Azure App Serviceの料金プランについて

はじめに

皆様は「Azure App Service(以下、App Service)」というサービスをご存知でしょうか。今までにAzureを利用したことがある方はご存知かもしれませんが、App Serviceを簡単に表すならアプリやAPIのためのフルマネージドサービスになります。

App Serviceを利用すれば、クラウド内にアプリやAPIを迅速に構築することができます。WindowsやLinux上で実行される .NETやJava、Pythonも使用することができます。

本稿はApp Serviceのプランごとの料金について紹介していきます。

プランごとの料金一覧

OSはWindows、地域は東日本で料金を計算しています。

FreeとSharedのサービスプラン

FreeとSharedのサービスプランは、Azureの基本的な仮想マシンと同じレベルです。

インスタンスコア数RAMストレージ料金
F1共有(60 CPU 分円/日)1GB1.00GB無料
D1共有(240 CPU 分円/日)1GB1.00GB1.714円/時間

Basicのサービスプラン

Basicのサービスプランは、トラフィック処理が低く、トラフィック管理機能が不要なアプリ向けのプランとなります。

インスタンスコア数RAMストレージ料金
B111.75GB10GB9.912円/時間
B223.50GB10GB19.824円/時間
B347GB10GB39.648円/時間

Standardのサービスプラン

Standardのサービスプランは、実稼働で実行されることを想定して設計されています。

インスタンスコア数RAMストレージ料金
S111.75GB50GB13.216円/時間
S223.50GB50GB26.432円/時間
S347GB50GB52.864円/時間

Premiumのサービスプラン

Premiumのサービスプランは、実稼働しているアプリ向けに十分なパフォーマンスを提供するように設計されています。

インスタンスコア数RAMストレージ料金
P1v213.50GB250GB26.432円/時間
P2v227GB250GB52.864円/時間
P3v2414GB250GB105.728円/時間

Isolatedのサービスプラン

Isolatedのサービスプランは、ミッション クリティカルな処理を対象として設計されています。

インスタンスコア数RAMストレージ料金
I113.50GB1TB44.800円/時間
I227GB1TB89.600円/時間
I3414GB1TB179.200円/時間

App Serviceドメイン

カスタムドメインを購入することで、利用しているAzureのサービスに割り当てることができます。カスタムドメインはAzure Portal内で管理でき、使用できるドメインは「com、net、co.uk、org、nl、in」などがあります。

料金1342.88円(1年あたり)

Azure App Serviceの証明書

カスタム ドメイン用のSSL証明書は、Basic、Standard、Premiumのサービス プランで利用することができます。

APP SERVICEマネージド証明書標準SSL証明書ワイルドカードSSL証明書
料金無料7838.880円(1年あたり)33598.880円(1年あたり)

プランの一覧表

FREESHAREDBASICSTANDARDPREMIUMISOLATED
概要無料で試すことができます。開発/テスト用の環境です。開発/テスト専用の環境です。運用環境のワークロードの実行することができます。強化されたパフォーマンスとスケールが充実しています。ハイパフォーマンスやセキュリティに優れています。
料金無料1.714円/時間9.912円/時間13.216円/時間26.432円/時間44.80
Web、Mobile、API、API Apps10100無制限無制限無制限無制限
ディスク領域1GB1GB10GB50GB250GB1TB
最大インスタンス数最大 3最大 10最大 30最大 100
カスタム ドメインサポート対象サポート対象サポート対象サポート対象サポート対象
自動スケールサポート対象サポート対象サポート対象
ハイブリッド接続サポート対象サポート対象サポート対象サポート対象
仮想ネットワーク接続サポート対象サポート対象サポート対象
コンピューティングの種類SharedSharedDedicatedDedicatedDedicatedIsolated

まとめ

本稿ではApp Serviceのプランごとの料金ついて紹介してきました。App Serviceをうまく活用することで、クラウド内にアプリやAPIを迅速に構築することができます。App Serviceは多種多様なプランを用意しているので、ニーズにあったサービスを受用できることでしょう。

本稿が皆様のお役に立てれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございます。

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