Azure SQLの価格について

Azure SQLの価格について

本記事は個人の意見であり、所属する組織の見解とは関係ありません。
ご了承ください。

ITエンジニアとして日常を過ごしていると、日々新しい情報が次々と登場します。
そんな中で、今回ご紹介するのは、Azure SQLの価格についてです。
Azureはマイクロソフト社が提供しているクラウドサービスですが、著者はAzure SQLの価格については
聞いたことはありましたが、詳細な内容は知りませんでした。
そのため、少しでも多くの読者の皆さまに知ってもらいたい且つ、備忘録も兼ねて今回記事にいたしました。
お付き合いいただければ幸いです。

SQLとは

SQLはデータベース言語の中で、最も普及している言語の一つです。
SQLは、「シークェル」または「シーケル」と呼ばれています。SQLという固有名詞であり、国際標準としてのSQLは、何らかの略語ではないと定義されています。
1970年代、IBMが世界初のRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)である「System R」を開発しました。
その操作を行う「SEQUEL(Structured English Query Language)」が、現在のSQLのベースとなっており、シークェルという読み方もここから来ています。
SQLが使用できるデータベースには、Oracle社のOracle Database、Microsoft社のMicrosoft SQL ServerやオープンソースのMySQLやPostgreSQLなどがあり、
それぞれ異なるデータベースエンジンを搭載していますが、どれもSQLで操作可能です。

Azure SQLとは

Azure SQL Database は、SQL データベースサービスの Azure SQL ファミリの一部で、クラウド向けに構築されたインテリジェントでスケーラブルなデータベースサービスであり、
AI を利用した機能によりピーク パフォーマンスと耐久性を維持します。サーバーレス コンピューティングと自動的にスケーリングするハイパースケールのストレージ リソースで、
リソース管理を気にすることなくコストを最適化します。

Azure SQLの価格について

今回はSQL Database サーバーレス コンピューティング レベルの価格をご紹介いたします。
公式サイトを見ると以下の通りでした。

・Gen 5

Gen 5 論理 CPU は、Intel E5-2673 v4 (Broadwell) 2.3 GHz、Intel SP8160 (Skylake)、および Intel Xeon Platinum 8272CL 2.5 GHz (Cascade Lake) の
プロセッサをベースとしています。Gen 5 では、1 仮想コア = 1 ハイパー スレッドです。Gen 5 は、大部分のリレーショナル データベース サーバーに適しています。

最小仮想コア数 / 最大仮想コア数 / 最小メモリ(GB) / 最大メモリ (GB) / 料金

0.5 / 40 / 2.02 / 120 / \0.0162325/仮想コア秒(\58.4369/仮想コア時間)

・ストレージ

General Purpose レベルでは、プロビジョニングする Premium BLOB ストレージの料金が発生します。ストレージは、5 GB から 4 TB までの範囲で構成できます (増減は 1 GB 単位)。

GB/月で\12.88

・バックアップストレージ

既定では、データベースの 7 日分のバックアップが RA-GRS Standard BLOB ストレージに保存されます。リテンション期間は最大 35 日間に増やすことができます。破損または削除したデータベースは、
その期間内であれば任意の時点に復元できます。このストレージは、毎週の完全バックアップ、毎日の差分バックアップ、その間に行う頻繁なトランザクション ログ バックアップによって使用されます。
バックアップ コストは、データベースのサイズ、変化率、設定済みのリテンション期間によって異なります。
データベース サイズに等しいバックアップ ストレージ容量が、追加料金なしで提供されます。これを超えるバックアップ ストレージの使用については、月あたりの GB 数で請求されます。

RA-GRS/\22.400/GB/月

まとめ

Azureは、クラウンサービスなので、業務環境とニーズがマッチすれば、容易に環境を整えることができます。
料金面では、様々なプランが用意されているため、現場のニーズに応じて選択することができます。
IT業界の現在や今後先もクラウドといった環境に急速にシフトしていき、サービス利用者も増えていくと著者は考えます。
今回はAzure SQLの価格についてご紹介しましたが、他のAzureサービスと組み合わせて
利用すればもっと業務効率化や業務改善が図れるのではないかと考えます。
少しでも多くの読者の皆さまがAzureに興味を持っていただけたら幸いです。
機会がありましたら、IT技術の情報を読者の皆さまにまたお届けしていきたいです。

参考文献:
https://hnavi.co.jp/knowledge/blog/sql/
https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/sql-database/single/

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