Azureで提供しているプラットフォーム
はじめに
皆さんはプラットフォームと聞いて何を思い浮かべますか?プラットフォームと一括りに言っても場面ごとに何を指すか変わってきます。この記事ではそもそもプラットフォームとは何なのか、場面ごとに指すものが変わるというのはどういう事か、そしてMicrosoft Azureにおけるプラットフォームとはどのようなものなのかをまとめていきたいと思います。まずはプラットフォームについて簡単にご説明いたします!
プラットフォームとは?
プラットフォーム(platform)とは日本語に訳すと駅のホームや足場や土台など何かの基盤となるもののことを指すワードのようです。電車を運用するためにはまず駅がないといけませんよね。家を建てるとなれば丈夫な土台、作業員の足場が必要です。ここで冒頭で書いた「場面ごとに何を指すか変わる」ということについても触れていきましょう。先に例にあげた電車、この例の場合プラットフォームは駅のホームのことを指します。また家を建てることについては、家に対するプラットフォームは土台、作業員に対するプラットフォームは足場になります。つまり作業するにあたって「これが無いと始まらない!」というのがプラットフォームです。以下に場面ごとに指されるプラットフォームをまとめますのでイメージだけでも掴んでいただけたらと思います。
場面ごとのプラットフォーム
コンシューマーゲーム(家庭用ゲーム)のプラットフォーム
こちらのプラットフォームにはPlayStationやファミリーコンピューター、ゲームキューブ、ニンテンドーSwitch、Xboxなどが挙げられます。家でテレビにつないで遊ぶビデオゲームを動かす上で必要ですよね!
オンラインのプラットフォーム
こちらは検索エンジンやブログ、SNS、ソーシャルメディアのことを指します。例としてはGoogle、Twitter、YouTubeなどが挙げられます。インターネット環境があってもインターネットで何かをする場合、環境だけでなく様々なサービスが必要になります。アカウントを作成すれば無料で使えるので無意識に使っていますが実はプラットフォームなんですね!
OSのプラットフォーム
私たちが使っているハードウェア、パソコン、スマホ。これも実はプラットフォームなんですね!パソコンを使用する場合WindowsやMacなど呼び名があると思いますが、これはパソコンにOSを搭載したものでありOS抜きの本体だけでは上手く動きません。スマホの場合もそうです、AndroidやiOSなどのOSを搭載しています。ちなみにソフトウェアの場合、各OSがプラットフォームになります!
Azureのプラットフォームについて
どうでしょうか?何となくイメージを掴んでいただけていたら幸いです。ここから本題のAzureのプラットフォームについてまとめていこうと思います。
Azureのプラットフォーム
Azureのプラットフォームについてですが、まず、Azure自体がクラウドプラットフォームです。他のクラウドプラットフォームにはAWSやGCPなどがあります。Azure、AWS、GCPは三大クラウドと呼ばれクラウド市場で大幅なシェア率を誇っています。そして、Azureが提供しているプラットフォームには二種類あります。PaaS(パース)とIaaS(イアース)です。基本的にクラウドサービスは三種類に分類されて、PaaSとIaaSの他にもう一つSaaS(サース)というものがあります。次に簡単にこの三つのサービスについてまとめます!
PaaS(プラットフォーム)
Platform as a Serviceの略です。開発環境まるっと利用できるサービスです。
IaaS(インフラ)
IaaSはInfrastructure as a Serviceの略です。クラウド上でVM(仮想マシン)を作成、利用できるサービスです。
SaaS(ソフトウェア)
Software as a Serviceの略です。パッケージ化されて販売されていたアプリケーションをクラウド上で利用できるサービスです。
Azureの製品
AzureではPaaS、IaaSを提供しているのですが、実際どのような製品があるのか三つだけご紹介します。
Azure 製品
・仮想マシン
WindowsとLinuxの仮想マシンを作成、利用できます。
・Azure IoT Hub
AzureとIoTデバイスの通信を安全で確実なものにします。
・Microsoft Azure Portal
Azureのサブスクリプション 、課金管理、プラン変更などAzureを扱う上で欠かせないサービスです。
おわりに
ここまでプラットフォーム、クラウドサービスの説明、Azureの製品についてみてきましたがいかがだったでしょうか?プラットフォームのプラットフォームがあったりよく分からないところもあると思いますが、「確実にこれ!」というものもあまりないので何となくで覚えておくだけでも良いかもしれません。最後まで読んでいただきありがとうございました。