Azure 負荷分散について

Azure 負荷分散について

本記事は個人の意見であり、所属する組織の見解とは関係ありません。
ご了承ください。

ITエンジニアとして日常を過ごしていると、日々新しい情報が次々と登場します。
そんな中で、今回ご紹介するのは、Azure 負荷分散についてです。
Azureはマイクロソフト社が提供しているクラウドサービスですが、著者はAzureの負荷分散については
聞いたことはありましたが、詳細な内容は知りませんでした。
そのため、少しでも多くの読者の皆さまに知ってもらいたい且つ、備忘録も兼ねて今回記事にいたしました。
お付き合いいただければ幸いです。

負荷分散とは

サーバー1台で多くのユーザーからのアクセスがあると負荷がかかり、サーバーダウンや通信ができなくなります。
その状況を防ぐためにサーバーの負荷を分散する負荷分散という仕組みがあります。

Azureの負荷分散について

Azureの負荷分散について以下にまとめました。

・アプリケーションの負荷分散の合理化

クラウド サービスや仮想マシン向けの組み込みの負荷分散機能を使うことで、数分で可用性と拡張性に優れたアプリケーションを作成できます。Azure Load Balancer は
TCP/UDP ベースのプロトコル (HTTP、HTTPS、SMTP) のほか、リアルタイムの音声、ビデオ メッセージング アプリケーションに使用するプロトコルに対応しています。

・アアプリケーションに高可用性と堅牢なパフォーマンスを提供

Load Balancer は、増加するアプリケーション トラフィックに合わせて自動的に拡張を行います。Load Balancer を再構成または管理することなく、アプリケーションで優れたカスタマー エクスペリエンスを実現できます。

・内部 Load Balancer

プライベート仮想ネットワーク内の仮想マシン間のトラフィックに内部 Load Balancer を使用するか、内部 Load Balancer を使用して、多層ハイブリッド アプリケーションを作成します。

・信頼性の高いアプリケーションの作成

Load Balancer は、アプリケーション インスタンスの正常性を調べ、正常でないインスタンスをローテーションから自動で削除し、正常な状態になったら元に戻します。Load Balancer を使うと、アプリケーションのアップタイムが向上します。

・ネットワークのセキュリティ保護

受信および送信ネットワーク トラフィックを制御し、組み込みのネットワーク アドレス変換 (NAT) を使ってプライベート ネットワークを保護します。ネットワークを保護するために、ネットワーク セキュリティ グループを Load Balancer と統合します。

・IPv6 を使用してリーチを拡大

負荷分散された IPv6 インターネット接続が、Azure 仮想マシンのネイティブ IPv6 エンドポイントまで到達します。ネイティブのデュアルスタック エンドポイントによって、規制上の要件を満たし、Azure ベースのサービスに接続される、急速に増加するモバイルのデバイス数と IoT 市場のデバイス数に対応できます。

Azure 負荷分散の価格について

Azure Load Balancer は、拡張性と可用性に優れたアプリケーションを構築できるネットワーク ロード バランサーです。Azure Standard Load Balancer では、使用した分に応じて料金が発生します。

価格の詳細を以下にまとめました。

STANDARD LOAD BALANCER / 料金

はじめの 5 ルール / ¥2.800/時間

追加ルール / ¥1.12/ルール/時間

インバウンド NAT 規則 / 無料

データ処理量 / ¥0.56/GB

サポートおよび SLA

・請求およびサブスクリプション管理サポート (無償)

・柔軟なサポート プラン (¥3,248 ~/月)。プランの選択

・お客様のサブスクリプションで実行されるアプリが、サブスクリプション期間の 99.99% 利用できることを保証します。SLA を参照する

まとめ

Azureは、クラウンサービスなので、業務環境とニーズがマッチすれば、容易に環境を整えることができます。
料金面では、様々なプランが用意されているため、現場のニーズに応じて選択することができます。
サーバーを運用していく中で、サーバーダウンや通信ができない状況になると会社の業績ダウンや利用者の信頼を失う結果に繋がります。
そのため、アクセス数が多い場合は負荷分散の導入は必須のものとなるでしょう。
IT業界の現在や今後先もクラウドといった環境に急速にシフトしていき、サービス利用者も増えていくと著者は考えます。
今回はAzureの負荷分散についてご紹介しましたが、他のAzureサービスと組み合わせて
利用すればもっと業務効率化や業務改善が図れるのではないかと考えます。
少しでも多くの読者の皆さまがAzureに興味を持っていただけたら幸いです。
機会がありましたら、IT技術の情報を読者の皆さまにまたお届けしていきたいです。

参考文献:
https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/load-balancer/

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