Azureの請求に関して

皆さん、Azureについてご存じですが?既にAzureを利用している方にとって利用しているサービスがどのくらいの金額になっているのか気になりますよね。簡単に利用できる分管理を怠るといつのまにかとんでもない請求額になってしまう…ということも起こりうるかもしれません。今から利用する方の中には支払方法を確認してから始めたいという方もいるこのではないでしょうか。本記事ではAzureの請求書の確認方法や支払方法などに着目してお話をしていきます。

そもそもAzureとは

Azureとは、Microsoft社が提供しているクラウドサービスの一つです。AmazonのAWSやGoogleのGPCと並ぶクラウドサービス最大手の一角であり、日本だけでなく世界中で利用されています。多くの人が利用しているMicrosoft製品との連携や移行がスムーズに行えることやオンプレミスとの親和性が高いといった特徴があります。

支払方法について

AzureはAWSなどと同じくサービスを利用した分だけ支払う従量課金制
です。必要なサービスを利用した分だけ課金していく方法になります。使えば使うほど支払う金額が増えていくということですね。Azureで支払うには「クレジットカード」と「請求書払い」が利用できます。

クレジットカード

基本的にはクレジットカード払いとなります。プリペイドカードまたはバーチャルカードでの支払いはできません。

請求書払い

請求書受領後に特定の期日にまとめて支払う決済方法のことです。クレジットカード払いから請求書払いに変更はできますがMicrosoft社へWebフォーム経由で申請し与信審査を通過し承認を得る必要があります。請求書払いにした場合、請求日から30日以内に小切手もしくは銀行振込にて請求金額を支払う
ことになります。

請求書の確認方法

本題へ行く前に、Azureには請求関係の情報を管理、確認できる「Azure Potal」というシステムがあります。説明の中で頻出する用語ですので簡単に説明します。

Azure Potalとは、Azureで構築したアプリやシステム、データベースといった仮想化環境などを一元管理できる統合型コンソールです。プロジェクトごとのネットワークの負荷やデータベースの稼働状況を確認できるだけでなくデプロイまで構築、管理できることも大きな特徴の一つとなっています。Azure Portalでは請求額を確認でき、自動的に現在の料金が計算され月末までの使用料が見積られるといったことやリアルタイムのデータ使用料を確認することもできるため、請求金額に驚かされるといったこともなくなります。Azureを利用するのであれば活用すべきシステムです。

さて、請求書の確認方法ですが、ほとんどのサブスクリプションの場合は、Azure Portalからダウンロード、もしくはメールにて受信する方法があります。

個々のサブスクリプションの請求書ダウンロード方法

1.Azure Portalのサブスクリプションページへログインし、請求書へのアクセス権を持つユーザーとして自分のサブスクリプションを選択します。

2.請求書を選択し、ダウンロードボタンをクリック、PDF請求書のコピーをダウンロードし、請求書のダウンロードを選択します。

※使用できませんといったメッセージが表示される場合は下記が予想されます。

・Azureのサブスクリプションを開始してから30日以上経過していない。

・請求書がまだ生成されていないため、請求期間の終了を待つ必要がある。

・請求書を表示するアクセス権がない。Microsoft顧客契約を結んでいる場合、課金プロファイルの所有者、共同作成者、閲覧者、または請求書管理者のみ確認できます。

・無料試用版を使用している場合や、毎月のクレジット額が残っているサブスクリプションがある場合は顧客契約を結んでいないと請求書を取得できません。

また、CSVのダウンロードを選択して消費量と見積料金の日単位の内訳をダウンロードすることもできます。

サブスクリプションの請求書をメールで受け取る方法

1.Azure Portalにサインイン、コスト管理+請求を検索します。

2.請求書を選択、Azureサブスクリプションまたはサポートプランサブスクリプションを選択します。

3.請求書を電子メールで受信するを選択、請求書を電子メールで送信をクリックし同意します。

※請求書は優先する連絡先メールに送信されます。メールを更新するにはプロファイルの更新を選択します。

よくある質問

ここでは請求書に関して問い合わせが多いものについてご紹介致します。

Q.請求書の「請求先」を変更したい

A.請求先の情報はアカウントポータルに登録されている情報が反映されます。

【手順】

1.アカウントポータルにアクセス、ご利用のアカウントを使用してログインします。

2.対象のサブスクリプションを選択、概要ページが開いたら画面右の支払方法の変更を選択します。

3.編集を選択し変更します。

※会社名の場合は、ログイン後プロファイルを選択、詳細の編集より変更します。

Q.部署毎に請求書を分けられるか

A.請求書の異なる部門毎に契約を行えば可能です。

Q.請求日はいつ

A.Microsoftアカウントを作成後、初めての購入日がアカウントの請求日に固定
されます。例として、最初の購入日が1月5日であればその日以降購入する定期サブスクリプションに関しては毎月5日が請求日となります。

まとめ

ここまでAzureの請求書に関して紹介してきました。本記事を通して、請求書に関して調べる時間を業務へ費やすことができるよう参考になれば幸いです。Azureでは、サポート対応も充実しているのでどうしても解決できないといった場合には活用してみるとよいかもしれません。読んでいただきありがとうございました。

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