Azure Reposの機能と利用料金について

マイクロソフト社が提供するクラウドプラットフォーム「Azure」。
今回はAzureの数ある機能の一部である「Azure Repos」の機能とメリットを料金を交えてご紹介いたします。

Azureとは?

Azureとはマイクロソフト社が提供する「クラウドプラットフォーム」のことです。
仮想マシンをクラウド上に作成・利用したり、仮想マシンのOS事態をマイクロソフト社が管理してもらうサービスなどを提供しています。
世界に55もの拠点があり、膨大なサーバが設置されています。また、強力なWANバックボーンを持っているため、国内外を問わず多くの方が利用されています。

Azure Reposとは?

Azure ReposとはAzureが提供しているDevOpsのサービス群「Azure DevOps」の主機能の一つです。
「GitHub」などと同じようにソースコードなどの成果物の管理や、チーム内共有、バージョン管理などを行います。

機能と特徴①:バージョン管理

業務上で使用する機会がよくあるGitHubと同じように製造したソースなどを
誰がいつどの様に修正したのかを記録してくれます。

機能と特徴②:2種類のリポジトリ

Azure Reposでは「TFVC」をベースとするものと「git」をベースとしたリポジトリを提供しています。
プロジェクトの性質や特性に合わせてどちらを使用するかを選択することが可能です。

機能と特徴③:調査の簡易化

Azure Reposでは保存してあるソースコードを「クラス」や「変数」というくくりで理解しています。
そのため、コードを認識した検索が行えるようになっています。
その結果、調査を行うときなどに素早く該当箇所を見つけることが可能になります。

機能と特徴④:Gitクライアントへのサポート

Azure Reposでは他のIDEやエディターへのサポートが充実しています。
そのため、任意のIDEやエディター、GitクライアントからGitクライアントへ安全に接続しコードをプッシュすることが可能です。

Azure Reposを利用する場合の料金について

Azure Reposを利用する場合、「Azure DevOps Services(DevOpsサービス)」に加入するいつ用があります。
こちら毎月利用料を支払うモデルであり、必要な時に必要な分継続購入し、いつでも最新の環境を使用することができます。
Azure DevOpsを利用する際の料金にはいろんなパターンが存在します。

・始めるだけの場合

Azure DevOpsを始めるだけであれば、費用は掛かりません。つまり無料です。

・使用者に対する課金

Azure DevOpsにある3つのサービスBoards・Repos・TestPlansは使用する人数に対し課金が行われます。
Azure DevOpsは利用するユーザーを招待する形で利用します。招待した最初の5人は無料で利用することができます。
また、VisualStudioサブスクリプションを保有している方や、成果物を参照するだけのステークホルダーは無料で使用できます。
上記に含まれない「成果物を参照しかつ、Reposにソースコードを登録する開発者」にはBasicプランという課金が発生します。
また、先述の利用方法に加えTestPlansを利用するユーザーに対しては「Basic+Testプラン」という課金が行われます。

・コンピューティングパワーへの課金

余談ではありますが、Azure DevOpsには上記の課金方式とは異なる課金方式を持つサービスがあります。
こちらはPipelinesなどの人の手を介さない自動化された作業を利用する場合に課金が発生します。
ひと月に1800分までの稼働であれば無料になり、この時間を超過した場合に課金が発生します。

まとめ

今回はAzure Reposがどのような物で利用した際の料金についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
システム開発を行う上で必要な様々な機能を場合によっては無料で使用できる素晴らしいサービスであると感じました。
この記事を読んでくださった方にAzure Reposの様々なメリットや魅力が伝われば幸いです。

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