EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)について

■はじめに

EC2は、LinuxやWindowsといった標準的なOSで、仮想サーバーを利用でき、また自動的にサーバーの構成とインストールを行うことができます。
ユーザーの必要に応じたスペックの変更ができるのもEC2の魅力になっています。継続して利用する際に、スペックの不足やディスク容量問題の対処も容易にコンビューティングキャパシティーであるため、長期的な運用することも可能です。
キーペアを使ったインスタンス専用のログイン情報は安全に管理されています。
手軽かつ安全に使えるという点でも、AWSでEC2が併用して利用さています。

■EC2について

EC2とは「Amazon Elastic Compute Cloud」の略称で、AWSで利用する事ができるシステムのひとつです。
AWS上に仮想サーバーを構築して自由に利用できるのが特徴で、クラウド環境において様々な役割を担ってくれます。例えば、今まではデータセンターで物理的なサーバーの構築を行っていたのが、Web上で仮想サーバーを構築することができますので、そのため業務の効率化をもたらすことが期待できます。
EC2では、仮想サーバーのことをインスタンスという単位で扱っています。
インスタンスには、様々な種類や性能があるため、ユーザー側が利用したい形で自由に利用することが可能です。またインスタンスを複数使って、仮想サーバーを分割することで、可用性や信頼性を考慮した運用が可能です。
インスタンスによって柔軟にWeb上のインフラ環境を構成することが可能なため、サーバーの増加が必要になった際の効率化をしやすくなります。インスタンスはコピーも削除も容易にすることが可能なため、業務のスピードを維持することが可能です。
また新規でサービスを開発する場合などは、このインスタンスの特性を利用することで開発までにかかる時間をより円滑に進めることが可能です。

■EC2の利用するメリット

AWSのEC2を利用することで、下記のようなメリットがあります。
・仮想サーバーで素早く構築できる
・変更できるサーバースペック
・柔軟に対応できるオートスケール
・従量課金制によるコストカット

「仮想サーバーで素早く構築できる」
物理サーバーはハードウェアの設定が必要なり、設定するまで時間がかかってします。
EC2ではシステムをクラウド上に構築することで、すぐに仮想サーバーを立ち上げることが可能となっています。
上記はスピードが求められるIT業界で絶大なメリットになります。

「変更できるサーバースペック」
仮想サーバーをテンプレート化や複製が容易にできるので、事前にサーバーを複数台を容易することで安定したサーバー運用が可能です。
また、システム障害が発生しても、負荷が分散を行うことでサーバー全体の稼働を維持することが可能なため、万が一の事態を備えながらサーバー運用が可能なっています。

「柔軟に対応できるオートスケール」
作業内容よって変動するスペックに対して、容易にサーバーのスペック変更できることが、サーバーを運用していくうえで大きなメリットにもなります。
CPU、メモリなど、サーバーの必要な台数も変更できるので、単純に容量を増やすことや、機能を分割したい場合にも柔軟に対応することが可能です。
上記の変更を物理サーバーで変更をしようとすると時間とコストが膨大に掛かってしまうため、柔軟に対応することができるEC2は魅力的です。
また、仮想サーバーを自動的に増減させることできるオートスケールという機能も備わっていますので、突発的なサーバーに負荷がかかることなっても、ある程度は対応することがEC2 では可能になっています。

「従量課金制によるコストカット」

基本的はEC2は従量課金制です。
サーバー運用にかかるにコストも上記の機能を利用することで、不要なサーバーを停止することが可能ですのでコストカットすることできます。
EC2には3つの料金形態は用意されています。簡単に紹介致します。

◆スポットインスタント
AWSの中で使われていないコンピューティングリソースをお得に利用することが可能です。条件はありますが、最大90%もの割引で利用することもできます。
コストを重視された利用する場合におすすめできます。

◆オンデマンドインスタンス
サーバーの利用時間によって料金が発生する形態です。
・これから利用する前に仮想サーバーの運用を試したい
・限られた時間、短い時間だけ利用したい
上記の利用方法で利用する場合におすすめできます。

◆リザーブドインタンス
稼働時間を事前に設定し、料金を先払いする方法です。
「インスタンスを利用し続けたい、予算が決まっている。」
先払いのため、従量課金でも安心して利用できます。

■まとめ

EC2には無料で利用できるものもあります。また従量課金ですので試してから、本腰を入れて仮想サーバーのシステムを構築することも可能です。
AWSを利用している方は、併用して利用する方が利便性が向上し、より柔軟な対応のできるシステムを作り上げることが可能になり、サービスを拡大することに繋がります。
今回は、EC2についてまとめてみました。この記事が参考になれば幸いです。

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