Microsoft Azureでできることとは?

はじめに

Microsoft Azureは、マイクロソフト社が提供しているクラウドサービスです。世界に多数の拠点を持ち、各拠点にサーバーを置くことでセキュリティやプライバシー面の保守の強化を行ったり、サービスの提供速度早めたりして、利用者が安全かつ快適に利用しやすい環境になっています。また、少数規模の人が利用するサービスから、大規模な人数がアクセスするような大規模なサービスにまで対応出来るよう、様々なサービスを提供しています。

Microsoft Azureが提供するものは、大きく分けるとSaas、IaaSの部分ではあるのですが、さらに細かく分けていくと以下の分野に分類されます。

  • コンピューティング(Webサイト、クラウドサービス、仮想マシンなど)
  • データサービス(テーブル、データベース、キュー、検索機能など)
  • アプリケーションサービス(メディア、テキストエディタ、スケジューラなど)
  • ネットワーク(仮想ネットワークの構築など)

上記以外にも対応しているサービスはあります。この記事では、Microsoft Azureを用いてできることについて、代表的なサービスを中心に記載していこうと思います。

Microsoft Azureを用いてできることとは?

Microsoft Azureが提供しているサービスは多岐に及びます。自分が使用したいサービスだけを選択して利用できることもMicrosoft Azureの利点になります。今回はその中でも良く用いられている代表的なサービスについて記載していきます。

①Azure Virtual Machines

Microsoft Azure上で稼働する仮想マシンを提供するサービスを利用することは、Azureのできることになります。仮想マシンをAzure上で構築した後、自分のパソコンと接続することにより、自分のパソコンと同じように操作をすることができます。ユーザーが使用したいソフトウェアなどを自由にインストールできる点も強みです。ただし、一部のインフラ整備は自分で行う必要があるため、少し負担はかかります。ちなみに、WindowsやLinuxなど、OSを自由に選択して利用することが出来ます。

②Azure App Service

Microsoft Azure上のアプリケーション実行環境であり、クラウドにアップロードするだけでアプリケーションを実行出来るようになるサービスです。こちらもAzureを用いることによりできることになります。上記のAzure Virtual Machinesと比較して、ソフトウェアのインストールに制限が設けられるなど自由度は下がりますが、Azureが責任を持って保守・運用を行うのでその点負担も減少します。

③Azure DevOps

Azure DevOpsを用いることで、開発者と運営側が協力して課題解決するためのシステムを提供することもAzureのできることになります。Azure DevOpsは複数のサービスで構成されています。その中での一部をご紹介します。

Azure Boards・・チーム内外問わず、作業の計画、管理、相談などを可能にするサービスを指します。アジャイル開発時には、非常に有用なツールになります。

Azure Pipelines・・多種の言語、プラットフォーム対応したシステムをを利用して、テストやデプロイの並列作業を可能にするツールです。

Azure Repos・・無料のプライベートGitリポジトリを入手し、コード変更の調整が容易になり、整合性も取りやすくなるため高い水準のコードを作成できるようになるためのツールになります。

④Azure Storage

Azure専用のストレージを提供することもAzureのできることになります。ストレージにはさまざまな種類のデータを保存することが出来ます。テキストやバイナリのような非構造化データを格納し、ファイルの共有なども可能になります。

⑤Azure Functions

Azure Functionsは、サーバーの構築をしなくてもプログラムを実行できるサービスになります。対応言語はJavaScript、Java、Pythonなどになります。プログラム実行時に必要なメモリですが、最初に設定する必要性はなく、システム開発途中でメモリの使用量が増加したとしても限度はありますが自動拡張してくれる機能も備わっています。

以上はほんの一部の機能であり、Microsoft Azureを用いてできることはまだまだあります。システム開発の際、どういったサービスを使えば作業の効率化を図ることができるか、システムにできることを増やしていくかを検討し、利用を進めていくのが良いかと思われます。

まとめ

Microsoft Azureを用いてできることを述べてきました。代表的なサービスだけ見ても、多種の機能と役割を提供してくれるサービスであることがわかります。自身の状況によって柔軟にサービスを利用できるので、必要な際は是非利用してみてはいかがでしょうか?また、Microsoft Azureには無料使用期間があるとのことなので、興味を持たれた方はまず無料使用期間を経由して今後の利用の検討をしてみてはいかがでしょうか?ご拝読ありがとうございました。

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