未経験から目指せる?ネットワークエンジニアに必要なスキル8つ

ネットワークエンジニアとは?


ネットワークエンジニアとは、ネットワークの設計や構築、監視や運用を担うインターネットの専門家です。現在の企業活動には、インターネットは欠かせないでしょう。インターネットを通じて、さまざまな企業とのコミュニケーションや自社でのツールとしてメールやアプリなどを活用することで、企業はスムーズに活動できているからです。

未経験から目指すのは難しい?

ネットワークエンジニアとして未経験から正社員として働いている人もいます。ネットワークエンジニアは、インターネットの技術はもちろんですが、お客様や職場の人とコミュニケーションをとることも大切です。つまり、技術力だけで成り立つ職種ではないということです。むしろ、技術は経験を積めば上達するものなので、コミュニケーションをとるということに対して抵抗がない人におすすめの職種です。

ネットワークエンジニアの年収は?

ネットワークエンジニアとして働こうと考えている人は年収が気になるでしょう。転職サイトdodaによれば、平均年収は457万円程度といわれています。年齢が上がれば、その分給料やボーナスは上がりますので、ネットワークエンジニアとしてのキャリアを積みながら、それに見合った技術を身につけていきましょう。未経験の場合、初年度の年収はこれより少なくなる可能性もありますが、ネットワークエンジニアは、経験を積めば昇給していく職種ですので、安心してください。

職種のちがい

IT業界は、日々新しい技術が生み出され拡大しています。それに伴い働く人たちの職種も細分化されています。同じインターネットに関するエンジニアでも、専門分野や仕事内容は違っています。名前は似ていますが、担当する範囲は異なりますので、職種の違いを理解しておきましょう。

インフラエンジニア

ネットワークエンジニアと似ている職業にインフラエンジニアがあります。インフラエンジニアはどのような業務をするのか紹介していきます。インフラエンジニアは、主にインフラの構築やシステム導入などを担います。ハードウェアからOSなどのソフトウェアまで広い範囲を管理することを軸としているので、様々な職種とのつながりを持ちます。ネットワークエンジニアよりは担当区域が広いと覚えておきましょう。

サーバーエンジニア

ネットワークの設計や整備を担当するネットワークエンジニアに対し、サーバーの設計や管理を担当するのがサーバーエンジニアです。そのほかにも、配線を確認するなどの作業や、サーバーにトラブルが起きたときにすぐ対処しに行けるようにフットワークの軽さも重視されます。サーバーの設計・運用が主な仕事内容ですので、OSや基本的なネットワークとセキュリティの知識なども必要でしょう。

未経験のネットワークエンジニアに必要なスキル8つ


ネットワークエンジニアになるために、特別必要な資格はありません。しかし、未経験からのスタートとなると、何か一つでも持っていたほうが有利に働くでしょう。スキルや資格は持っておいて損はありませんので、ぜひ取得を目指しましょう。持っていると役に立つスキルを紹介していきますので、参考にしてみてください。

必要なスキル1:LPIC

LPICとは、Linux技術者認定試験のことです。ネットワークエンジニアになるには、持っておいたほうがいい資格の一つです。LIPCの資格を持っていることは、面接のときに大きなアピールポイントになること間違いありません。Linuxは多くのIT機器で使用されているため、このスキルは重宝されてきました。未経験からインターネットエンジニアになるには、まずこの資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。

必要なスキル2:CCNA


CCNAとは、中小規模のネットワーク知識があることを証明する資格です。ネットワークエンジニアとして、この資格を持っていることは、自分への評価に直結するでしょう。また、未経験の場合はこの資格の勉強を通してIT業界のことも一緒に学べるでしょう。試験の一部はオンライン受験もできますので、受験を検討している方は詳しい情報を確認しておきましょう。

必要なスキル3:ネットワーク知識

当たり前のことですが、ネットワークエンジニアには、幅広いネットワークの知識も必要になってきます。求められるものは、インターネットに関する専門的な知識と、何かあった時のために柔軟に対応できる応用力です。

必要なスキル4:ネットワーク機器の知識


インターネットに詳しいだけでなく、使用する機器についても知っておかなければなりません。例えば、インターネットへ接続の仕方は知っていてもWi-Fiの設定の仕方は分からない、という状況ではよくありません。ネットワーク関連の知識だけでなく、周辺機器の知識を付けておきましょう

必要なスキル5:コミュニケーション能力

ネットワークエンジニアは専門的な技術だけでなく、コミュニケーション能力も必要とされます。コミュニケーションが取れない人は、技術がすごくても企業からの評価が低くなる場合が考えられます。システムを設計するときはお客様の要望に応えられるよう設計し、満足してもらうことが重要です。そのためにコミュニケーションをしっかり取って、お客様の考えを汲み取れるように努めましょう。コミュニケーションが苦手な人は難しく考えず、自分の熱意や考えを伝えることから始めましょう。相手との距離が縮まり、信頼関係を築いていけるでしょう。

必要なスキル6:論理的な思考能力


論理的に考えることは、冷静な判断につながるでしょう。システムの設計や管理をしていくなかで、トラブルが発生することは珍しくありません。その時に、冷静に状況を判断し、何が足りなかったのか、何が原因なのかを調べることでスムーズに対応できます。IT業界に限ったことではなく、どの職種においても冷静に判断することは重要なスキルです。

必要なスキル7:クラウドを理解しているか

ITの進歩に伴って、クラウドという言葉を日頃から目にすることが多くなりました。クラウドとは、手元にないソフトウェアやデータを使用できるサービスです。たとえば、Gmailはアカウントを持っているだけで使用できます。パソコンでしか使えない、スマートフォンでしか使えないではなく、アカウント一つでどの媒体でも使用できるのがクラウドです。

必要なスキル8:基本情報技術者


ネットワークエンジニアでなくても、IT業界で働く人は取得することをおすすめします。国家資格ですので難易度は高めですが、未経験から始めるなら、この資格を持っていると有利に働くでしょう。IT人材になるための基本的な技能を証明するものなので、企業からの評価に大きく影響すると考えられます。

ネットワークエンジニアの志望動機例5つ


面接のときには、どの職業でも必ず聞かれるのは志望動機です。入社したいと考えている会社のことをあらかじめリサーチして、しっかり準備してから臨みましょう。IT業界は、未経験からの採用も珍しくありません。著しいネット環境の変化に人材が追い付いていない状態なので、人手がとにかく必要なのです。志望動機の例を5つ紹介していきますので、参考にしてください。

志望動機例1:経験を重視する


未経験者よりは、少しでも経験があった方が有利になるでしょう。ネットワークエンジニアとしては未経験でも、前の会社で似たような業務をしていたならば、それをアピールすると良いでしょう。また、未経験なのになぜネットワークエンジニアという職を選んだのかも詳しく説明できるようにしておきましょう。ネットワークエンジニアの仕事をしていた場合は、自分がどんなスキルや資格を持っているか、どんなことが得意かなどを前面に押し出しましょう。

志望動機例2:仕事への興味をアピール

ネットワークエンジニアとして未経験の場合は、どういうところに興味を持ったかをアピールすると良いでしょう。経験はなくても、興味があること、やる気があるということを表明しましょう。また、ネットワークエンジニアとしてどんな仕事をやりたいかなど、より具体的にアピールすることで採用されたときにその仕事を任せてもらえる可能性もあります。

志望動機例3:企業への意欲をみせる


ネットワークエンジニアに限らず、企業へ意欲を見せることは大切です。どんなに有能な人であっても、会社への興味がない人には同じく会社も興味を持ちづらいでしょう。志望する会社が決まったら企業方針などはしっかり調べておき、入社後にどのように働いていきたいか、どのような場面で活躍できるかなど考えておきましょう。

志望動機例4:自身の将来性をアピールする

あなたがその会社にネットワークエンジニアとして入社することで、会社にどんな利益をもたらすのかを伝えましょう。また、ネットワークエンジニアとしての目標や、こういうエンジニアになりたいなどの具体的なビジョンがあるとなおさら良いでしょう。しかし未経験の場合、ネットワークエンジニアの将来性をはっきりと見据えることは難しいでしょう。その場合は、自分の憧れている人や目標にしている人を紹介しながら話すとより具体的になります。

志望動機例5:なぜネットワークエンジニアになりたいのか


未経験からスタートする場合には、なぜインターネットエンジニアになりたいかを具体的に伝えられるようにしておきましょう。ただ、IT関係の仕事をしたいというだけでは、どんなに深く考えていても相手に伝わりづらいです。ネットワークエンジニアでなければならない理由をしっかりと伝えるようにしましょう。たとえば、身近にいる人がネットワークエンジニアでその人から影響を受けた話や、ネットワークエンジニアのおかげで助かった話など、具体的に説明すると印象に残りやすいでしょう。

必要なスキルを習得して未経験からネットワークエンジニアを目指そう!


IT業界のエンジニアは人手不足が続いています。しかし、今やIT企業の需要は高まっており、様々なシーンでIT企業が活躍しているので、未経験者から育てるという企業も増えてきています。そのため未経験からでも、ネットワークエンジニアとして採用されやすいでしょう。今後さらに発展していくと予想される業界なので、未経験からのスタートでも情報を常にキャッチし、勉強を怠ることなく努力をしていけば即戦力になることも可能でしょう。インターネットの専門家であるネットワークエンジニアの需要が高く生涯続けられる職業ですので、IT業界に興味がある方はぜひ検討してみてください。未経験というのは一から学べるということでもあります。未経験だからと悲観せずに、たくさんの知識を得て新しい人生をつかみましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です