RDS for MySQLについて

Amazon RDSとは

RDSとは、AWSが提供するものでクラウド上のリレーショナルデータベースのセットアップ、オペレーション、スケールが簡単になるクラウドサービスのことです。
また、ハードウェアのプロビジョニング、データベースのセットアップ、パッチ適用、バックアップなどの時間のかかる管理を自動化でき、容量の変更も自在です。その為、アプリケーションの開発に集中できるため高速なパフォーマンス、高可用性、セキュリティ、互換性をアプリケーションに実装できるようになります。
そして、RDSにはデータベースエンジンとして

・Amazon Aurora
・PostgreSQL
・MySQL
・MariaDB
・Oracle データベース
・SQL Server

の中から選択して利用することができます。
そして今回はその中でもMySQLを使用したRDS for MySQLについて紹介をしていきます。

MySQLとは

MySQLとは、オープンソースで提供されているリレーショナルデータベースの1つです。
MySQLは世界的なデータベース約8割のシェアを占めておりとても人気の高いデータベースです。

RDS for MySQLとは

RDS for MySQLとは、世界で最も人気の高いリレーショナルデータベースであるMySQLのデプロイを簡単にセットアップ、運用、スケールすることができるものです。
RDS for MySQLを使用するとコスト効率が高く、サイズ変更が柔軟にできるハードウェア容量かつスケーラブルなMySQLサーバーを数分で展開することができます。
また、RDS for MySQLではバックアップ、ソフトウェアのパッチ適用、モニタリング、スケーリング、レプリケーションなど、時間を要するデータベース管理タスクを管理することで、ユーザーはアプリケーション開発に注力することができます。

RDS for MySQLの特徴

RDS for MySQLの特徴としてはの6つの特徴があります。これらを1つずつ説明をしていきます。

簡単なデータベースの接続と起動

RDS for MySQLでは簡単にデータベースの接続と起動を数分で行うことができます。

高速で柔軟なストレージ容量

ストレージ容量は増やしたい場合にはすぐに追加で供給することができます。

バックアップと復旧について

RDS for MySQLでは、自動化されたバックアップ機能があり、それを使用することで最大35日間の間であればMySQLのデータベースインスタンスを復旧することができます。
また、ユーザーによって任意のバックアップが可能でこれはユーザーがバックアップを削除するまでRDSによって保存されます。

高可用性とリードレプリカ

AmazonRDSはMySQLデータベースの可用性と持続性を高め、プロダクションデータベースのワークロードに最適です。AmazonRDS リードレプリカを使用すると、読み取り頻度の高いデータベースワークロードに対して、1つのデータベースインスタンスの容量制限を超えたスケールアウトを伸縮自在に実行できます。

モニタリングとメトリクス

AmazonRDSでは、データベースインスタンスのAmazon CloudWatchメトリクスが追加料金なしで追加されます。また、拡張モニタリングでは、CPU、メモリ、ファイルシステム、ディスクの50を超えるメトリクスを使用できます。

隔離とセキュリティ

AmazonRDSでは、マネージドサービスとして、MySQLデータベースに対する高度なセキュリティサービスを実現しています。このセキュリティにはVPCによるネットワーク分離、KMSを利用して作成、制御されるキーを利用した保管時の暗号化、SSLによる転送データの暗号化が含まれます。

RDSの料金

RDSは従量課金か定額制を選択することができます。また、料金の簡単な仕組みとしては、RDSの本体の料金に加えて、データストレージの料金やデータ通信の際の通信量の利用料に応じて料金が発生します。

オンデマンドDBインスタンス

オンデマンドDBインスタンスでは、時間単位で、計算処理能力に応じて料金を払うシステムです。これによって、ハードウェアのプランニング、購入、維持に伴うコストや手間が省けるため安価な費用に抑えることができます。

リザーブドインスタンス

リザーブドインスタンスでは、1年契約または3年契約でDBインスタンスを予約でき、オンデマンドDBインスタンスの料金に比べて、大幅な割引を受けることができます。

最後に

RDS for MySQLを利用することで、データベースの構築や管理などのコストや手間を軽くすることができ、より良いデータベースの構築をすることができるようになります。料金の支払い方法もユーザーのニーズに合わせて設定することができるため使いやすく良いサービスです。クラウド化が加速している今のうちに勉強して使えるようにしておきましょう。

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