可能です。

AWSを無料で使う際の注意点3つ

AWSを無料で使う場合、いくつかの注意点があります。

「いつの間にか期限が切れていた」「無料期間でも料金が発生する使い方をしていた」などといったことはよく見受けられるケースです。

ここでは、AWSを無料で使う際の3つの注意点についてご紹介します。

AWSを無料で使う際の注意点1:英語のメール

AWSの無料枠を利用すると、その枠の上限を知らせてくれるメール機能があります。(使用料金の上限を通知するメール機能もあります。)

ただし、このようなAWSからのアラートメールは日本語ではなく英語表記なので注意が必要です。

英語表記なので迷惑メールと勘違いして削除してしまわないように気をつけましょう。

AWSを無料で使う際の注意点2:12カ月無料枠

AWSを無料で使う際「12カ月無料枠」の意味を理解しておく必要があります。

注意する点は、AWSアカウントに登録して12カ月使える無料枠があり、上限が750時間となっている無料枠は登録日から12カ月以内に上限まで使えるということです。

12カ月無料枠の製品・サービスを無制限で12カ月間利用できる意味ではないので注意してください。

AWSを無料で使う際の注意点3:自動延長

AWSを無料で使う際、無料分を使い切ったらそれで終了ではなく、自動で延長され、料金発生となるので注意しましょう。

無料分を使い切ったときに、サービスを停止・解約しない限り、課金されることになります。

AWSを無料で有効活用しよう!

ソリューションを簡単に構築できるAWSの無料利用枠を有効活用するためにはWebサイトでAWS無料アカウントに登録しましょう。

それだけで、無料枠の範囲内で初心者でもAWS サービスを活用することができます。

興味のあるAWSのサービスを無料で有効活用してみましょう。