サーバーエンジニア未経験者におすすめの資格8つ|仕事の流れとは?

サーバーエンジニアとは


サーバーエンジニアは、サーバー機器に関する幅広い業務を担当しています。サーバーエンジニアの仕事は、サーバーだけでなくOSやセキュリティの知識なども必要です。サーバーエンジニアのキャリアプランは、サーバーエンジニアとして経験を積んだ後で、より高度な内容を取り扱うネットワークエンジニアに転向するという人も少なくありません。

未経験でもサーバーエンジニアになれる?


サーバーエンジニアは、未経験者でも就職しやすい職業です。現在のIT業界は人材不足と言われており、実際の求人も未経験者を歓迎するという案件が少なくありません。ただしサーバーエンジニアの仕事は、サーバーに関する深い知識や対応力が求められます。就職する前にサーバーに関する勉強をしておくことがおすすめです。サーバーエンジニアになりたい人は、サーバーエンジニア向けの資格もあるため、受験してみてはいかがでしょうか。

サーバーエンジニアの仕事の流れ3つ


サーバーエンジニアの仕事は、大きく分けて3つの流れがあります。仕事の流れを紹介していきますので、未経験の人は特にチェックしてみてください。サーバーエンジニアとして就職すれば、問題が起きない限り自宅などで勤務する働き方も可能です。大きな仕事の流れを知っておくことで、実際にサーバーエンジニアとして働く際のイメージがわきやすいでしょう。

仕事の流れ1:サーバー構築

サーバーの構築は、サーバーエンジニアの主な仕事の1つです。クライアントがインターネット回線を使ったサービスを利用する際に、サービスを実行するシステムを作っていきます。クライアントがどのようにインターネット回線を使うのかなど、ニーズに応える必要があります。そのため未経験からサーバーエンジニアを目指す場合は、サーバーの知識だけでなくヒアリング能力を鍛えておくことも大切です。

仕事の流れ2:サーバー運用


サーバーの運用は、サーバーエンジニアが担当する業務の1つです。構築したサーバーが正しく動いているかを確認して、問題があれば即座に解決していきます。サーバーは実際に運用をしていると、外部から不正アクセスにあったり、クライアントが求めるような動きをしないという場合も少なくありません。サーバー運用は遠隔で対応できる場合もあれば、実際に現場で確認するケースもあります。

仕事の流れ3:サーバー保守

サーバーの保守は、サーバーが故障した際に解決する仕事です。サーバーのバックアップは、保守の仕事に該当します。サーバーの保守は、幅広い知識や経験が必要です。未経験からサーバー保守を担当するエンジニアを目指す場合は、資格取得を目指したり、現場で学ぶ必要があります。運用管理と保守は協力しながら仕事を行うため、コミュニケーション能力も求められます。

サーバーエンジニア未経験者におすすめの資格8つ


未経験からサーバーエンジニアを目指す場合は、資格を取得しておいた方が就職に有利です。サーバーエンジニア未経験者に最適な資格を紹介しますので、参考にしてみてください。資格があれば、未経験でも就職活動の面接などでアピールすることができます。資格は独学でパスできる種類もあれば、専門学校などで学ぶ方がいい難易度の高いタイプもあります。

おすすめの資格1:基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、経済産業省が認定する国家資格です。サーバーエンジニアだけでなく、IT業界で働く場合は取得しておきたい資格の1つです。国家資格ですので、未経験者にはやや難易度が高い資格です。マーク式4択問題や、マーク式技能問題が出題されます。過去問題を解いて時間配分などの練習をしてから望むことがオススメの試験です。

おすすめの資格2:Linux技術者認定資格「LPIC」


Linux技術者認定資格「LPIC」は、未経験者におすすめの技術者のスキルを認定する資格です。Linux技術者認定資格では、クラウド、システムアーキテクチャの知見、オープンソースのリテラシーの技術力を試されます。Linux技術者認定資格の認定は世界共通基準で認定されます。Linuxは日本でのインターネットサーバーでかなりのシェアを占めているため、知識があると役に立つでしょう。

おすすめの資格3:Microsoft認定資格プログラム

Microsoft認定資格プログラムは、世界的なIT企業Microsoftの製品に関する資格です。全世界で使える共通資格のため、今後世界で活躍することも検討している未経験者にもおすすめです。企業情報にMicrosoft認定資格プログラムの取得者数を掲載している企業も多く、就職する際に有利に働きます。難易度もさまざまですので、自分の実力にあった試験からスタートしてみましょう。

おすすめの資格4:CCNA


CCNAは、シスコシステムズ社が手掛ける試験です。サーバーエンジニアだけでなく、ネットワークエンジニアを目指す初心者におすすめです。正式な前提条件はありませんが、推奨される条件として1年以上のシスコソリューションの実装・管理経験や、IPアドレス、ネットワークの基礎知識を持つことなどが挙げられます。自分の実力を試したい未経験者も便利に利用できるでしょう。

おすすめの資格5:ITIL

ITIL資格は、世界共通の資格でシステムの運用管理を行う際に役立つ知識が学べます。未経験者はまず入門編のITILファンデーションの勉強からスタートすることがおすすめです。日本での受験者も多い資格です。ITサービス会社で就職する場合、ITIL資格が必須という場合も少なくありません。

おすすめの資格6:ITパスポート

ITパスポートは、経済産業大臣が実施する国家資格です。サーバーエンジニアだけでなくIT業界を目指す未経験は、取得しておくことがおすすめです。未経験の人でも独学で取得できる資格のため、IT業界の他の資格にチャレンジする前にベースとなる知識を付けたい時にも利用できます。年齢制限もない試験ですので、気軽に受験できます。

おすすめの資格7:オラクルマスター

オラクルマスターは、データベースの管理や運用に関する技術力を認定する試験です。難易度が複数ある資格ですので、未経験者は難易度の低いブロンズからチャレンジしてみてください。ただしブロンズであっても、容易には合格できません。実践を積みながら試験合格を目指してもいいでしょう。

おすすめの資格8:ネットワークスペシャリスト

ネットワークスペシャリストの試験は、初心者には難易度が高い情報処理技術者試験です。未経験で取得は難しいことが多いですが、幅広い仕事に役立つので勉強することをおすすめします。論述問題も出題されますので、文章力も試されます。講座や通信教育を上手に使って、合格を目指しましょう。

サーバーエンジニアとの違いとは?


サーバーエンジニアは、他のITエンジニアと混同されることも多いです。ネットワークエンジニアやインフラエンジニアと明確な違いがあるため、未経験者は就職する前に詳細をチェックしておくことがおすすめです。仕事内容がそれぞれ異なるため、自分の希望に合った職種に就職できるように求人情報欄の記載をしっかり確認してください。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、ネットワークの設計や運営を担当します。ネットワークとサーバーと仕事で取り扱う対象が大きく異なります。収入や待遇に大きな違いはないため、自分の興味がどちらにあるかで就職先を決めるといいでしょう。

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、物理的なインフラの設置を担当します。IT業界を支える大切な仕事ですが、人手不足が続いています。インフラエンジニアは、プリンタの設定、バージョンアップの設定などもおこないます。サーバーエンジニアに依頼するまでもない小さなサーバー設定も、インフラエンジニアが担当することが多いです。

サーバーエンジニアは未経験からチャレンジできる!


サーバーエンジニアは、未経験から業界に入り、活躍している人も多い職種です。知識を学び続ける必要がありますが、やりがいのある仕事と言えるでしょう。未経験の場合は、資格試験を通じて知識を増やしておくといいでしょう。未経験OKの求人も多いため、就職先を探しながら資格試験にチャレンジすることもおすすめです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です