プログラマーは未経験者でもなれる?必要なもの6つと学ぶとよい言語5つ

プログラマーとは

コンピューターを動かすためのプログラム言語を用いながら、システムやソフトウェアを作りだすのがプログラマーです。ITやAIの時代となり、プログラミングができる人材は広く求められています。そこで、未経験者がこれからプログラマーとして活躍できるのか考えていくのが今回の特集です。まずは未経験者がプログラマーになるために何をすればいいのか、必要とされる知識やスキルなどを中心にご紹介していきます。

未経験からでもプログラマーになれる?

募集案件にもより差がありますが、基本的にプログラミングに関して未経験者だとしてもその後プログラマーとして活躍することは可能です。その理由は未経験者のプログラマーを採用する企業が増えていること、そしてプログラミングスキルだけを重視しているわけではないということがあげられます。やはり一企業人としてのモラルや社会人としての行動のほうが大切で、プログラミングの知識はその次であるという考えが目立つからです。

未経験者がプログラマーになるために必要なもの6つ

プログラミング未経験者でもシステム開発やアプリケーションについての全体的な流れやビジョンを理解しようと勉強を重ねたり、色々な情報をキャッチしていると転職の際に有利に働きます。未経験者でもできることはいくつもあります。ここではプログラマー未経験者でも必要な項目をあげてみました。

必要なもの1:自発的な学習意欲

ITの技術は進化し続け、数年前の主流が今では通用しないということがあります。つまり技術進歩に追いつかなければ、プログラマーとしての生命線が断たれてしまいます。またプログラマーとは仕事の現場を担っている立場です。学校ではないので、新しい技術を仕事の中で活かしたり吸収することになります。もちろんそれはプロとして自覚がなければならないことです。未経験者でも自発的に学習するという習慣を身につけるよう心がけてください。

必要なもの2:新しい情報を収集する意欲

先述した自発的な勉強意欲とも同時進行しながら共通な項目になるのが情報収集です。日々の技術の進歩を把握するために自分も理解しなければなりませんが、それ以前に、新しい情報が入ってこなければ話になりません。情報があってこそ自主的な勉強へとつながっていきます。未経験者でも常に新しい情報を集められるよう、積極的に行動しましょう。

必要なもの3:プログラミングを好きでいること

プログラマーになることを目指しているのに、プログラミングそのものを個人的にやったことがないというのはおかしな話です。新卒者ならまだしも、中途採用でその業界に入ろうというのであれば、その専門技術のイロハにも触れないというのは、本当にプログラミングが好きなのかどうかの判断も難しいところです。まずは確認しましょう。あなたは本当にプログラミングが好きなのでしょうか。

必要なもの4:コミュニケーション能力

プログラマーのイメージは、パソコンで常にプログラムを書くという机上の仕事という印象です。あまり他者や顧客と会話やコミュニケーションをしない職種ではないかと思われがちです。しかし全く会話なしで成立することはあり得ません。社内には、SEや同僚プログラマーや上司もいますし、また担当先の顧客や取引するクライアントとの連絡も考えられ、コミュニケーションを図りながら仕事を進める必要性もあります。

必要なもの5:将来的ビジョンを明確にしておく

転職そのものは目標のひとつですが、必ずしも最終ゴールではありません。未経験でありつつもプログラマーとしてやっていきたいと決めたのであれば、その後の明確な自分像を描いているはずです。プログラマーとしてどんなことをしたいのでしょうか。どのようなスキルを身につけ活かしたいのでしょうか。自分の成長性曲線をできるだけ具体的に描き、明確な未来のビジョンを持つことが大切です。

必要なもの6:読解力の高さ

プログラマーは学びに速度を要する業種です。それにプログラミングだけ知っていればいいわけではなく、金融機関システムを開発しているのであれば金融の知識が、ネットショップのシステムを開発しているのであれば小売業の知識が必要になるなど、異業種のことも知らなければなりません。そのためあらゆるマニュアルや書籍を読む機会も増えますので、未経験者でも読解力の高さは必須です。効率よく敏速に理解できる読解力を養う意識をしていきましょう。

未経験者が学ぶとよいプログラミング言語5つ

プログラマーの仕事は、事前に用意されている仕様書を確認しながらシステムが作動するプログラムを作成することです。仕様書とは建築でいう設計図のようなものです。そしてプログラミングを作り上げるのに欠かせないのがプログラミング言語です。プログラミング言語の入力ルールが分からないとエラーになります。では、未経験者でも知っておくとよい、プログラマーに必要な各種プログラミング用語についてご紹介します。

言語1:Python

プログラミング未経験者が初めて習うべき言語ともいえるのがPython(パイソン)です。他にもいろいろなプログラミング言語が存在しますが、まずはPythonの基本を知識として持っていれば、他の言語への応用もかなりできるとさえいわれています。Pythonの場合、不特定多数の誰が作成しても同じようなコードになるように設計されています。誰でも共通なコードになるので簡単に書けて作れるように考案されているメリットがあります。

言語2:C言語

プログラミング言語の中でもオーソドックスなもののひとつが「C言語」で、あらゆるシステムにて使われている特徴があります。汎用性が高く少ないリソースでも動作させることができるため処理速度が早い言語とされています。またC言語は「組み込みソフトウェア」と呼ばれ、ハードウェアに組み込んで使用するのが一般的です。

言語3:Ruby

Rubyは日本人エンジニア二よって開発されたプログラミング言語です。そのため日本語の情報が他の言語よりも充実している利点があります。Rubyには「Ruby on Rails」というフレームワークがあります。このフレームワークによって、システム開発の方法をある程度先に決定できて、その後誰が開発しても一定以上のクオリティが保てるのが特徴です。この利便性が高く評価され世界中で使用されています。

言語4:Java

未経験者にぜひ注目してもらいたいプログラミング言語であり、近年になり台頭してきたのがJavaです。日本国内でシェアが高く多くのライブラリがあり、とても便利な機能のプログラムも随時更新されています。そのためJavaで制作されたプログラムは、企業向けにバグの修正が重ねられ安定した動作をしているのが特徴です。今や企業のプログラムはJavaによるものが圧倒的だといえます。

言語5:PHP

いきなりプログラマー未経験では難しいかもしれませんが、Web関係の仕事をする際にPHPというプログラミング言語を使えれば仕事の依頼が増えていきます。現在世の中に存在するSNSの土台は、PHPで構築されています。他にも、最近のホームページ作成アプリケーションであるWordpressもPHPを使用しています。実はPHPの学習コストは他の言語より低く、慣れればプログラミングも簡単にできます。今最も需要の多いプログラミング言語です。

プログラミング超初心者が初心者になるためのPython入門(1)

プログラミン未経験の初心者がPythonの基本中の基本をマスターするために書かれているテキストです。Pythonの導入やダウンロードの方法から、初歩の操作などを解説した内容です。変数やメソッドといったPython学習に欠かせない概念が身につくよう工夫されています。もしプログラミングの楽しさや達成感を味わってみたい方にはおすすめです。

IT業界の現状とは?

プログラマーが活躍するIT業界の現状と将来はどうなっているのでしょうか。未経験者がそう易々と参入できるほどIT業界は脇が甘いといえるのでしょうか。ここでは今のIT業界とその後について簡単に触れていきます。

プログラマーとしての将来性

コンピュータが一般的になって以来久しいにもかかわらず、実はIT業界というのは慢性的な人材不足が続いている状態で、これは数年ですぐに解決できるような問題ではないとされています。特にITエンジニア(SE)やプログラマーは、まだまだ必要な人数が足りていないというのが現状のため、未経験者でも門徒は広がっています。ただし、これも未だ慣習などがあり、年齢制限や性別でふるいに掛けているのが課題です。

未経験者でもプログラマーを目指してみよう

未経験者でも今からプログラマーを目指してもいいと言ってもよいでしょう。しかし雇用する企業側にも採用条件が諸々にあり、必ずしも採用されるとは限りません。的確な行動と情報収集をしていくことです。また、企業が採用しないとしてもプログラミングの知識を常に勉強し続けていれば、独学でホームページやシステムの構築をすることができます。損をするということは全くありませんので、ぜひチャレンジしてみてください。

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