あらゆる場所からクラウドストレージを管理する、Azure ストレージエクスプローラーとは

あらゆる場所からクラウドストレージを管理するAzure Storage Explorer

Azure ストレージエクスプローラーはWindows、macOS、Linux のどこからでも
Azure クラウド ストレージを簡単に管理することができる無料ツールです。

ストレージエクスプローラーはAzure BLOB(画像や動画、音声、実行ファイル、圧縮ファイルなど)のリソース、Azure Storageのファイル、キュー、テーブルの管理に加えて、
データベース関連では、「Azure Cosmos DB」と「Azure Data Lake Storage」のエンティティのアップロード、ダウンロード、管理を行うことができます。
また、仮想マシン ディスクに簡単にアクセスし、「Azure Resource Manager」または従来のストレージアカウントのいずれかを使用して作業できます。クロスオリジン リソース共有規則の管理と構成を行います。

Azure クラウド ストレージの機能は?

■複数サブスクリプションの管理

ストレージエクスプローラーでは「Azure」、「Azure Stack」、「Azure Government Cloud」 の間での、すべてのストレージ アカウントと複数のサブスクリプションを管理できます。

また、以下のようにクラウド ストレージの管理が容易で生産性を向上させられます。
サブスクリプションの間で Azure Storage サービスのアカウントとリソースを接続し、効率的に管理することができ、「Azure Storage」、「Azure BLOB Storage」、「Azure Cosmos DB」、「Data Lake Storage」でリソースの作成、削除、表示、編集を行うことが可能です。

■直感的GUIでの管理

グラフィカル ユーザー インターフェイス(GUI)が直感的で豊富な機能がそろっています。たとえば、画面の文字列を拡大するズームや、「Black」と「White」の2種類のハイコントラストのテーマなどです。これによりクラウドストレージリソースを完璧に管理することができます。
直感的なインターフェイスを使用することで、データとリソースをシームレスに表示、検索、操作することが可能です。
また、Windows と macOS 上では複数のスクリーンリーダー(画面に表示された内容を読み上げる)オプションのアクセシビリティがサポートされています。
WindowsではNVDA、MACではVoice Overが推奨されています。

■オンプレミスまたはオフラインで作業

Azureストレージエクスプローラーでは、「Storage Explorer」を使用することにより、クラウドから切断している状態で作業できます。
また、ローカルエミュレーターを使用してオフラインで作業を行うことができます。ローカルエミュレーターは現在2種類をサポートしています。
Windowsのみの「Azureローカルストレージエミュレーター」と、Windows、macOS、Linuxのプラットフォームで利用できる「Azurite」です。
このように柔軟性があるため、生産性と効率の向上、コスト削減をおこなうことができます。

■データアクセスの管理

ストレージエクスプローラーでは、「クロスオリジンリソースの共有」と、「Shared Access Signature」などの信頼性の高いセキュリティ機能により、データアクセスをどこでも保護することができます。
また、複数のサインインに対して「ロールベースのアクセス制御(RBAC)」、「Azure Active Directory」、「接続文字列」などのAzureセキュリティ機能を使用し、常にHTTPS経由でAzureリソースに接続し管理することができます。

■業界最高レベルのAzureセキュリティ上で構築

ストレージエクスプローラーは以下のようなAzureの高セキュリティの環境上に構築することができます。
・サイバーセキュリティの研究と開発に年間10億米国ドル
⇒マイクロソフトは年間10億米国ドルを超える予算をセキュリティ研究開発に投資しています。
・3,500 人を超えるセキュリティ エキスパート
⇒マイクロソフトにはプライバシーとデータセキュリティの保護のために3,500人を超えるセキュリティエキスパートを配置しています。
また、ストレージエクスプローラーは書き込みデータを含むすべてのデータに「Storage Service Encryption (SSE)」を使用し、自動的に暗号化がなされています。
さらにリソース管理とデータ操作に「Azure Active Directory (AD)」および「ロールベースのアクセス制御 (RBAC)」がサポートされています。
ストレージエクスプローラー内のデータはSASでアクセス権を付与することが可能です。

Azure ストレージエクスプローラーはAzure持つ高度なセキュリティ保護の上でストレージを管理することができます。
Azureアカウントを持っている場合にはすぐに利用することができるので、検討されてみてはいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です