AWS インスタンス作成

【初心者向け】触って覚える初めてのEC2ログイン!~AWS Linux編~

AWSとは簡単に言うとインターネットを通して、データやアプリなどを提供するクラウドサービスの一つです。Amazon Web Servicesの略で、文字の通りAmazonにより運営されています。

Webサーバを利用したい、ストレージ管理をどうにかしたい、でもコストも時間もかかる…そんな時に気軽に利用できるのがAWSです。Amazonが運営している大規模なネットワークをうまく活用し、部分貸ししている様々なサービスを私たちが一部借りるという仕組みになっています。物理的な道具も必要なく、一般的なサーバ立ち上げより大幅に時間とコストをカットできます。

この記事を読めばAWSのインスタンス作成までできる内容となっています。インスタンスというのはサーバ1つの単位みたいな概念でいいと思われます。

まず、アカウント作成です。

Amazonをショッピングや動画・音楽再生ツールとして利用している方は多いので、Amazonのアカウントをお持ちの方はもちろん既存のものでもログイン可能です。ただ、仕様や用途などを完全に理解していない状態で既存アカウントを使用すると色々と面倒な部分があるため、最初は新規で作成したほうが無難です。Amazonに登録していないメールアドレスがあれば簡単に新規アカウントを取得できます。

検索にて「aws」と入力すると、一番上に【AWS公式】と書かれたものが表示されるのでそれをクリックします。

AWSのトップページが表示されます。右上にあるオレンジ色の「無料サインアップ」をクリックします。※「無料でアカウント作成」や「アカウント作成を完了する」などの表記の場合もありますが中身は同じで、アクセス状況により表記が多少異なるようです。

「AWS アカウントの作成」画面が表示されます。

  • Eメールアドレス
  • パスワード
  • パスワードの確認
  • AWS アカウント名(サインインした時に表示される名前)

を入力して下部の「続行」をクリックしましょう。

続いて、連絡先情報入力です。

項目全て記入必須であり(企業名除く)、半角英数字のみ対応です。住所は英語表記になるので、正しい表記を調べて記入しなければなりません。

例:東京都 新宿区 西新宿1丁目2番地 新宿ビル301号室

→:301Shinjyukubiru 1-2Nishishinjyuku Shinjyuku-ku Tokyo Japan

また、種類にて「プロフェッショナル」か「パーソナル」の選択肢がありますが、企業として利用であれば「プロフェッショナル」にて企業名を登録です。個人利用の場合は「パーソナル」で個人名登録です。全ての入力が終わったら、下部「AWSカスタマーアグリーメント(利用規約)」を確認し、同意のチェックボックスにチェックを入れて、「アカウントを作成して続行」ボタンをクリックします。

次は、お支払い情報の登録です。

無料範囲内での利用ならもちろん請求はないので内容の間違いに気を付けて入力していきます。全ての項目の記入が終わったら下部「検証して追加する」をクリックします。

次は、本人確認です。

任意の電話番号を入力しましょう。「検証コードはどのように受け取りますか?」と上部に案内があります。テキストメッセージ(SMS)の場合は記入した番号にSMSで認証コードが送られてきます。私は今回、音声通話は選択していないためどのような案内かは未確認ですが、音声通話の内容を検索したところ記入した番号に電話がかかってくるのでその着信にてアナウンスに従い対応すれば問題ありません。※今回はテキストメッセージ(SMS)を選択した場合の流れになってます。セキュリティチェックも確認したら「SMSを送信する」をクリックして次へ進みましょう。

認証コードの入力です。前項目にて登録した番号宛にSMS認証コードが届いています。内容を確認し間違いのないように入力し、コードの検証ボタンをクリックします。

認証コードが問題なくパスできると本人確認終了となりますので、そのまま続行をクリックします。

そして、サポートプランの選択画面になります。

今回は無料のベーシックプランを選択します。企業や何かのシステムとして利用する際はサポートなども充実しているため、開発者プランやビジネスプランのほうが何かと安心です。プランは後からでも変更できるため、テスト用であればベーシックプランで良いと思います。

これでアカウント完成です。サポートプラン選択後下の画面に移行し、登録したメールアドレスに3通ほどメールが届きます。

ここからがインスタンス作成になります。

もう少しでLinux環境を操作できるようになります。上の画像の右上黄色いボタン「コンソールにサインインする」で先へ進みましょう。

 

登録時のメールアドレスを入力します。

登録時に作成したパスワードを入力します。

ログインが正常に完了すると、マネジメントコンソールという画面が表示されます。

左上の「AWS」の横にある「サービス」をクリックすると、AWSで使用できるサービスの一覧が出てきます。今回はコンピューティング内にある「EC2」を使います。EC2とはAWSサービスにて使用できるWebサーバの名称です。

ダッシュボードというページが表示されます。ここで最初に利用サーバの変更を行います。右上のアカウント名の横に地名が表示されており、デフォルトではオハイオにあるサービスセンタのサーバを利用しています。しかしネットワークといえど物理的にも近い方が速度も勝るため、選択肢の中の東京に変更します。何か理由がなければ、現在地に近いサービスセンタを利用したほうが良いでしょう。

そしてインスタンスを作成します。現在は「実行中のインスタンス」は0です。これをクリックして、その先のページの「インスタンスの作成」ボタンをクリックします。

するとOS選択画面が表示されるので、特にこだわりがない場合は「Amazon Linux 2 AMI」を選択がいいでしょう。これはAmazonが標準で用意しているLinuxのディストリビューションのひとつです。OS選択肢の右側に選択ボタンがあるので、使用PCのスペックに合わせてチェックを入れ選択ボタンをクリックします。WindowsやRed HatやCent OSもあるので、使い慣れたOSがある場合は好きなものを選びましょう。

次のページではCPUコア数やメモリの量など、OSの性能を選ぶことができます。性能がいいほど料金ももちろん高いです。その中でタイプ「t2micro」の緑で無料利用枠の対象と記載があるものがあります。これにチェックを入れて下部にある「確認と作成」ボタンをクリックします。

次のページでは選択した内容のスペックなどが一覧になっており確認ができます。ここで変更可の項目はありますが、特にこだわりがないのでそのまま右側下部の「起動」ボタンをクリックします。ストレージなどのスペックや仕様については起動後に色々と変更可です。

起動ボタンをクリックすると、「既存のキーペアを選択するか、新しいキーペアを作成します。」というウインドウが現れます。キーペアとは簡単に言えばEC2にログインするための秘密鍵です。上の選択肢にて「新しいキーペアの作成」を選択し、キーペア名に任意の文字を入力します。

そして「キーペアのダウンロード」をクリックすると「<任意で入力したキーペア名>.pem」というファイルをダウンロードするので、忘れずに大切な場所に保存しておきます。このファイルを紛失するとログインができなくなり、再度EC2とキーペアを作成し直す必要があります。分かるように大事に保管しておきましょう。

キーペアのダウンロードが終わったらキーペア作成ウインドウ下部にある「インスタンスの作成」ボタンをクリックします。

インスタンスの作成の間は1~2分程度時間がかかります。

少し待って右下にある「インスタンスの表示」ボタンをクリックして状態を確認しましょう。待たないでそのままインスタンス表示させても問題はありません。作成している様子が見れます。終わったら無事立ち上がったことになります。
無事起動したら「インスタンス状態」がrunningに変わり、ステータスチェックの「初期化しています」という表示が消えます。

これでやっとコンピュータが1台準備できた状態になりました。ただ中身はOSだけしか入っておらず空っぽです。用途により、DBを入れたりWebサーバを入れたり様々な可能性があります。

何もありませんがコンソール画面を開いてみます。

対象のインスタンスを選択し、上部にある「接続」ボタンをクリックします。「インスタンスに接続」というウインドウが表示されるので、接続先で「EC2 instance connect [ブラウザベースのSSH接続]」 を選択し、ユーザ名は変更せずにそのままで「接続」をクリックします。

やっとAmazonのLinux2が起動できました。

適当に「aa」と打ってみると、そんなコマンド知りませんと反応があります。

細かい設定などはだいぶ省き実施してませんが、起動できました。

~あとがき~

現段階では、インスタンス作成までやってみましたが、ここまで自分でやっただけで自信に繋がり気分が上がります。これから色々と勉強しながら操作し、自分がベストな環境を構築していきます。

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