おすすめのクラウドサービス

はじめに

クラウドサービス(クラウドコンピューティング)とは、クラウドサービスプラットフォームからネットワーク経由でデータベース、ストレージ、データ共有等のさまざまな ITリソースを利用することができるサービスです。
個人向けのサービスから、法人向けの大容量サービスまで幅広く展開され、日々新しいサービスが生まれています。本記事ではおすすめのクラウドサービスとそれぞれの特徴についてご紹介していきます。

クラウドサービス導入のメリットって?

時間・場所を選ばずに作業が可能

従来のデータ管理とは異なり、スマートフォン・PC・タブレットなど様々な端末でデータの編集や閲覧が可能です。どんな場所・時間でもアクセスできるので働き方に柔軟性が生まれます。

低コストでの導入

多くのクラウドサービスでは導入費用が無料である事が多いです。従量課金制を採用しているサービスが多い為、事業規模や目的に応じて必要なサービスのみを受けることで、運用コストを必要最低限に抑えることができます。

複数人同時での編集・共同作業が可能

GoogleドライブやOneドライブなどのサービスでは、共有したシートをリアルタイムで互いに編集したり、コメントすることが可能です。
グループワークの効率化に最適な機能です。

データセンターの運用保守投資が不要

インフラではなく、ビジネスを差別化するプロジェクトに集中することができます。クラウドを利用することで、サーバーの設置、連携、起動といった労働が不要になり、専門知識を持った従業員もほとんど不要になります。それにより、人件費のカットにもつながるのでおすすめです。

クラウドサービス導入のデメリットは?

サービス終了のリスク

サービスを提供している会社が、倒産などでサービスの提供ができなくなってしまったり、ネットワーク障害やサイバー攻撃等でサービスを継続できなくなったりすることもあり得ます。それが場合によっては、データの紛失にもつながります。サービスの内容が企業向けなのか、もしくは個人向けかを見極めることに加え、サービスレベルや約款に留意することが必要です。

カスタマイズがしにくい

自社開発のシステムと違い、クラウドサービスは他社のサービスを利用する形になります。従って、自社の目的に応じて自由自在に仕様を変更することはできません。多くのクラウドサービスは、提供するサービスが利用する会社の状況に合わせてある程度設定できるようにはなっていますが、自社独自のシステムを開発して所有した場合と比較すると自由度が劣ります。

おすすめのクラウドサービスについて

①Dropbox

Dropboxは世界初のスマート ワークスペースと公式サイトでも謳っているように、クラウドサービスの分野においては老舗といえる存在です。特徴としてはデバイス・対応OS等、偏りがなく高い中立性が魅力として挙げられます。 クラウドサービスを初めて使う方にも扱いやすい操作性でおすすめです。

・対応OS
Windows・Mac OS・Linux・iOS・Android
・有料プラン
1TB:1296円/月または1万2960円/年 2TB:2799円/月または2万7990円/年
・無料で使える容量
2GB

②Googleドライブ

Androidのスマホやタブレット、あるいはブラウザーにChromeを使用していて、Gmailも利用しているという人は、Googleドライブがおすすめです。Googleのサービスとの連携が容易で、無料で使える容量が15GBと最大です。写真は「高画質」設定なら無制限に保存ができ、有料コースも豊富なために余計なコストを払う必要がありません。ドライブ上でドキュメントやスプレッドシート、スライドなどのファイルを作成すると、共有だけでなく複数メンバーで一緒に編集することができます。

・対応OS
Windows・Mac OS・iOS・Android
・有料プラン
100GB:250円/月または2500円/年・200GB:380円/月または3800円/年
2TB:1300円/月または1万3000円/年・10TB:1万3000円/月
20TB:2万6000円/月・30TB:3万9000円/月
・無料で使える容量
2GB

③OneDrive

Windowsパソコンを使っているならおすすめなのが、マイクロソフトのクラウドサービスOneDriveです。Windowsユーザーならすぐに使えて、スマートフォンやオフィスソフトとの連係も可能なのが特徴です。「オフィス365ソロ」のユーザーには1Tバイトがセットされています。またWindows10には最初からOneDriveがセットされています。「ワード」や「エクセル」など、オフィスの文書を編集するのであれば、あらかじめスマートフォン用アプリも入れておくと便利です。画面が10.1インチ以下のスマホ/タブレットなら無料で利用可能です。

・対応OS
Windows・Mac OS・iOS・Android
・有料プラン
50GB:249円/月・1TB:1274円/月または1万2744円/月(※2)
・無料で使える容量
5GB

④iCloud Drive

iCloud DriveはiOS端末との連係が前提で、iPhoneやiPad・Mac製品をメインに使っている人向けのクラウドサービスです。現行のMacならプリインストールされているため、「iCloud Drive」をオンにすれば使用可能です。利用状況の確認や、どのアプリのデータを自動的にアップロードするかといった設定も、iOSの「設定」→「Apple ID」から行います。iPhoneからiPhoneへ機種変更する際も、iCloud経由で各種設定やデータ、写真などを移行できます。他社のデバイスとの連係が弱い側面がありますが、iCloudはそのまま使いつつクラウドサービスは他社のサービスを併用するという選択肢もおすすめです。

・対応OS
Windows・Mac OS・iOS・Apple TV
・有料プラン
50GB:130円/月・200GB:400円/月・2TB:1300円/月
・無料で使える容量
5GB

まとめ

この記事ではおすすめのクラウドサービスについて紹介させて頂きました。上記のサイト以外にも勤怠管理や総務に特化したものなど、さまざまなサービスが生まれています。専門知識がなくても使いやすいサービスが多いですが、全ての面で勝っているいるようなサービスはなく、デバイスやOS・使用目的に合わせて相性があるのでご自身にあったサービスを選ぶのがおすすめです。

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