Azure Mapsとは?日本のサポート状況について

Azure Mapsとは?

AzureMapsは、最新のマッピングデータを使用し、地理的なコンテキストをWebおよび、モバイルアプリケーションに提供する地理空間サービスです。

地域によって対象範囲が異なりますが、主に、複数のスタイルと衛星映像でマップをレンダリングするREST API、世界の住所、場所、および目的地を見つける検索サービス、ポイント間、マルチポイント、マルチポイント最適化などのルーティングオプション、トラフィックフロービューとインシデントビュー、リアルタイムでルートを計画し、輸送の代替モードに関する情報を要求するモビリティサービス、タイムゾーンと位置情報のサービス、ジオフェンシングサービスとマッピングデータストレージ、地理空間分析による位置情報インテリジェンスといったサービスが提供されています。
また、WebSDKまたはAndroidSDKを介して使用することができるため、開発者が、位置情報をAzureソリューションに統合するソリューションの開発とスケーリングを迅速に行うことが可能となります。

日本が対象の地理的範囲情報

天気サービス:レーダー タイル、現在の気象状況、天気予報、ルートに沿った天気などの詳細を返します。

  言語 衛星タイル 分予測、レーダータイル その他
天気

※その他:ルートに沿った天気、現在の状態、60分予測、6時間予測、および24時間予測APIが提供。

ジオコーディング:API 要求で、アドレスや場所の名前などの検索語句を指定でき、その結果を緯度と経度の座標として返します。

  市区町村レベル 注目ポイント(POI) 住所ポイント 家番号 街路レベル
ジオコーディング×××

トラフィック:交通の流れと事故の形式で交通情報を提供します。

  インシデント Flow
トラフィック××

レンダー:ラスタータイルとベクタータイルを使用してマップを作成、日本ではベクタータイルを使用した簡易版の表示ができます。

  ラスタータイルの統合 ベクタータイルの統合
レンダー×簡略版の表示○

ルーティング:ルーティングの対象範囲情報を提供します。例えば、検索クエリを使用することでA地点⇒B地点へのルートが返されます。

  ルーティング 交通量を含むルーティング ルーティングの追跡
ルーティング×××

モビリティ:公共輸送機関を利用して輸送経路を指定したり、公共輸送機関の最寄りの停留所を検索します。

  網羅範囲
モビリティ北海道、静岡、東京、稚内、山梨県

日本では上図のように、主に天気および、一部地域のモビリティ、簡易表示でのレンダー、ジオコーディングが対象範囲に含まれています。

日本地域でも活用できるサービス

天気

天気サービスを使用すると、レーダー タイル、現在の気象状況、天気予報、ルートに沿った天気などの詳細を返すことができます。
特定の座標位置の降水、気温、風力などの詳細な現在の気象条件や、日、時間、分、四半期単位での気温や風力などの天気予報(気温、風力、降水、航空品質、UV インデックスなど)を取得することが可能です。

モビリティ

モビリティとは、輸送経路を指定したり、公共輸送機関の最寄りの停留所を検索したりするなど、公共輸送機関機能を利用することができるサービスです。輸送の停留所、路線、スケジュールに関する詳細情報を取得できます。また、ユーザーは停留所や路線の配置、停留所、路線、サービス エリアのアラート、公共輸送機関のリアルタイム到着アラートやサービス アラートを取得することも可能です。
日本国内では北海道、静岡、東京、稚内、山梨県の範囲のみ対象ですが、AzureMapsモビリティサービスを利用できるmetro領域、領域に関する追加情報、近くの伝送APIの検索、指定された停止、行、または場所に対して、要求された数のリアルタイムの到着情報などを取得することができます。

ジオコーディング

ジオコーディングとはAPI要求で、アドレスや場所の名前などの検索語句を指定でき、その結果を緯度と経度の座標として返すことができる機能です。
日本では市区町村レベルに対応しており、ジオコーディングにて市区町村の場所名が表示されるようになっています。
また、注目ポイント(POI:Points of interest)の結果を要求することは可能であり、言語などの追加のクエリパラメーターと、国または境界ボックスによって重視される領域ごとの結果のフィルター処理がサポートています。
なお、アドレスデータ等、高精度な情報に関しては検索を行うことはできません。

日本国内向けにサービスを作成するにあたり他国で利用可能な機能と比較した際、サービスの充実度に差がありますが、日本のみならず海外向けへのアプリケーション展開はもちろん、日本国内向けのサービス範囲内で必要な機能を選択し活用することが可能です。
マッピングデータを活用する際は、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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