セキュリティ関連のおすすめ資格11選|資格を取得するメリットとは?

資格の種類とは?

一口にセキュリティ関連の資格と言っても、国家資格から公的資格、民間資格まで認定試験の実施主体は様々です。国内だけで有効なものもあれば、中にはセキュリティ関連の資格として世界的な信頼を得ているものもあります。それぞれの資格の特徴や強みなどを理解して、自分のキャリアプランにとって最適なものを選択して取得すると良いでしょう。

資格取得を目指そう!セキュリティ関連のおすすめ資格11選

それでは、そんな多種多様なセキュリティ関連の資格の中から、おすすめの資格11選をご紹介します。セキュリティ関連の資格取得を目指している方は、是非参考にしてください。

おすすめ資格1:情報セキュリティマネジメント

セキュリティ関連のおすすめ資格の1つめは、「情報セキュリティマネジメント」です。「独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)」が年2回実施する国家試験に合格することで認定されます。これは、情報処理やセキュリティ関連の資格のうち、基本的な知識や技能を認定する試験です。セキュリティ関連の資格として、初歩的なレベルの試験である「ITパスポート試験」の次に位置付けられています。国家試験の第一歩に最適でしょう。

おすすめ資格2:公認情報セキュリティマネージャー

セキュリティ関連のおすすめ資格2つめは、「公認情報セキュリティマネージャー」です。国際組織の「情報システムコントロール協会(ISACA)」が認定する資格であり、マネージメントレベルの情報セキュリティに関する国際資格になります。情報処理やセキュリティ関連の管理職者など、企業のセキュリティプログラムに関するマネージメントや、設計・監督をしている人向けの資格です。

おすすめ資格3:認定ホワイトハッカー

セキュリティ関連のおすすめ資格3つめは、「認定ホワイトハッカー」です。「ハッカー」という言葉からは、情報技術を駆使して企業や政府のネットワークに不正に侵入しサイバー犯罪を働く人を連想される方も多いかもしれません。しかし、このような行為をする人は正しくは「クラッカー」と呼ばれ、まさにそうしたサイバー攻撃に対応するのがハッカーの仕事です。認定ホワイトハッカーは、電子商取引コンサルタント国際評議会(EC-Council)が認定する国際的なハッカーの資格です。

おすすめ資格4:ITパスポート

セキュリティ関連のおすすめ資格4つめは「ITパスポート」です。こちらは、情報処理やセキュリティに関連する入門的な国家試験とされています。コンピュータ部門やIT関連部署にかかわらず、業務上でコンピュータやインターネットなどに触れる機会がある方は、ぜひ受験しておいて損はない試験だと言えるでしょう。

おすすめ資格5:情報処理安全確保支援士

セキュリティ関連のおすすめ資格5つめは「情報処理安全確保支援士」です。これは、「情報セキュリティマネジメント」や「ITパスポート」といった国家試験の上位に該当する国家資格です。「登録セキスペ(登録情報セキュリティスペシャリスト)」とも呼ばれているこの資格は、サイバーセキュリティの重要性が高まっている世の中で、これを担いうる人材を育成することを目的として誕生しました。情報安全確保支援士の資格を取得すると、資格保有者だけの講習に参加することができ、情報安全確保支援士の名称及びロゴマークを使用することも可能になります。

おすすめ資格6:応用情報技術者

セキュリティ関連のおすすめ資格6つめは「応用情報技術者」です。1年に2回実施される「応用情報技術者試験」に合格すると認定されます。IT戦略の立案やシステムの設計・開発などを担う、応用的な情報セキュリティに関する知識や技術を持った人材を育成することに重点を置いた試験制度です。

おすすめ資格7:情報セキュリティ管理士

セキュリティ関連のおすすめ資格7つめは、「情報セキュリティ管理士」です。「一般財団法人 全日本情報学習振興協会」が実施する試験を経て認定を受ける資格で、「情報セキュリティ初級」とも言われます。この資格はIT関連部署のみならず、人事や経理、総務などあらゆる部署に従事する人々のセキュリティに関する知識や技能を高め、企業内のIT関連の部署以外のセキュリティ脆弱性を補強することに主眼を置いています。

おすすめ資格8:情報セキュリティ監査人

セキュリティ関連のおすすめ資格8つめは「情報セキュリティ監査人」です。情報セキュリティ管理士同様に、「一般財団法人 全日本情報学習振興協会」が設けている資格制度です。情報セキュリティ管理士の資格を取得後に、情報セキュリティ監査人にグレードアップするための講習会に参加することで認定を受けることが可能です。

おすすめ資格9:個人情報保護士

セキュリティ関連のおすすめ資格9つめは「個人情報保護士」で、同じく「一般財団法人 全日本情報学習振興協会」が試験を実施する資格です。近年、企業活動において個人情報保護は避けることのできない重要課題の1つになっています。個人情報保護士は、個人情報の保護と取り扱いについての知識を有し、適切な理解を普及する役割を担う人々向けの代表的な資格です。

おすすめ資格10:SPREAD情報セキュリティサポーター

セキュリティ関連のおすすめ資格10個めは、「SPREAD情報セキュリティサポーター」です。こちらは「一般社団法人セキュリティ対策推進協議会」が設けている資格制度で、企業や個人に対して、情報セキュリティに関する適切な知識の普及を担う人材を各地域で要請することを目的としています。情報セキュリティサポーターの資格を取得した人々は、企業や個人の安心・安全なインターネット利用をサポートする役割が期待されるでしょう。

おすすめ資格11:シスコ技術者認定

セキュリティ関連のおすすめ資格で最後にご紹介するのは「シスコ技術者認定」です。その名の通り、アメリカのシスコ社が主催するこの資格制度は、ネットワークエンジニアを対象とした世界的な資格として認識されています。この資格にはジャンルごとにコースがありますが、その中の一つとして「ネットワークセキュリティ」のコースがあります。

徹底攻略 情報セキュリティマネジメント教科書 令和2年度

セキュリティ関連の資格取得に向けてこれから勉強される方も多いでしょう。「徹底攻略 情報セキュリティマネジメント教科書 令和2年度」は、資格ごとに問題集や参考書が販売されているため、これからセキュリティ関連について学習される方は参考になるでしょう。

資格を取得するメリット3つ

ここまで、セキュリティ関連のおすすめ資格をいくつか例に挙げてご紹介してきました。以下では、これらの資格を取得するメリットについて3つ紹介するため、ぜひ参考にしてみましょう。

メリット1:キャリアアップ

一つめのメリットは、キャリアアップが望める点です。多くの企業がIT技術を前提に事業を進めていくことが求められる昨今、情報処理やセキュリティ関連の資格取得に向けて知識や技術を高めることは、それ自体が自己研鑽につながるでしょう。

メリット2:就職や転職で有利になる

これまで紹介した通り、セキュリティ関連の資格は就職や転職に役に立つ資格がいくつもあります。それだけセキュリティ関連の資格が存在するということは、セキュリティに関するスキルや知識が多くの企業から求められていることは明らかでしょう。

メリット3:昇進する可能性

就職や転職に限らず、社内の昇進においてもセキュリティ関連の資格は強みになります。公認情報セキュリティマネージャーなど、管理職者や役員向けの資格を取得しておけば、社内人事考課上の大きなアピールポイントになるでしょう。国内での活躍に主眼を置くのであれば国家資格であるIPA系のものを、海外支社など国際的なステップを踏んでいくのであればシスコ技術者認定を始めとした国際的な資格を取得することをおすすめします。

資格を取得して就職や転職を有利にしよう!

この記事では、セキュリティ関連のおすすめ資格と、これらを取得することのメリットについてご紹介してきました。IoTの拡大化が続く現代では、サイバー攻撃などのネットワーク上のトラブル増加は避けられません。もしものために、セキュリティ関連の資格を取得して、情報処理のプロフェッショナルとして活躍しましょう。

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