AWS QuickSightの使い方について

AWS QuickSightの使い方について考える

AWS QuickSightとは?

最初に、AWS QuickSightとは、クラウド駆動の高速なビジネスインテリジェンスサービスです。

AWS QuickSightの特徴

完全マネージド型のサービスであるQuickSightでは、ML Insightsを含むインタラクティブなダッシュボードを簡単に作成して公開できます。ダッシュボードはあらゆるデバイスからアクセス可能で、アプリケーション、ポータル、ウェブサイトに埋め込むことができます。

AWS QuickSightのメリット

1.支払いは実際に使用した分のみ

QuickSightのセッション単位の料金は、ユーザーがダッシュボードやレポートにアクセスした場合にのみ支払いをします。初期費用、年間契約、使用していないユーザーに対する課金はありません。QuickSightにより、すべてのユーザーが必要とするデータに接続することができます。

2.探索、分析、コラボレーション

QuickSightはセルフサービスのビジネスインテリジェンス (BI) を提供するため、ユーザーおよびアナリストは、疑問の解決、コラボレーション、インサイト共有ができます。QuickSightを使用すると、お客様のユーザーは、データソースへの接続、データセットの作成・編集、分析の可視化、分析コラボレーションへの共同作業者の招待、ダッシュボードおよびレポートの発行などが可能です。

3.SPICE「Super-fast, Parallel, In-memory Calculation Engine (超高速で並列のインメモリ計算エンジン)」

QuickSightのインメモリ計算エンジンであるSPICEを使用すれば、大規模な超高速パフォーマンスを実現できます。SPICEはデータを自動レプリケートして高可用性を確保するため、数千人規模のユーザーが同時に、高速でインタラクティブに分析できます。さらに、その基盤となるデータインフラストラクチャの保護、時間とリソースの節約も実現します。

4.セキュリティとコンプライアンスの実現

QuickSightでは、数万人規模のユーザーに安全にダッシュボードおよびインサイトを配信できるセキュアなプラットフォームが提供されます。QuickSightは複数リージョンで利用可能で、冗長性が組み込まれていることに加え、ロールに基づくアクセスコントロール、アクティブディレクトリとの統合、CloudTrail監査、シングルサインオン (IAM、サードパーティー)、プライベートVPCサブネット、データバックアップといった一連の包括的なセキュリティ機能を備えており、ユーザーおよびコンテンツを安全に管理できます。

AWS QuickSightのユースケース

AWS QuickSightの使い方について簡単に説明していきます。

・インタラクティブなダッシュボードの提供

QuickSightのセッション単位の料金とサーバレスアーキテクチャでは、組織内のすべてのユーザーにインサイトを提供することができます。QuickSightでは、リッチでインタラクティブなダッシュボードをすべてのユーザーと共有できるため、データのドリルダウンや探索が可能になり、疑問への回答や適切なインサイトを得ることができます。

・インサイトを簡単に素早く取得する

QuickSightのML Insightsは、隠れたトレンドや異常値の発見、主要なビジネス要因の特定、タイムリーなアラートの提供、強力な仮説分析と予測の実行に役立ちます。これにより手作業の調査や分析にかかる日数が短縮されます。

・QuickSightダッシュボードでアプリを拡張

QuickSightでは、アプリケーションやウェブポータルにインタラクティブなビジュアライゼーションやダッシュボードを簡単に埋め込むことができます。ユーザーがこれらのダッシュボードにアクセスすると、実際に使用された金額に基づいて請求されます。QuickSight でダッシュボードを作成して公開後、AWSおよびQuickSight SDKを使用してシングルサインオンとAPIを使用し、アプリケーションにダッシュボードを埋め込みます。

・受信トレイに配信されるインサイト

通常とは異なるビジネスイベントが発生してもすぐに対応できるように、ユーザーはレポート、可視化、およびインサイトをすばやく取得する必要があります。QuickSightでは、設定したスケジュールに従って受信トレイに配信されるレポートを自動的に生成してスケジュール設定することができます。その結果、基礎となるデータを掘り下げて探索し、ビジネスパターンや傾向を見極めることができます。

まとめ

AWS QuickSightの特徴や利点、使い方を理解して、能率の良い作業ができるようQuickSightを活用してみてはいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です