Amazon EC2のまとめ：初心者向け
項目
・はじめに
「Amazon EC2」に触ってみました。簡単お手軽にサーバーを建てられると聞き、やらいでかと飛びつきました。
始めるにあたってユーザーガイドや解説ページを読んでわかったことをまとめようと思います。
・AWS EC2とは
Amazonが提供するAWSの代表格としても名高い、「Amazon EC2」。その実態は、仮想サーバー構築用のウェブサービスです。
利用したい仮想環境をスペックに合わせてクラウド上にパパッと作ることができます。
また、公式ページで「利用料金は、インスタンス稼働時間またはデータ転送のような、お客様が実際に消費するリソースに対してのみ発生します。」となっている通り、環境をインスタンスとして複数作成して実行することもできます。
メールサーバー用、ファイルサーバー用などと準備することもできるようで柔軟な環境構築が可能です。
「Amazon EC2」は、インスタンスという単位で、サーバー環境を構築します。
このインスタンスにはタイプがいくつもあり、要求する環境のスペックに応じて選ぶことができます。
正直、種類がたくさんありすぎるので、どれを選べばいいのかさっぱりでした^^;
・インスタンスタイプってなんぞ？
さて、問題のインスタンスタイプです！選んだインスタンスタイプよって料金が変わってくるので、超重要。運用にかかるコストが変わってきます！
大枠のタイプ分類で「汎用」「コンピューティング最適化」「メモリ最適化」「高速コンピューティング」「ストレージ最適化」の5種類があるのですが、
料金のページを見ると、「AWS の無料利用枠には毎月 750 時間分の Linux および Windows の t2.micro インスタンスが含まれます (1 年間)。無料利用枠内に抑えるには、EC2 マイクロインスタンスのみを使用してください。」と書いてあります。
なので、深いことは考えず、「汎用」の「t2.micro」を選びました。
※詳細をちゃんと知りたい方は、「AWS インスタンスファミリー」もしくは「AWS インスタンスタイプ」などで調べると親切に解説してくれているページがあります！
・実際、どんな環境が作れるの？
記事作成時点で用意されているOSは、「Amazon Linux」「Windows Server 2012」「CentOS 6.5」「Debian 7.4」の4種類です。
Amazonの同梱ツールを使用することによって、独自のオペレーティングシステムをアップロードすることもできるそうですが、これについては深く追求しないことにしました。（汗
また、、ミドルについては、EC2 インスタンス上で実行するように設計されたものが用意されているようで、「AWS Marketplace」を参照せよとのこと。
・お金の話
「Amazon EC2」の料金プランは大きく3種類あります。
- オンデマンド
実行するインスタンスに応じて、コンピューティングキャパシティーに対して時間あたりまたは秒あたりの料金が発生します。
要は、使った分だけ払うプランです。 - リザーブドインスタンス
特定のアベイラビリティーゾーンにリザーブドインスタンスを割り当てると、キャパシティーが予約されるため、必要な時に安心してインスタンスを作成することができます。
すなわち、使用量が一定だったり、稼働時間が決まっていて動かす日時がわかっているようなアプリケーションは、オンデマンドタイプよりお得（最大75%割引）です。 - スポットインスタンス
「AWSクラウド内の使用されていないEC2キャパシティーを活用できます。」とのこと。
インスタンスを利用する時に、自分で設定したインスタンスを稼働させるのではなく、AWS上に既に存在している別の人のインスタンスを利用するシステムです。
オンデマンド料金と比べ最大90%の割引価格で利用できるので、独自の設定等が不要なのであればこれで良い気がします。
・おわりに
どうでしょうか、「Amazon EC2」を始めるにあたってのとっかかりになればと思います。
従課金性の使った分だけ料金を払えばいいサービスなので、月々の料金が読みずらいデメリットはありますが、それを補って有り余るメリットがあると思います。
「Elastic Compute Cloud」なだけあって、柔軟な拡張性やオンプレミスサーバーに付きまとうセキュリティの最新化などの手間もありません。
ざっくりとした「Amazon EC2」の紹介となりましたが、次があれば開始方法やどういったサービスが展開できるかなどもう少し掘り下げて紹介しようと思います。
