awsってなに?

皆さんはawsについてご存知ですか?ネット上で何度か目にしたことがあるかもしれませんが、私はこの記事を書くまで「Amazonがやってる何らかのサービス」というイメージだけでした。そんな、私と同じような方に少しでもawsについて理解を深めてもらうため、本記事でわかりやすく解説していきます。

はじめに

awsとは「Amazon Web Services」の略称で、インターネット小売大手のAmazonが提供しているクラウドコンピューティングサービスのことです。awsについて解説する前に「そもそも、クラウドコンピューティングって何なの?」と思う方もいるかもしれませんので簡単に説明いたします。

クラウドコンピューティングって何?

クラウドコンピューティングとは、インターネットなどのネットワークを経由してコンピュータ資源をサービスの形で提供する利用形態のことです。もっとわかりやすくいうとソフトウェアを持っていなくてもネット上で利用ができるサービスのことです。例として「Gmail」や「Yahoo!メール」を挙げるとイメージしやすいのではないでしょうか。通常ですとPCにソフトをインストールして利用しますが、クラウドコンピューティングでは、インターネットに接続できる環境であればデバイスを問わずサーバー上で提供している機能やサービスを利用することができます。

awsとは

Amazonが自社の膨大なデータを管理・分析する目的として、ITを駆使し構築したインフラやアプリケーションを2006年に一般公開したことがawsの起源となります。2019年時点のクラウド市場では、マイクロソフトやGoogleを抑え世界シェア3割以上を占めており、およそ190カ国で利用されています。awsといってもサーバを指す場合もあればデータベースを指す場合もあります。使用する場面や人によっても意味が異なるため、Amazonが提供しているサービスの総称だと認識すればよいでしょう。

メリット

awsが選ばれる理由について記載したので、まずはメリットとそれぞれの特徴を見ていきましょう。

低コスト

通常のソフトウェアなどであれば使用しないサービスも含めて定額で支払わなければなりませんが、awsは従量課金制のため、必要なサービスを利用したら利用した分だけ支払います。また、途中でサービスの追加や拡張も可能なため、固定費を変動費として扱えるのもメリットといえます。

継続的な値下げ

awsは2006年にサービスが提供されるようになってから早いスピードで規模が拡大しており、過去10年間において70回を超える値下げを行っております。利用者数が増え技術投資ができることでコストパフォーマンスの向上として反映されています。なお、値下げは自動で行われるため、値下げ交渉のような無駄な時間やコストも発生しません。

高いセキュリティ

クラウドサービスを利用するにあたり心配になるのがセキュリティの面です。awsが数百万もの顧客を抱えているなか、これまでの実績を支えてこれた要素の一つが強固なセキュリティであるといえるでしょう。国内規格であるISO27001やPCIDSSといった世界基準のセキュリティ規制に基づいています。また、セキュリティ専門のチームによる監視が365日間行われており、万が一利用者が不正アクセスやウイルスによる感染といったインシデントに気づかなくても、メール等による通知が行われるため安心して利用することができます。

代表的なサービス

awsでは165を超えるサービスを提供しております。その中でも特に利用されているサービスを簡単にまとめました。

・Amazon EC2

仮想サーバを作成・利用できるサービスです。ちなみに「EC2」とは「Elastic Compute Cloud」の略称で、Elasticは「伸縮自在、弾力のある」といった意味です。意味合いの通り、必要に応じてスペックを変更でき、数回クリックを行っただけでサーバを構築することができるので業務の効率化へつながります。

・Amazon S3

クラウド型のストレージサービスです。「業務で利用しているデータの容量が保存しきれない…」「大量のデータを分析できる媒体が欲しい…」といった際にS3を利用します。保存できる容量やファイル数に制限がないことや、99.9%のデータ耐久性が実現できるよう設計されているので、万一障害が発生してもデータを保護することができます。

・Amazon RDS

運用管理が不要のデータベースサービスです。MySQLやOracleといったデータベースが利用できる環境が既に整っているため、インストールやセットアップといった煩わしい作業を行わなくて済みます。また、プログラムの機能追加や修復などのバージョンアップ作業も自動化されるので手間が大きく軽減されます。

さいごに

さて、簡単ではありましたがここまでawsについて記述しました。記述した内容の他にもawsには低コストなサービスが豊富にあります。もっと詳しく知りたいという方はawsの公式サイトもあるので一度見てみるのも良いかもしれません。求めていたサービスが見つかることもあるかもしれませんね。最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。

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