Azureのプランとその変更方法について

今回はクラウドサービスAzureのプランとその変更方法について簡単に解説していきます。

Azureのサポートプランについて

Azureには以下のプランが存在します。ここではそれらについて解説していきましょう。

1.エンタープライズ契約サポート

Enterprise Agreement(EA)、Enrollment for Education Solutions(EES)、Server Cloud Enrollment(SCE)、Microsoft Customer Agreement(MCA)の下でMicrosoft Azureのサービスを購入し、Azure、Azure GovernmentまたはAzure Germanyの契約を保持していてかつ、2020年7月1日から2021年6月30日までの条件期間に契約に署名しているか契約を更新している場合に利用できるプランです。

対象のユーザーは、Azure portalにログインして、「新しいサポート要求」をクリックして送信することで、ドロップダウンボックス内に利用しているサポートプランのサブスクリプションが表示され、45日以内にStandardサポートにアップグレードしてくれます。

2.Microsoft Azure EAスポンサーシップ

こちらはMicrosoftの裁量によって選択されたユーザーに対して、送信されるメールで招待されることによって利用することのできるサポートプランです。スポンサー プランの料金
は、公開済みの従量課金制料金を使用し、Azure EAスポンサー プランの使用量を計算することによって行われます。

Azure EAスポンサー プランが終了した場合には、プランの下にあるサブスクリプションは、合計累積使用率が使用状況の上限に達するか、終了日に達した場合のどちらかで行われ、元の Enterprise Agreement に自動的に変換されます。

3.従量課金

こちらはAzureでは標準的なプランになります。従量課金制料金に変更がある場合は、30日前までにメールで知らせてくれます。定期的にAzure Platformに新サービスが追加されることがあり、新サービスが追加され、サービスの使用に対して料金がかかる場合は、事前に知らせてくれます。

無料アカウントからのアップグレードした場合は、Azure無料アカウントの登録日から12ヶ月が経過するまで、引き続き特定の無料サービスを利用できますが、Azureの無料アカウントの一部として提供されたクレジットは自動的に継承されて、Azureの無料アカウントの登録日から30日後には失効するようになっています。

4.サポートプラン

こちらは元々付いているBasicサポートプランと月額課金によって提供されるサポートプランになります。月額課金によって提供されるサポートプランには、DEVELOPER、STANDARD、Professional Directがあります。それぞれ課金額が異なり、提供されるサービスのグレードも上がってきます。

5.無料アカウント

こちらはサインアップしてから最初の30日間だけ、利用することができるプランです。また、選択した無料サービスを12ヶ月間使用することも可能です。

ここまでで一般的なプランについて解説していきました。Azureには他にも、利用目的に応じたプランが存在しています。利用目的に応じて最適なプランを利用するようにしましょう。

Azureのプランの変更について

ここではAzureのプラン変更方法を操作を交えて解説していきます。

1.Azure アカウント センターにサインインし、従量課金制料金の個別サブスクリプションを選択します。

2.「別のプランに切り替える」をクリックし、現在のサブスクリプションから移行可能なオファーの一覧から、目的のオファーを選択します。何も表示されない場合は、移行可能なプランの一覧をチェックし、適切なメンバーシップを持っていることを確認するようにしましょう。

3.切り替え先のプランによって生じる影響について注意が表示される場合があるので、確認後、問題がなければ、「プランの切り替え」をクリックしてプロセスを完了します。これで新しいオファーに切り替えることができます。

ただし、以下の場合は、「別のプランに切り替える」オプションは表示されないので注意しましょう。

・従量課金制料金のサブスクリプションを持たない場合が該当します。別のプランに切り替えられるのは従量課金制料金のサブスクリプションのみ。無料試用版を利用している場合は、従量課金制にアップグレードする方法を確認が必要。別のサブスクリプションからオファーを切り替える場合は、サポートに問い合わせるようにする。

・最初の請求期間中である場合は、最初の請求期間が終わるまで待つ必要があります。

まとめ

・Azureには一般的な従量課金制以外にもプランが存在する。

・提供されるプランには従量課金制に対して追加で請求されるものから、標準的についているプラン、そして利用目的に応じたものがある。

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