第二新卒が転職を成功させるには? 就職活動で心がけたい5つのポイント!

「第二新卒」とは、一般的に企業へ就職をしたものの、3年以内に退職し転職を希望する25歳以下の求職者のことを指します。(明確な定義は特になく、「大学卒業3年以内」とされることも)

そんな第二新卒の多くは、「新卒でも就職活動が厳しいなか、第二新卒になれば更に風当たりが厳しいのでは?」と不安を抱えているかもしれません。そこで今回は、第二新卒が転職を成功させるために心がけておきたい、就職活動のポイントを5つご紹介します。

1.第二新卒のハンデを理解しよう!

「新卒で就職して3年以内」と言われる第二新卒。ところでこの「3年」という数字って、社会に出るとよく耳にしますがなぜなのでしょうか?正直なところ、もっともな理由は特にありません。

「3年以上働かないと転職に不利」
「3年以内に退職した人は仕事ができない」

などと言われていますが、多くの人はこれを絶対だと言い切れないでしょう。なぜなら退職や転職の理由は本人だけの問題ではないからです。
例えば、

・劣悪なブラック企業であった
・上司からのパワハラやモラハラが酷かった
・残業代が出なかった

など、会社の環境が原因している場合もあるのです。

とはいえ、この退職理由を素直に伝えるだけでは逆効果になるのは事実。面接官に「またすぐに辞める人材ではないか?」と思われてしまう危険性があります。

新卒の就活と違い、第二新卒の就職活動には「仕事が続かないかもしれない」という前提条件を持たれるハンデがあることを念頭に置いておきましょう。

2.新卒と差をつける志望動機と自己PRで勝負しよう!

ハンデについてお話をしましたが、第二新卒には、新卒じゃないからこそ生かせる部分もあります。勤務期間が短くとも「一度は就職した経験がある」ということです。その経験から自分の長所、短所も見いだせているはず。これを生かして、新卒と差をつける志望動機と自己PRで勝負しましょう。

①「なぜ? どうして?」に答えられる志望動機

面接で必ず聞かれるのが志望動機。面接官は「あなたがなぜこの企業へ志望したのか?」を見ています。

  • お給料がいいから
  • 残業が少ないから
  • 有名企業だったから
  • 自宅から近かったから

これらはすべて素直な志望動機でもありますが、面接では好印象をもたれません。

特に第二新卒の場合、「ちゃんと仕事が続けれるのだろうか?」という不安を抱かれているので、企業リサーチや就職してすぐの目標だけでなく、5年後、10年後の長期ビジョンまで見えている志望動機を見出しましょう。

「自分自身が成長できる環境だと思った」などの自分本位な志望動機だけにならないことも重要です。企業としては「あなたが会社にどのような利益をもたらしてくれるのか?」を知りたいのですから。

そして、漠然とした志望動機にも、きちんと「なぜ? どうして?」の明確な理由をアピールできるように準備をしましょう。

②第二新卒だからこそ出来る自己PRとは

第二新卒という肩書にはハンデだけではなくメリットもあります。

  • 前職の経験で自分が知らなかった長所と短所を知っていること。
  • 社会人としての一般的なビジネスマナーなどの基礎能力が身についていること。
  • 社会に出ることへの不安を感じさせない積極性があること。

「前職では○○だった。けれど○○を生かして○○したことが自分の長所である」というポイントをしっかりとおさえ、短所から見出した「成長すべき部分」を一緒にPRしましょう。

3.好感が持てる退職理由を考えよう

転職を希望している企業は、あなたの志望動機、自己PRの他に「前職の退職理由」を知りたがっています。

退職理由に限らずどんな失敗でもそうですが、「それをどう改善していくか」に執着することの方が重要ですよね。

なので、面接管に聞かれて前職の悪口のような理由を並べてしまうのはNG。環境の問題点(ネガティブな部分)だけでなく、自分自身の反省点と、どういうふうに改善していきたいのか(ポジティブな部分)を伝えましょう。

伝えるときは、最初に問題点や反省点を伝え、その後ポジティブな思いや考えを話すと印象に残りやすいので、コツとして覚えておくといいでしょう。

4.履歴書や電話は徹底的に注意しよう

転職を希望する企業への電話やメール、また就職活動のときに必ず必要となる履歴書は徹底的に注意しましょう。

勤務期間の長さに関わらず、第二新卒は社会人経験のあるフレッシュな人材です。前職のキャリアがどうであったかはさておき、社会人経験があればビジネスマナーの基本は身についているはずです。

新卒者では大目に見てもらえる部分も、第二新卒になると慎重に見られる可能性があります。

正しい敬語を使えているか。ビジネスマナーは守れているかなど。面接時だけでなくアポイントを取る時点から気をつけるようにしましょう。

「前職できちんとビジネスマナーが身についているんだな」と思ってもらえるよう意識してみてくださいね

5.第二新卒は需要がある! 落ち着いて冷静に視野をもとう

第二新卒はネガティブなイメージの反面、「前職での疑問に対して素早く対応し、判断できる人材」とも言えます。

退職理由や志望動機が言い訳にならず、明確なものであれば、第二新卒だからといって毛嫌いする企業は少ないのです。

また、第二新卒の最大の武器は「ビジネスマナーが身についている」ということ。そういうメリットから、積極的に第二新卒を募集している企業もじわじわと増えてきているのも事実です。

今の仕事を退職したい気持ちから、焦って再就職先を探すのは禁物です。

まず自分にはどんなにスキルがあって、何がしたいのか……。そこを明確にすることで、迷いのない転職活動を送ることができます。焦らず自分らしさを忘れずに、冷静な視野をもって求職活動を進めていきましょう。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか?

1度は挫折した社会人経験。今度こそ自分が納得して、長く働けるような企業を見つけるためには正確な情報を吸収することが不可欠です。まずは自身の転職理由をしっかり考えて、どんな会社で自分が働きたいかを考えてみましょう。

第二新卒であることの強みの部分・弱みの部分を理解し、しっかり説明することができれば人事担当者にもあなたの気持ちが伝わるはずです。

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