AzureをVPN接続で利用する場合の料金は?
はじめに
MicrosoftAzureは、マイクロソフト社が提供するクラウドサービスです。
今回は、そんなAzureにVPN接続する場合の料金について解説していきます。
Azureとは?
VPNの料金について解説する前に、まずはAzureとはどのようなものなのか簡単に解説します。
Azure(アジュール)とは、正式名称はMicrosoft Azureといい、マイクロソフト社が提供するクラウドプラットフォームです。
強力なサーバーが設置された世界55拠点に展開しているデータセンター、強力なWANバックボーンを持っており、クラウドプラットフォームとしてユーザーに提供しています。
日本では、東日本、西日本の2拠点を展開していて、国内の多くの利用者に利用されています。
VPNとは?
まずはVPNについて、どのようなものなのか確認しておきましょう。
VPNとは、Virtual Private Network(バーチャルプライベートネットワーク)の略で、直訳すると「仮想専用線」というような意味になります。
VPNを利用することで、ネットワーク上の情報を盗み見られたり改ざんされたりするリスクから守ることができます。
例えば、遠隔地に拠点がある企業の場合、拠点間の通信におけるセキュリティの確保は重要な課題になってきます。
しかし、専用線を引くと莫大なコストがかかってしまいます。
そんなときに利用したいのが、仮想専用線であるVPNです。
VPNは新たに専用線を引くのではなく、既存のインターネットを利用した仮想専用線であるため、専用線を引くよりも低コストで専用線と同じような使い方ができると重宝されています。
AzureにVPN接続する料金は?
それでは、VPNの料金について解説していきます。
VPNの料金は世界の地域ごとに定められており、日本国内では先程開設したように東日本と西日本で異なる地域として別々の料金が設定されています。ですが特に大きな違いはありませんので、今回は東日本の料金について解説します。
VPN Gateway使用料
データ転送料金
データ転送料金とは、データ転送容量によって課金される料金です。
Azure仮想ネットワークに接続する方法によって料金が異なります。
1.送信仮想ネットワーク間データ転送(サイト間VPN接続、VNET間VPN接続)の場合
Azureデータセンターに入ってくるデータは無料で、出ていくデータのみ料金が発生します。
2.送信P2S(ポイント対サイト)VPNデータ転送の場合
Azureバーチャルネットワークに入ってくるデータは無料で、出て行くデータのみ料金が発生します。
料金は、転送量ごとに変わり増えるほど割安になります。
まとめ
ここまでAzureにVPN接続する際の料金について解説してきました。
このように、AzureにVPN接続する場合の料金は、トンネル数やデータ転送量によって細かく決まっています。やや複雑なのでAzureを利用する際は気をつけましょう。