Azureの利点とは?
Azureとは?
Azure(Microsoft Azure)は、マイクロソフト社が提供するクラウドプラットフォームです。世界で多数の拠点があり、日本にも大阪・東京・埼玉を拠点として運営しています。また、各拠点に多くのサーバーが設置されており、各国内でサービスを提供しています。
それでは、Azureを利用することで得られる利点について記載していきます。
Azureの利点とは?
上記のような機能を備えているAzureですが、使用することの利点というのはどのようなところにあるのでしょうか?以下に「このような利点がある」という例を記載していこうと思います。
①物理的な場所の確保の必要性がない
クラウドサービスであるAzureを用いることで、物理的にサーバーを置く必要がなくなり、管理側の負担も減少する利点があります。仮想マシンなどのメンテナンス・更新作業はAzureの開発元であるマイクロソフトが行うので、その点の負担も軽減できます。
②データ容量や回線の増減が容易である
仮想化技術が基盤となっているAzureでは、インターネット上のブラウザの簡単な操作でストレージやデータベースの量を増やしたり、ネットワーク回線の増加も容易であることが利点にあげられます。
③コスト削減のための操作も容易である
Azure上で使用しなくなったネットワーク回線やストレージ、データベースの稼働を停止することが容易なのも利点です。というのもAzureは、使用したサービス量だけ費用を払う従量課金制が採用されています。また、使用上限を事前に決め、超過しそうであればメールなどでお知らせするサービスもあるので、コストを抑制しつつサービスを利用することができます。
④回線の速度が大きい
Azureを提供するサーバーは、世界の各拠点に存在し、日本にも3拠点存在しているため、海外のクラウドサービスを使用するよりも回線速度が大きいという利点があります。以前は海外のクラウドサービスが主流でしたが、やはり回線速度が小さいという部分が課題ではありましたので、その部分を解決した形になります。
⑤国内のデータは国内で留めることができる
以前であれば海外のクラウドサービスということもあり、海外にデータを保存するよりは国内にデータを留めておきたいというユーザーの意見もありました。拠点を各国内に数か所に配置することで、例えば日本で保存したデータを日本国内の拠点内で留めておく、ということが可能になりました。
⑥強固なセキュリティ
Azure上に保存されたデータは、多重構造のセキュリティによって守られています。加えて、サイバーセキュリティの専門家が常に監視・保守を行っています。また、ユーザー情報を徹底して管理しているので、物理的に被害が起きた時もデータをロックして、情報の流出を防ぎます。バックアップ機能も多重管理可能なので、万が一1拠点でデータが損失しても他の拠点へデータを保存できるので、復元も可能です。
まとめ
この記事ではAzureの概要と利点について述べてきましたが、いかがでしたでしょうか?
IT業界内外問わず、クラウドサービスが盛り上がっている世の中であり、また多種のクラウドサービスがあり、どれを用いるか悩むことが増えてくると思います。開発環境の構築時、クラウドサービスの使用を検討をする際、利便性や保守性、コスト管理に優れているAzureの使用を行うのはいかがでしょうか?使用するサービスによって料金設定も変化するので、使用される場合はコストと労力の比較を行ってからが良いかと思います。ご拝読頂きありがとうございました。