【AWS】S3 Glacier特徴及び使い方について

AWS S3 Glacierの特徴・使い方をご紹介

【AWS】S3 Glacier には、アクセス時間及びコストのさまざまな要件を満たすために、アーカイブを取り出す 3 つの機能・使い方である[迅速]、[標準]、[大容量] があります。

[迅速]: 取り出しを使用してリクエストされたアーカイブは、通常 1~5 分以内に使用可能 となります。また不定期に発生する、アーカイブのサブセットに対する緊急リクエストの際にデータに迅速にアクセスできます。

[標準]: 取り出しの場合、アーカイブは通常、3~5 時間以内に使用可能 となります。

[大容量]: 取り出しを使用すれば、ペタバイト規模であっても、0.0025 USD/GB で、データの重要な部分にコスト効率良くアクセスできます。

また、【AWS】S3 Glacierは安全性と耐久性に優れ、きわめて低コストの AWS S3 クラウドストレージクラスで、データのアーカイブや長期バックアップという使い方もご利用できます。

特徴

・【AWS】S3 Glacierは、99.999999999%% の耐久性 を実現するように設計されおり、厳格な規制要件にも対応できるセキュリティとコンプライアンスの機能を提供しています。
ユーザは、毎月わずか 1 USD/テラバイトでデータを保存でき、オンプレミスのソリューションに比べてコストを大幅に削減できます。

・AWS S3 Glacierは、大量のデータをきわめて低コストでアーカイブすることができます。
これにより、「データレイク」、「分析」、「IoT」、「機械学習」、「コンプライアンス」、「メディアアセット」のアーカイブといったユースケースの為に必要なデータを保持するという使い方としてご利用できます。
【ご利用料金】料金は使用分のみで、最低料金や前払い料金はありません。

・AWS S3 Glacierでは、データは「アーカイブ」に保存されます。 アーカイブでは、写真、ビデオ、文書などのデータが構成可能です。
1 つのファイルをアーカイブとしてアップロードしたり、複数のファイルを 1 つの TAR ファイルまたは ZIP ファイルに圧縮して 1 つのアーカイブとしてアップロードすることが可能です。(※1 つのアーカイブの最大サイズは 40 TB です。)
AWS S3 Glacier に保存可能なアーカイブ数とデータ量に制限はありません。
各アーカイブには作成時に一意のアーカイブ ID が割り当てられますので、アーカイブのコンテンツはイミュータブルです。
よって、作成後のアーカイブを更新するという使い方はご利用できません。

・AWS S3 Glacier では、アーカイブを保存するためのコンテナとして「ボールト」を使用しています。
AWS マネジメントコンソールでは、ボールトのリストを表示する事がで可能です。
また、AWS SDK を使用して、「ボールトの作成」、「ボールトの削除」、「ボールトのロック」、「ボールトのメタデータのリスト表示」、「ボールトインベントリの取り出し」、
「ボールトのフィルタリング用タグ付け」、「ボールトの通知の設定」といった操作を実行するという使い方が可能です。
また、ユーザーに対して特定のアクティビティを許可または禁止するボールトごとのアクセスポリシーを設定することも可能です。
(※1 つの AWS アカウントでは、最大 1,000 個のボールトを使用することが可能です。)

・AWS S3 Glacierの新機能によってストレージクラスを使用したアーカイブアプリケーションの構築がこれまで以上に簡単になりました。
別のAWSリージョンにある S3 Glacier へのワンクリックでのデータレプリケーションも可能です。
Glacier→「S3 PUT」、Glacier → 「S3 クロスリージョンレプリケーション」、「S3 復元通知」、「S3 復元スピードアップグレード」の各機能は、業界標準の S3 API、
AWS ソフトウェア開発キット (SDK)、AWS マネジメントコンソールを通じて利用でき、アーカイブやデータ保護を行うワークフローやアプリケーションに簡単に統合可能です。

使い方の補足

1.AWS S3 Glacier内のの中で、データの整理方法

・AWS S3 Glacierでは、データはアーカイブとして保管されます。
使い方として各アーカイブに一意のアーカイブ ID が割り当てられるので、後でこの ID を使用してそのデータを取り出すことができます。
1 つのアーカイブにファイルを 1 つだけ入れることも、多数のファイルをまとめて 1 つのアーカイブとしてアップロードすることも可能です。
アーカイブのアップロード先はボールトです。ボールトとはアーカイブの集合であり、これを使用してデータの整理を行うという使い方が可能です。

2.保存可能データ量

【上限】

・AWS S3 Glacierに保管できるデータの総量の上限はありません。個々のアーカイブのサイズについては、40 TB までという制限があります。

【下限】

・AWS S3 Glacier に保管できるデータ量の下限はなく、個々のアーカイブのサイズが 1 バイト以上 40 TB 以下であれば保管できます。

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