Amazon WorkDocsの特徴とできる事

簡単に素早くファイルやコンテンツの共有したい方へ

近年インターネットの普及とテクノロジーの発達によりPCのファイルやコンテンツはローカルに保存するのではなく、クラウドサービスのクラウド上に保管することが増えてきたように思います。
また、最近ではコロナウイルスの影響により、在宅ワークという働き方が急速に広がってきたのでスピーディーにかつ安全にファイルやコンテンツを社員と共有したいという方も多いのではないでしょうか。この記事ではそんな悩みを解決し、ファイルのバージョン管理(変更履歴の確認など)も可能となるクラウドサービスAmazon WorkDocsについてご紹介していきたいと思います。

Amazon WorkDocsの特徴

Amazon WorkDocsはAmazonが提供する、コンテンツの作成、ストレージ、コラボレーション用の安全なフルマネージド型のサービスです。マルチデバイスからのアクセスに対応していてAWS内に一元管理で格納されるため、どこからでも、どんなデバイスからでもアクセスできます。

Amazon WorkDocsを使用すると、ファイルとフォルダーは他のユーザー及びグループに共有することができ、コンテンツの作成、編集、共有が簡単になります。
Amazon WorkDocsはAWS 上にビルドされるため、利用者のコンテンツは世界最大のクラウドインフラストラクチャで保護されます。
セキュリティ意識の高い多数の利用者の要件を満たすように構築されていおり、コンテンツは転送中であっても、保管時であっても暗号化されたりとセキュリティ面や高さも謳われています。
ユーザーや管理者のアクティビティ追跡を調べて、だれが何にアクセスしたかも確認できます。
また、Amazon WorkDocsはフルマネージド型サービスですので自社でサーバーやストレージを管理しなくてもAmazonが管理、運用しているサーバーやストレージを利用可能で様々なサポートも受ける事が可能です。オンプレミスのファイルサーバーを移行しするという手間は発生してしまいますがその後管理、運営をAmazonに委任することができるので人件費などのコストを大幅に削減する事が可能になります。

Amazon WorkDocs共有の流れ

先に記述したようにAmazon WorkDocsではファイルとフォルダーを他のユーザー及びグループに共有することができ、コンテンツの作成、編集、共有を行う事が可能です。コンテンツ共有をする流れは

  1. コンテンツの追加

    WorkDocs上にコンテンツをアップロード
    追加されたコンテンツはマイドキュメントに表示されこのコンテンツをダウンロードすることで編集や、共有が可能です。

  2. ユーザーの招待

    Amazon WorkDocsにアカウントがあるユーザーに対してと、アカウントがないユーザーに対しては手順が変わります。Amazon WorkDocsにアカウントがあるユーザーには、まず管理者ユーザーとしてAmazon WorkDocsに接続し、管理者メニューからユーザーの招待を選択します。ここで共有したいユーザーに招待メールを送り、氏名とパスワードを入力するとユーザーとコンテンツを共有する事ができます。
    WorkDocsにアカウントを持たないユーザーに対しては、ReadOnlyでコンテンツを共有する事が出来ます。
    プレビュー画面から、共有を選択し、コンテンツを共有したいユーザーのメールアドレスを入力すことで共有が可能になりますが、権限は[閲覧者]のみになってしまいます。

  3. フィードバックの追加

    編集したコンテンツやファイルに対して、フィードバック(コメント)をつける事が可能です。
    複数人でコンテンツのやりとりを行う場合、この操作によってバージョン管理を行う事ができ、ファイルに対して行われた履歴を確認することができます。

以上の操作を行うことで組織横断型のコラボレーションを行うことが可能です。
また、リアルタイムのアクティビティフィードを使用しサイト全体のコラボレーションアクションをファイル、フォルダ、ユーザー名で追跡できます。

Amazon WorkDocsの料金

Amazon WorkDocsの料金はアクティブなユーザーアカウントおよびストレージ使用量に対する従量制料金のみです。Amazon WorkSpaces のユーザーには、追加料金なしで WorkDocsへのアクセス権限が付与され、ユーザー1人あたり50GBのストレージが含まれます。このストレージは毎月およそ2.00USDの割引料金を支払うことで、ストレージを1TBにアップグレード可能です。
日本での利用の場合は記事記載時点(2020年4月)、リージョン:アジアパシフィック(東京)でユーザー料金/月 7.00USD (日本円にして約754円)です。

Amazon WorkSpacesまとめ

最後にAmazon WorkSpacesの特徴とできることについて簡単にまとめると

  • サーバー、管理についてのコストを委任できるフルマネージド型のサービス。
  • ファイルとフォルダーは他のユーザー及びグループに共有することができ、コンテンツの作成、編集、共有が簡単になる。
  • マルチデバイスからのアクセスに対応していてAWS内に一元管理で格納されるため、どこからでも、どんなデバイスからでもアクセスでる。
  • ユーザーや管理者のアクティビティ追跡やコンテンツのフィードバックができる。
  • コンテンツは転送中、保管時であっても暗号化されるのでセキュリティ面も安心できる。

となります。

こちらの特徴やできることについて、興味が湧いたのであれば是非導入をご検討してみてください。

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