Azureのクレジット残高の確認方法は?
Azureのクレジット残高の確認方法は?
Azureのクレジット残高はAzure portalまたはREST APIで確認することが可能です。
顧客契約している課金アカウントでは、クレジットが課金プロファイルに割り当てられるようになります。
それぞれの課金プロファイルでは、請求書上の料金に自動で適用される固有クレジットが存在しており、このAzureクレジット残高を確認するには、以下のいずれかのロールが必要となります。
■クレジット残高を確認できるロール
○課金プロファイル
・所有者
→課金プロファイルに関するすべてを管理するロール
・共同作成者
→課金プロファイルのアクセス許可以外のすべてを管理するロール
・閲覧者
→課金プロファイルに関するすべての読み取り専用ビュー
・請求書管理者
→課金プロファイルの請求書を表示および支払い用のロール
○課金アカウント
・所有者
→請求先アカウントに関するすべてを管理するロールです
・共同作成者
→請求先アカウントに関するアクセス許可以外のすべてを管理するロール
・閲覧者
→請求先アカウントに関するすべての読み取り専用ビュー
※新しいクレジットがAzure portalに反映されるまでには最長で24時間かかることがあり、新しいクレジットを取得してもポータルに反映されない場合は、一定時間経過後にクレジットが表示されることを確認する必要があります。
Azure Portalでのクレジット確認
1: Azure Portalへサインイン
2: 「コストの管理と請求(Cost Management + Billing)」を検索
3: クレジット残高を追跡したい課金アカウントを「課金スコープ」ページで選択 ※1 ※2
4: 画面左側から「支払方法」を選択、「Azure クレジット」を選択
5: 「Azureクレジット」ページ内のBalance、クレジットの一覧、トランザクションを確認 ※3
課金アカウントスコープでAzureクレジットを表示し、かつ課金アカウントに複数の課金プロファイルが存在する場合、Azureクレジットページに課金プロファイルごとにクレジット概要を記載したテーブルが表示されるため、一覧から課金プロファイルを選択、「支払方法」、「Azureクレジット」を順に選択することで課金プロファイルの詳細が表示されます。
※1 課金アカウントの種類はMicrosoft顧客契約である必要があります。
※2 ユーザーが直近でアクセスした課金スコープはAzure Portalによって記憶され、次回アクセス時にそのスコープが表示されます。過去に「コストの管理と請求」にアクセスしたことがない場合、課金スコープページは表示されないため、その場合は適切なスコープになっているかの確認、Microsoft顧客契約の課金アカウントへのスコープ切り替えが必要になります。
※3 支払方法ページにAzureクレジットが表示されない場合、クレジットを持っていないか適切なスコープが選択されていない場合もあります。クレジットのある課金アカウントもしくは、課金プロファイルを選択する必要があります。
Microsoft顧客契約へのアクセスを確認する
契約の種類を確認することにより、Microsoft顧客契約の請求先アカウントへアクセスできるかどうかを判断できます。
1: Azure Portalに移動し、「コストの管理と請求」を検索し、課金アカウントへのアクセス権があるか確認
2: 課金スコープが1つの場合は、メニュー → 「プロパティ」を選択。請求先アカウントの種類がMicrosoft顧客契約の場合、Microsoft顧客契約の請求先アカウントへアクセス
3: アクセスできる課金スコープが複数個ある場合、課金アカウント列で種類を確認。任意のスコープの課金アカウントの種類がMicrosoft顧客契約の場合、課金アカウントにアクセス可能です。
クレジットの使用方法
クレジットはMicrosoft顧客契約の請求さきアカウントにおいて、請求書と支払い方法を管理する課金プロファイルに割り当てられます。
毎月の請求書は課金プロファイルに対して生成され、支払い方法を使用して請求書にたいする支払いを行うため、取得したクレジットにおいても、請求金額の合計に自動的にクレジットが適用され、支払う必要がある金額が計算されます。
Azure クレジット対象外の製品
なお、クレジット残高があった場合でも以下の製品は直接請求の対象になるため、注意が必要です。
・Canonical
・Citrix XenApp Essentials
・Citrix XenDesktop
・登録ユーザー
・OpenLogic
・Remote Access Rights XenApp Essentials登録ユーザー
・Ubuntu Advantage
・Visual Studio Enterprise (月払い、年払い)
・Visual Studio Professional (月払い、年払い)
・Azure Marketplace製品
・Azureサポートプラン