Microsoft Azureのサービスについて

はじめに

Microsoft Azureでは幅広いサービスが提供されています。この記事では主なサービスをご紹介していきます。

Microsoft Azureの主なサービス

仮想マシン

Microsoft Azure仮想マシンでは、Windows ServerまたはLinuxの好みのOSを選択し、サーバー環境を構築、利用できます。また、Microsoft Azure仮想マシンは、マイクロソフトのサーバー仮想化技術であるHyper-Vで実行できるOSイメージ(OSやアプリケーションを含むディスク全体のイメージファイル)をクラウド上のMicrosoft Azure仮想マシンでも実行できます。

クラウドサービス

Microsoft Azureクラウドサービスでは、Windows ServerがインストールされているHyper-Vベースの仮想マシンを用いたサーバーが提供されています。

クラウドサービスは、アプリケーション部分だけをクラウドサービスのパッケージファイルとして配置するだけで、OSやWebサーバーの構成、管理をクラウドサービスに任せることができます。そのため、開発者は、重要なアプリケーション、サービスの開発にフォーカスできます。

Webサイト

Microsoft Azure Webサイトは、Webサーバー機能に絞ったサービスです。好みのWebアプリケーション、サービスを容易に配置でき、その後のスケールアウトも伸縮自在に行えます。

モバイルサービス

モバイルサービスは、Windows8向けのWindowsストアアプリケーション、およびWindows Phone、iOS、Android向けのネイティブアプリケーションに対する、サーバー側インフラストラクチャーの開発やデプロイを簡単に行えることができる、MBaaS(Mobile  Backend as a Service)です。

SQLデータベース

SQLデータベースは、一言でいうとSQL Serverの機能をサービスとして利用できるものです。SQLデータベースを使用すると、使い慣れたツールとSQL Serverのテクノロジーを駆使して、クラウドにリレーショナルデータベースを迅速に作成し、拡張できます。

ストレージ

ストレージでは、データを保存管理するための領域として、データベース管理システム(DBMS)においてバイナリデータを格納する場合のデータ型のBLOB(Binary Large Object、)(ファイル形式)、テーブル(キーバリュー型ストレージ)、キュー(メッセージキューイング)といった形式のクラウドストレージ機能を提供します。

コンテンツ配信

Microsoft Azure CDNは、地理的にエンドユーザーに最も近い場所にあるサーバーにコンテンツ(動画や画像など)をキャッシュすることで、エンドユーザから見たパフォーマンスを最適化し、大容量のデジタルコンテンツをインターネット上で大量配信します。

メディア配信

メディア配信機能を提供するMicrosoft Azureメディアサービスは、マルチプラットフォーム(Windows/iOS/Android)向けに動画コンテンツ(HTML5/Flash/Silverlight)を配信するための機能を備えています。

アクセス制御

Microsoft Azure Active Directoryは、Microsoft AzureがIDプロバイダーとなり、クラウドアプリケーションに対してID管理機能およびアクセス制御機能を提供します。また、Microsoft Azure ACS(アクセス制御サービス)を使うと、FacebookやTwitterといったコンシューマー向けのIDを使った認証を、Microsoft Azure上のアプリケーションに簡単に統合できます。

サービスバス

Microsoft Azureサービスバスは、RESTなどのサービス呼び出しをリレーすることで、オンプレミスにホストされているWebサービスを、クラウド上のアプリケーションから簡単に呼び出せます。また、高度な非同期メッセージキューイング機能をサービスとして提供しています。

キャッシュ

Microsoft Azureキャッシュは、Microsoft Azure上に設置したアプリケーションから利用できるインメモリー(ソフトウェアを実行する際、使用するプログラムやデータのすべてをRAM上に読み込み、外部記憶装置を使わないこと)のキャッシュ機能です。データベースから読み込んだデータをキャッシュしておくことで、データベースの負荷軽減とアプリケーションのパフォーマンス改善を実現するために、よく使われています。

仮想ネットワーク

Microsoft Azure仮想ネットワークを使用すると、Microsoft Azure内で仮想プライベートネットワーク(VPN、プライベートIPアドレスで構築されたネットワーク)を作成し、インターネット越しにオンプレミスのネットワークとMicrosoft Azureのネットワークを同一ネットワークのように扱うことができ、安全にネットワーク接続ができます。

トラフィック管理

Microsoft Azure Traffic Managerは、(同一データセンターで実行されているか、世界各地に点在するデータセンターで実行されているかに関係なく)複数のMicrosoft Azureクラウドサービス・仮想マシン間でインバウンドのトラフィックを負荷分散できます。同じWebアプリケーションを異なる複数のMicrosoft Azureデータセンターに配置して、Traffic Managerでリクエストを分散することで、世界中のエンドユーザーからのリクエストを効率よく処理できます。

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