社内SEに役立つ資格8つ|志望動機を作成するポイント7つ

社内SEとは?

社内SEは、社内のシステム作りや管理、使い方のレクチャーなどを担当します。会社にシステムに詳しくない人がいるときに、社内SEは頼りになる存在です。会社のシステムは、経営にも大きな影響を与え、さらに社員のIT技術をサポートする社内SEとして活躍すれば、いろいろな部署の人と関わりを持つことができます。

社内SEとシステムエンジニアの違い

社内SEとシステムエンジニアは、仕事内容が大きく異なります。社内SEは1つのシステムの開発から運用、保守まで一貫して対応する場合が多くなっています。一方システムエンジニアは、クライアントから依頼された部分のみを担当します。そのため案件の途中から参加したり、場合によっては完成を確認しないまま別の案件に着手するということもあります。

社内SEに役立つ資格8つ

社内SEで活躍したい人は、資格を取得することをおすすめします。就職や転職に役立つため、気になった資格があったときは迷わず勉強しておくとよいでしょう。企業のIT化が進む中で、社内SEに求められるスキルはさらに増えていくことが予想されます。すでに社内SEとして活躍している人も資格を取得すれば、昇進や昇給で優位に働くでしょう。

資格1:ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は、毎年10月の第3日曜日に実施される社内SEに役立つ資格です。情報処理技術者試験の中でも、特に難しい資格のため合格する確率は14パーセント前後です。ネットワークスペシャリスト試験は国家試験のため、取得しておくと就職や転職などに役立ちます。試験には論述問題もあり、エンジニアの知識だけでなく文章を書く知識も求められます。

資格2:プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験は、プロジェクトメンバーをまとめる立場の社内SEにおすすめの資格です。記述式や論述式の問題があるため、文章力も求められます。プロジェクトマネージャ試験の資格勉強をサポートするスクールは、通信教育などを含め多く開講されています。また、論理的に文章を書くことに自信がない方は、スクールを利用するといいでしょう。

資格3:情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)試験

サイバーセキュリティ分野の国家資格が、この試験です。高いレベルのセキュリティ知識が、社内SEにも求められます。試験に合格した人は登録手続きをします。資格取得率はおよそ11パーセント程度なので、信頼を集めることができるでしょう。

資格4:システムアーキテクト試験(SA)試験

システムアーキテクト試験(SA)は、難易度の高い資格です。システムテストを担当する社内SEを目指したい場合は、この資格の取得を検討するといいでしょう。午後からの試験は論文が出題されます。そのため資格合格を目指す人は文章力が求められます。また、午前中は時間内に膨大な量の問題を解く必要があるため、過去問を繰り返し解くといいでしょう。

資格5: オラクルマスター (ORACLE MASTER)

オラクルマスター(ORACLE MASTER)は、世界共通のOracle Databaseを取り扱う能力があるかをチェックする資格です。オラクル社(Oracle Corporation)は国内でも大きなシェアを誇っているため、社内でデータベースを取り扱っているというSEは勉強するといいでしょう。オラクルマスター(ORACLE MASTER)は、4つのレベルがあります。まずは難易度の低いBronze(ブロンズ)からチャレンジしてみてください。

資格6:PMP(Project Management Professional)試験

PMP(Project Management Professional)試験は、アメリカの非営利団体が展開され、海外でも通用する資格です。世界展開を目指す会社で社内SEを目指す場合は、資格にチャレンジしてみてもいいでしょう。試験はパソコンを使って行われます。資格を取得すれば体系的に問題解決できる能力が認められ、社内SEとしてチームを導いていけます。

資格7:ITコーディネータ

ITコーディネータは、ITを使った経営や支援サービスに興味がある人におすすめの資格です。IT戦略について知識を深められるため、社内SEとしての活躍の場が広がるでしょう。ITコーディネータの資格を取得するためには、試験に合格しケース研修の受講を修了することが必要です。ケース研修の受講は試験合格の前後どちらでも構いません。

資格8:シスコ技術者認定

シスコ技術者認定は、シスコシステムズ製品を社内で使っている場合におすすめの資格です。認定はおおむね5つのレベルにわかれていますので、自分のSEの知識や実力に合わせて受験してください。シスコ技術者認定学習ポータルサイトなど独学で勉強する際に役立つ情報も開示されています。認定を取得すればバッジがもらえます。

社内SEの志望動機を作成するポイント7つ

社内SEとして活躍したい人は、志望動機を書く際のポイントをチェックしておくといいでしょう。社内SEは人気の職種のため、志望動機が合否を左右することも少なくありません。社内SEの志望動機を作成する際に役立つポイントを7つ紹介しますので、参考にしてみてください。実際に社内SEとして活躍する輝かしい未来が待っているでしょう。

作成するポイント1:マネジメント経験に触れる

社内SEは、高いマネジメント経験が求められる仕事です。社内SEは、外部のSEをマネジメントする機会も多いです。そのため未経験から社内SEに就職や転職をする場合は、マネジメント能力があることをアピールすることがおすすめです。バイト先で後輩をマネジメントした経験や、現在の仕事で部下とともにプロジェクトを成功した経験などがいかせるでしょう。

作成するポイント2:スキルをアピールする

社内SEの志望動機を作成する際は、自分のスキルを志望動機に取り入れることがおすすめです。社内SEを目指す人は、SEの知識が豊富なことが多いでしょう。またチームをまとめたり、プレゼンやコミュニケーション能力が高いことも、社内SEに求められるスキルです。実際の面接の場では、具体的な体験のエピソードとともに自分のスキルをアピールしてください。

作成するポイント3:企業を選んだ理由を明確にする

意識しておきたい志望動機を作成するポイントは、どうしてその会社のSEとして活躍したいのかという理由を明らかにしておくことです。企業研究を十分におこなえば、理由を簡単に考えられます。同じ業界であっても、会社ごとに社風があります。OB訪問をしたり企業説明会に参加したりして、会社の特色を掴んでおきましょう。

作成するポイント4:なぜ社内SEになりたいのかを明確にする

なぜ社内SEになりたいのかを明確にすることは、とても大事です。社内SEに似た仕事をする職種は多いため、なぜ社内SEにこだわるのかと上手く説明することが大切です。社内SEに似た仕事は、システムエンジニアやプログラミングを担当する職種などがあります。社内SEの魅力である一つの会社に貢献した働き方をすることなどを志望動機に取り入れるといいでしょう。

作成するポイント5:経験をどう活かすのかをアピールする

社内SEは、未経験者よりも経験者を多く募集する傾向にあります。今までの経験をどう社内SEとして活かしていくのかをアピールできれば、合格に近づくでしょう。企業が求める人物像などが公表されている場合は、その人物像にあった経験を面接でアピールすることがおすすめです。

作成するポイント6:資格をアピールする

社内SEの志望動機に役立つ資格は、面接でアピールできます。紹介した資格をすでに取得している人は、社内SEに応募する際に履歴書に記載しておくといいでしょう。資格の勉強をしている場合は、その旨を志望動機の中に取り入れることもおすすめです。

作成するポイント7:ワークライフバランスを考える

社内SEは、比較的残業が少なく働きやすい職種です。志望動機を考える際に、自分のキャリアやワークライフバランスについて考えることも大切です。どうして社内SEを志望するのかという理由の1つに、ワークライフバランスについて言及することもいいでしょう。

社内SEに役立つ資格の取得をしよう!

社内SEに役立つ資格を取得することは、就職や転職に役立ちます。社内SEを目指す人は気になった資格の勉強をスタートしてみましょう。志望動機のポイントもぜひ参考にして、社内SEとして活躍する未来を手に入れてください。

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