AWS OpsWorksの概要

はじめに

開発環境の自動化や保守設定の自動化を検討している方も多いのではないでしょうか。そこで、AWS OpsWorksの導入をおすすめしています。管理自動化ツールとして、AWS OpsWorksは非常に優秀です。この記事では、AWS(Amazon Web Services)で利用できるサービス、AWS OpsWorksについて解説していきます。

AWS OpsWorksとは

「AWS OpsWorks」とは、ChefやPuppetを元にした構成管理のサービスです。システムの構成などを一元的に設定することができます。Amazon EC2やオンプレミス環境でのサーバー設定、アプリケーションのデプロイや、スケーリング、保守なども事前設定することで自動化が可能です。また、AWS OpsWorksには3種類が存在し、自分の環境にあったAWS OpsWorksを選択する必要があります。

AWS OpsWorks for Chef Automate

「AWS OpsWorks for Chef Automate」とは、Chef Automateのフルマネージド設定管理サービスです。Chefを既に利用している場合は、AWS OpsWorks for Chef Automateを選択する必要があります。AWS OpsWorks上では、サーバー設定やアップデート、バックアップが自動化され、Chef Automateのサーバーを管理することができます。さらに、AWS OpsWorksを利用することで、設定管理システムやサーバーなどを管理する必要がなくなります。

AWS Ops Worksでは、既存のChef Automateの全機能を利用することができます。管理はChefのコンソールや別途のコマンドラインツールですることができます。

AWS OpsWorks for Chef Automateの料金

AWS OpsWorks for Chef Automateの料金は、ノードとして登録されている実行時間による従量課金制となっています。初期費用やその他の料金は発生しません。料金はノード時間あたり0.0155USD(約1円)となります。また、1か月あたりのノード数に応じてノード時間あたりの料金が割引されていきますが、ここで細かい料金については割愛します。AWS公式ページに記載されていますので、気になる方はそちらをご覧ください。

AWS OpsWorks for Puppet Enterprise

「AWS OpsWorks for Puppet Enterprise」とは、Puppet Enterpriseのフルマネージド設定管理サービスです。Puppetを既に利用している場合は、AWS OpsWorks for Enterpriseを選択する必要があります。AWS OpsWorks上では、サーバーのに修正、更新、バックアップが自動がされ、Puppetのサーバーの管理も行うことができます。

AWS Ops Worksでは、既存のPuppet Enterpriseの全機能を利用することができます。管理はPuppet Enterpriseのコンソールですることができます。Puppetコードをそのままに使用することもできます。

AWS OpsWorks for Puppet Enterpriseの料金

AWS OpsWorks for Puppet Enterpriseの料金は、for Chef Automateノードとしてと同様に登録されている実行時間による従量課金制となっています。初期費用やその他の料金は発生しません。料金はノード時間あたり0.017USD(約2円)となります。ここで細かい料金については割愛します。

AWS OpsWorks スタック

AWS OpsWorks スタックとは、AWS上のアプリケーションとサーバーの管理サービスです。AWS OpsWorksスタックは、データベース、アプリケーションなどをスタックとして作成できます。Amazon EC2などを各レイヤーに設定したり、AWSのデータベースなど、その他サービスに接続させることも可能です。言語などのプログラミング、ソフトウェアの設定などのを自動化できます。

AWS OpsWorks スタックの料金

AWS OpsWorks スタックの料金体系は、ほかのAWSサービスよりもシンプルです。OpsWorksスタックを使用して作成したAWSのサービスに対して、料金が発生します。OpsWorksスタックの追加料金はありません。ただし、オンプレミスでOpsWorksスタックを利用した場合は、1時間当たり0.02USD(約2円)が発生します。別途初期費用などは発生しません。

まとめ

AWS OpsWorksについてまとめましたが、いかがでしたでしょうか。現在の環境にあわせて必要なAWS OpsWorksのサービスを利用することで自動化をフル活用できます。この記事がAWS OpsWorksの導入の手助けになれば幸いです。

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